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『GAMSHARA NEXT REVOLUTION』~新旧世代闘争勃発~ 観戦記

『GAMSHARA NEXT REVOLUTION』~新旧世代闘争勃発~ 観戦記

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『GAMSHARA NEXT REVOLUTION』~新旧世代闘争勃発~ 観戦記(2014年2月23日(日) 於:北九州パレス)

2月の観戦はこれだけ。授業スケジュールと観戦日程が合わなくて全日のジュニアトーナメントの決勝とドラゲーは行けず。でもそのおかげでがむしゃらの方には行けた。この奇跡だけは感謝せずにはいられない。ハウスイベント5年連続皆勤は継続中だし、このままいけるところまで行きたいなと思う。
さて世代闘争というのはプロ団体でもよくやっている手で、ユニット同士の抗争が息詰まると利用されるギミックではある。であるが、元祖である新日本(ニューリーダー対ナウリーダー)にしても、他団体のそれにしても一時的なもので長続きしたためしはない。そもそも時代を変えたいという思いでは一致しているものの、その利害関係だけでまとまった結束というものはもろく崩れやすい。なんでこの抗争も次のステージに移る前の過渡期の光景と思っていいのではないかと思う。

しかし、時代が変わる前にこの日の北九州パレスは大変なことになっていた。だいたい駐車場はそんなに広い方ではないので地元の方などは交通機関を使われることが多いのだが(まあ会場でアルコール入れる方は特に運転はご法度だし)なんせ地味に片道一時間かけて会場入りする私のような人間にとっては車は生命線である。ところが会場につくなり入り口は大渋滞・・・・。30分待ってやっと中に入ることができた。余裕もって3時にきておいてよかった。実はこの日パレスは大会終わってなお、結構な数の車がとまっていた。色んなイベントや習い事があるのはしっていたけど、ここまで手狭な事態が頻発するようだと、北九州市には本当なんとかしてほしいよなあと心から思った。まあそれをいうと海峡メッセだってあまり偉そうなこといえる施設ではないんだけど・・・・

で、さらに私も気温変化で急性胃腸炎になって倒れた今月、がむしゃら選手も例外ではなかったようで、実際に試合した人間も含め、結構な人間が体調不良になっていた。その上ダブルメインに出場予定のYASUもインフルエンザでダウン。この試合当日も昼は14度近くあって、打ち上げ終了時には4度近くまで気温が下がっていたので、これはやはり個人の体調管理が及ぶ範囲の問題ではないなと痛感した。やっぱ体冷やさないことは第一条件だなと。加えてこの時期の寒暖差は決してなめてはいけない。ましてや来月の勝山公園大会は紫川沿いにあり、3月末でもへたしたら底冷えがすることだってある。皆さんのご自愛をくれぐれもお願いしたいところである。

前説はBEE那須と急成長めざましいレッドシューズ古賀両レフェリーにダイナマイト九州。微妙な空気になったけど^^まあこれはいつも通り。アニスピガールズのライブはロウきゅーぶ!の一期OP「SHOOT」。これってfripsideの八木沼さんの曲なんでついつい「とある化学の超電磁砲」系の曲に聞こえてしまうんだけど、まあ名曲だからいいか。間奏のラップはどうするのかと思ってたらしっかり飛ばしていた^^

今回はここからドン・タッカーがドバイから飛行機で二時間かけて?登場。急いで搭乗したせいかジャケットを忘れていた^^;で、新世代軍ユニットが登場して決意表明すると、ベテラン軍が西城秀樹の「ヤングマン」に乗って登場。ヒール組はしぶっていたけど、DEAZELとGERONIMOはなぜか途中からノリノリで踊りだした。このノリが嫌いではないKAGが思わず混ざりそうになってあわててメンバーから止められる珍場面も勃発。鉄生と陽樹の仲は相変わらずだし、どうなることやら・・・・

第一試合
▼“ニコラス今中ジョリー"スランプ脱出チャレンジマッチ(20分1本勝負)
●ニコラス今中ジョリーvs○久保希望

いきなりだが、この日のベストバウトはこの試合。実はニコラス今中ジョリーは愛されている。もちろん厳しい目で周囲が見るのは彼がダメだからではなく、できるはずの人が能力を発揮しきれてないもどかしさを感じるが故、そしてそのことに当の本人がなかなか気づけない故でもある。周囲と本人の認識のずれ。それがニコラスのスランプの正体でもある。本人はきれいな技を多く出して見せることがお客さんのためだと盲信している部分があるように思えるんだが、実は当のお客はそんなことは求めてはない。ずれの最大のポイントはここになると思う。いくらきれいな技がたくさん決まってもそこに技を出す意味や、気持ちが入ってないと、感動はできない。「ああ、すごかったね」で終わり。それが今までのニコラスの試合だった。

しかし、今回のニコラスは何か期するものがあったんだろう。顔つきが今までと違う。そして、タイツも昔着用していた黒のものに戻していた。実はもうこれだけでお客には「今日のニコラスはやってくれるのではないか?」という期待感を持たせられる。事実私の中の期待値もぐーんと高まった。そしてそれはたぶん対戦した久保の中にも思うところがあったんだと思う。ニコラスの引き出しのすべてをあけていく方向で試合は進んでいった。ニコラスの蹴り自体は誰彼相手でも思いっきり蹴り飛ばすので対戦相手からも嫌がられる。しかし相手はプロ。しかも久保自ら「蹴ってこい!」と背中を突き出す。この燃えるシチュエーションにのらなければレスラーではない!はたして試合は大白熱。もちろん我慢大会ではないのでラリーだけではなく、久保の方にはニコラスのすべての引き出しを開けさせた上で勝つという強い信念がみられたし、二コラスもいつもの邪心が感じられない、無心さがあった。

決してプロレスに詳しい方ではないニコラスがまさかの奥の手、キャトルミューティレーションを出してきたときはさすがに驚いた。ポイズン澤田ジュリーが引退したのち、この技を使っているのはアイスリボンのくるみだけ(だと思う)という事情など無論知るべくもないだろう。しかしここで確実に今まで開かなかったニコラスの新たな引き出しがあいた!これは特筆すべきことである。そしてそれは確実に久保を苦しめていた。まさにニコラス今中ジョリーが殻を破った瞬間だったと思う。

そして誰が見ても電池切れ寸前だったにも関わらず、二コラスは最後まで勝負を捨てずに食らいついていった。それが大ニコラスコールを生んだ。そこには、かつて大谷に死ぬ気で食らいついて大感動を生んだ久保がその魂をニコラスに伝授しようとしてるように思えて、涙が出そうになった。ここがニコラスが愛されているといえる所以でもある。最後こそ力尽きたけど、5年間私がみてきて間違いなくこの試合は、ニコラスのベストバウトになったと思う。であるがゆえに最後に苦言を一つ。久保から受け継いだ魂のメッセージはとても尊いもの。それだからこそ昨年のように2月の対林戦というベストバウトから、だだすべっていくようなことをしたらこの試合の感動も台ナシになる。ニコラス今中ジョリーが本当に復活するためには今後の失速は許されない。そのことを肝に銘じて今後も闘って行って欲しいし、気持ちの伝わるレスリングを我々に届けていって欲しい。 

第二試合
▼新旧世代闘争タッグマッチ(30分1本勝負)
TA-KI&●ジェロニモ&DEAZELvs○陽樹&ジャンボ原&竹ちゃんマン

YASU欠場を受けて竹ちゃんマンが代理で入った形でカード変更があったこの試合、新世代対現世代(旧という言葉はどうも好きではないので勝手にいいかえたけど^^)に現タッグ王者が分かれて立つ。最大のウィークポイントはここだった。だがTA-KIはこのカードに納得がいかず、竹ちゃんマンを試合前に潰したと宣言。かくしてタッグマッチになってスタートしたのだが、当然現世代は全員がクレージークレバーなんで、TA-KIの介入はもう誰しもが予想した通り。しかも陽樹と原はタッグベルトで抗争した因縁のある間柄。タッグプレーはしてるものの、腹に一物もっているがゆえに連携もうまくいかない。しかし誰よりも天下取りに執心する陽樹の気合は並はずれたものになっていた。3対2でただでさえ窮地にたっているのに、そのピンチをことごとく脱していく。やはりこの中では上背もダントツで、いわばスーパーヘビーになる陽樹は、間違いなく次世代の逸材。そのことは疑いようがなかった。こうなってくると当初は疑心暗鬼ぎみだった原にも信頼感が芽生えてくる。後半の陽樹の怒涛の攻撃はやはりジャンボのサポートによる効果が大だったと思う。現世代のキャリアとうまさを勢いで跳ね返した新世代が卵パワーで気合の入ったGERONIMOを圧倒。むしろコンディションはいい方だったにも関わらず負けてしまったというのは本人的にも痛恨だっただろう。かくして第一の扉は破られた。果たして新時代の風景はあらわれるのか?

試合後、現世代についたTA-KIは「お前の思う通りになると思うなよ」と陽樹に絶縁を宣言。かくしてタッグ王者は空中分解。果たしてタッグベルトの行方は・・・・????

第三試合
▼がむプロおまけ試合プロ混じりの8人タッグマッチ(30分1本勝負)
ガムコツくん&ブラック☆スティック&●門司港戦隊レトロンガー&阿蘇山vsダイナマイト九州&蝶野GAM洋&パンチくん&○藤田ミノル

といったところで箸休めなこの試合。まるで一試合を闘い抜いたかのように朦朧としたレトロンガーと表情は読めないけどなんかテンパって忘れ物が多いパンチくんの二人が妙におかしかった。なぜか赤い三角コーンをかぶって阿蘇山の真似をしてるパンチくんに本物が後からはいってきて軽くびびらされる一幕があったかと思ったらその阿蘇山が蝶野に対戦要求したり、序盤から試合はカオス。

しかしレトロンガーや普段より疲れてる方がかえってとほほな感じが増して、今までにない味を出していたし、忘れ物が多かったパンチくんもそのミスをチャンスに変えるアドリブ力で試合を盛り上げた。レトロンガーの靴が地味に脱げるなど、笑いの神様も好意的だったし^^もともとプロレスにもヒーローにもそんなに造詣が深くないというマイナスポイントを全部プラスに転じられる能力があるんだから、やっぱできる人なんだよね。中身の人は。

蝶野も前回の汚名を返上すべく三人がかりでSTFを決めたり、黒のカステラとしての存在感は増していたと思う。本人的にはガムロの方がまだいいみたいだけど、この金はかけてるのにちっともゴージャスな感じがしないクオリティーはぜひまたみてみたい^^というか黒のカステラがどう進化していくのかも見守りたいところである^^

さてこの試合のあと、帰りかけていた藤田に鉄生とPTが現れ、鉄生が再戦要求をつきつける。何度でもやりたいという鉄生を軽くスル―した藤田に今度はボスのPTが鉄生をさしおいてしっかり対戦アピール。これを受け止めた藤田は快諾。かくして尊敬すべき藤田ミノルとの対戦権はマスクドPTがかっさらった。これが後の試合に影響を及ぼそうとは・・・・

ここで休憩。かねてより発案のあった震災復興プロレスを宮城県までがむしゃらプロレスが実際にいって試合をすることが決定との報が。日時も10月19日日曜と発表。これはすごい!東日本にがむしゃらプロレスが初進出!3年前から積極的に支援を続けてきたがむしゃらの一つの集大成になりそうな気がする。
第四試合
▼ダブルメインイベントpart1 新旧世代闘争タッグマッチ(60分1本勝負)
KAG大塚&○鉄生vs●NIKKY&マスクド・PT

で、公式戦では初となるPT対鉄生。昨年の道場開きで試験的に組まれたカードがこうしてメインの一角を担うまでになったことは確かにすばらしい。あれから一年でPTの牙城に迫るまでになった鉄生もまた新時代を背負ってたつ逸材には違いない。

しかし、現世代の代表格としてPTはすでに鉄生に心理戦を仕掛けていた。そう、藤田戦をかっさらったのは、「お前らに世代交代なんかさせないぞ」という意思表示でもあったのだ。だから激しい打撃戦の応酬に付き合いながら、心理的にたたみこんでいくPTはかつての同僚でもあったNIKKYを本当に手足代わりに(おかげでNIKKYのダメージは倍化していたが・・・)新世代を翻弄。

ところがここに一枚噛んできたのがKAGだった。同じユニットのNIKKYには動きを読まれてるきらいがあったものの、対戦経験がそんなにないPTに対しては体の小ささを逆に武器にして果敢にPTを攻め込んでいく。柔よく剛を制すあたりに今年のKAGはさらに化けそうな予感を感じさせた。

だが、やっぱ新世代は1人1人が闘っている感じがした。そこらへんが急造チーム同士とはいえ、意志疎通ができてないもろさみたいなものを感じてしまったのも事実。まあでも変に馴れ合うよりはずっと面白い展開ではあるんだけど。


第五試合
▼ダブルメインイベントpart2 新旧世代闘争タッグマッチ(60分1本勝負)
●TOSSHI&七海健大vsL.O.C.キッド&○SMITH

さてメインはチャンピオン同士のタッグ。10年間で一度組んだ位という超レアタッグである。しかもヒールとベビーの両方を経験したチャンピオンチームの牙城はそう簡単には崩せないかなと思った。確かに気合の入りっぷりでは新世代に分があったけど、やっぱ勝てそうな気がしないのだ。と思っていたら意外な組み合わせがまさかの展開を呼ぶことに!

だいたいヘビー対ジュニアという図式だとヘビーがジュニアの技を受け切って余力で叩き潰すという展開が定石なのだが、TOSSHIはそれを許さなかった。いや、本当は健大の方にスミスへの意地をもっとみせて欲しかったのだが、そもそもタッグ屋としての才能がいい方にも悪い方にも出てしまう健大の資質をTOSSHIはうまく利用しつつ、キッドをまず分断、そして孤立したスミスを2対2で攻めあげると健大のサポートももらいつつ徹底した足殺しでチャンピオンの顔を苦悶させていく。あわやギブアップ負けか?と思わせるほど執拗で徹底していたTOSSHIの足殺しはスミスの得意技のエクスプロイダーの威力も半減させてしまった。これは大金星といっていいだろう。

明るく楽しいプロレスがしたくてベビーターンしたスミスにとってヒール殺法はいわば封印した過去。おっとり刀で救援に来たキッドのラダーを使って攻撃することはチャンピオンとしては屈辱だったかもしれない。しかしなりふりかまわないほどに追い込まれていたスミスはラダーにも手を出して、ジュニアのTOSSHIを叩き潰しにきた。ここまでチャンピオンを本気にさせたという意味ではTOSSHIもしてやったりだっただろう。最後こそコーナーからのダイビングエルボードロップで3カウントをきいてしまったが、今日みた限り新世代で無差別シングルのベルトに1番近いのはTOSSHIなんじゃないかという気がしてきた。最後こそ名指しはしなかったが、薄氷の勝利だったことは、いつも余裕で興業をしめるスミスが終始疲れた表情を隠さなかったことでも証明できよう。

いや~、でもそれでも本気出したチャンピオンというのはなかなか手ごわい。追い込んだだけではベルトには手が届かないんだなというのが現実ではあった。戦績でいえば勢いをみせた新世代もメインの結果では正直失速しなかねない感じもした。すべてはこれからだなということかな?次は3月のイベントでスミスは仕事の都合で一日しかでないし、ジュニアのトーナメントには「でるかどうかわからない」と言い放ったし、ここでチャンピオンを逃がしちゃうと後々まで禍根を残しそう。藤田ミノルをめぐる争いも加えて混沌さを増した2014年のがむしゃらプロレス。どうなっていくうんでしょうかねえ?

ちなみに打ち上げ後の帰宅時にも工事渋滞にはまって結構帰りは遅くなってしまった。この日は渋滞に縁がある一日だったんだろうなあ。でも試合の心地よい余韻にひたっていられたのでイライラすることもなく無事帰りつけた。やっぱプロレスは面白い!
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DRAGON GATE@福岡・小倉北体育館~TRUTH GATE開幕戦観戦記(14年1月31日(金))

DRAGON GATE@福岡・小倉北体育館~TRUTH GATE開幕戦観戦記(14年1月31日(金))

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1月31日は15年前に闘龍門が日本へ逆上陸した国内旗揚げ記念日だったんだそうである。そういえばドラゲーとしては小倉での観戦は今回初。前回行ったのが闘龍門2000だからどんだけいってないんだ?^^行かない理由は明確で、テレビ西日本でTV放送があるドラゲーには希少価値が無い。下関でもみられる。それだけ。メジャー最大手の新日は北部九州・山口をあわせて年1回。ドラゲーは二カ月に一回。希少価値の差がわかるだろうというもの。

今回は下渡がむしゃら後援会長のご厚意で観戦させていただいた。会長、ありがとうございます^^

「ただでも行かない」と「ただだったら行く」という差はどこにあるのかなと思ったけど、やっぱドラゲーは試合スピードが速い。クオリティも悪くない。だから時間さえあえば行ってみようかなという気にはさせてくれる団体ではある。しかし、有料で見てる下関大会との差異をたくさん発見できたので、今回はそれと比較しながら観戦記を進めていこうと思う。体調悪いなりにかける観戦記もあるんで^^今回はそのバージョンです^^

そうそう、ドラゲーで開幕戦みるのもはじめてだな。いつも博多大会のあとにくる下関では選手が疲弊しまくっているのが如実にわかるのでその差もみてみたかった。

第1試合:サイバー・コング・Kzy VS ドン・フジイ・ドラゴン・キッド
×Kzy(12分35秒、バイブル)ドラゴン・キッド〇

もう、最近の抗争はいちいち情報拾わないので誰がどこに所属してるのか全く把握してない。ゴング前から吠えるサイバーはモモまでの黄色いショートタイツ。悪役なんだけど黄色?これは意外と新しい。そしてフジイさんの試合がみられるというのも何年ぶりだろう?

この第一試合を見てて思ったのは、リング下でセコンド業務してる若手が結構いるよなと言う点。博多はTV入る分地方大会の枠にはいれないけど、いわゆるハウスショーであるなら今までのドラゲーの「第一試合=つかみ」的な役割はもういらないような気がするので、彼らの試合を一試合組んで将来のスターをみる楽しみを我々に与えてはくれまいか?
そうすると無駄に疲弊したスター選手のつかみよりはぐっといいものがみられそうな気がする。新しいプロレスを標ぼうする団体が、従来型興業に回帰するのは勇気がいると思うけど、地方巡業のお客の前で試合するのって、後楽園やホームの神戸とは違う経験値になるはずだからだ。今後クレージーMAXのデビュー時を超えるような鮮烈な若手ももしかしたら生まれてくるかもしれないし。でも今は見慣れた安心感だけでカードを組み立てている感じしかしないから、冒険心が伝わらないのだ。

とはいえ、もちろんこの試合が悪かったわけではない。開幕戦だけあってみな動きも「キレキレ」だった。でもこれだと「いつものドラゲー」の域を出てないんだよねえ・・・人間は贅沢になれると要求だけは厳しくなってくるのである^^

第2試合
YAMATO VS 琴香
○YAMATO(11分40秒、ギャラリアから片エビ固め)琴香×

なぜか対戦カード発表で一番人気だったのがこのカード。琴香が九州出身だからということではなく、単純にドラゲーのお客さんも「新しい風景」に飢えている感があるのかなと思った。琴香にこそ!それを見せてほしいんだ、と自分は願っていたんだけど、新風景を見せようとしていたのはYAMATOの方だった。あのとってつけたようなナルシスキャラ以外はいたって真面目に嫌味な悪役に徹していたからだ。

YAMATOは手を差し出し正々堂々をアピール。悩んだ琴香は手を叩き弾いたが、YAMATOはロックアップから琴香を押し込みクリーンブレイク。再度のロックアップは琴香が押し込み嫌みたっぷりに胸を叩きブレイクするが、YAMATOはこれを拍手で称える余裕を見せると、セコンドの土井、ハルク、Kzyに対して「ワールドワンだ」と握手。琴香にも手を差しのべるが琴香はまたもや拒否すると、豹変。「大人しく握手してりゃいいんだよ」と制裁開始するといったあたりが、嫌味というより理不尽な感じもするんだけど、試合の主導権を必死で作っているYAMATOの努力は伝わった。

YAMATOはコブラツイストで絞めあげると、その体勢から叩きつける変形ストレッチボム
そしてコーナー際に追い込んだ琴香にフロントハイキック。怯まない琴香に「いい目してるな」と持ち上げる。このあたりもうまいところ。琴香はこれを張り手で逃れ、YAMATOを場外に出すとトペで追撃!琴香はさらにブレーンバスターからダイビングフットスタンプと連続で放ち、起き上がったYAMATOにランニングエルボーと、琴香にとっては唯一勝利のチャンスがあったかなという場面もYAMATOの余裕をかき消すには至らず。冷静にエルボーを叩き込み垂直落下式ブレーンバスターからギャラリアで3カウントをとったYAMATOは手鏡にうつる勝利者の姿[自分]に見ほれながら退場・・・でもこのキャラ長続きするのかなあ???

第3試合
T-Hawk・ヨースケ・サンタマリア VS ジミー・神田・Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン
×ヨースケ♥サンタマリア(12分38秒、インプラントからエビ固め)Mr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン〇

ミレ二アルズは昨年の下関ではまだ登場しておらず、今回が生では初観戦。やはり新しい光景に飢えているものからすると、期待値は高い。しかし、「Mr・キューキュー」コールはもう見飽きたというか、新鮮味がない。あれだけやってる「H・A・G・E」や「サイクリングヤッホー」なんかいまだに飽きないのにこの差はいったいなんだろう?

さて、ミレ二アルズがどういう立ち位置なのか?いまいち把握できないでみていたんだけど、ヨースケのキャラはメキシコのルチャドールにありがちなオネエキャラということでいいのかもしれない。やや下品ではあるが、このくらいの方が面白い。でも新風景かどうかというと、やっぱ散々そういうのはみてきてるわけだし、最近でいうとマキシモあたりとかと比べるとかわいそうだけど役者が違うんで、新しさはない。一方のT-Hawkにしても、かつていた近藤修司や今のサイバーコングの域には達してないパワーファイターという感じ。メキシコから逆輸入して一時CIMAまで加入させて売り出した割には、やっぱ新人の域をでていない、というのが私の現時点でのミレ二アルズの評価である。

試合は神田が玄人芸で流れを上手に作ってるなあというのだけが印象に残った。

第4試合
土井成樹・B×Bハルク
VS
望月成晃・Gamma
〇土井成樹(11分32秒、V9クラッチ)Gamma×

MAD BLANKEYの奇襲でゴング。戦場が場外戦になっていく。この日はベテラン軍が好調でGammmaは亡き冬木弘道ばりの奇声ストンピングをやっていたり、モッチーの蹴りも鋭さに磨きがかかっていて、土井・ハルクが若手にしか見えないくらい頑張っていた^^
だが、好事魔多しというか、つば攻撃にこだわったGammaが、それで墓穴を掘った感があった。セコンドのKzyがイエローボックスで援護すると、即座に土井が丸め込んで3カウントとってMBの勝利という結果に。まあでも土井の勝利は、「セカンド土井」時代なら大ニュースだけど、今ではフロックでもなんでもないからねえ^^意外と場外戦以外印象の薄い試合になったという結果の方が問題かもしれない。そういう意味では悪役ユニットとしてのMBにもまだなんらか改善される課題があるということなんだろう。

メインイベント・第五試合
吉野正人・鷹木信悟・戸澤陽
VS
堀口元気H.A.Gee.Mee!!・ジミー・ススム・斎藤“ジミー”了
〇鷹木信悟(20分12秒、MADE IN JAPANからエビ固め)ジミー・ススム×

戸澤がいつものようにコーナーに上がってアピールしたが、勢いで崩れおち金具にコメカミ?をぶつけてしまうというアクシデントが発生!ここで全部戸澤がもっていってしまった・・・・でも戸澤は正統派の方がいい感じはする。憎まれない悪役よりどじっこ?という立ち位置の方がなんか似合うというか^^

ここで今まで誰もマイクをもたなかったのだが、初めて吉野がマイクを持った。「小倉の皆さんこんばんわ!ノリがいいですね?ノリが良すぎて試合前にマイク持っちゃいましたよ。
まぁね、戸澤くんは先週体調不良で欠場してましたけど」とアピール。長く見てるとわかるんだがビッグマッチ明けのドラゲーの地方大会は全試合にマイクがあってしかも長い・・・でもまあここは戸澤がおいしいところを用意(偶然だけど)したので当然戸澤に話がふられる。「今は大丈夫ですか?」と問う吉野に「金具にぶつけたぐらいで(笑)」とかえす余裕すら見せる。

吉野はテーピングを外して堀口の頭部にダメージを与えると、斎了の“フリ”からターンバックルのマジックテープ部分で頭部を攻撃するおなじみの髪攻撃でも大活躍。それでも“H.A.Gee.Mee!!”を受けてコルバタで切り抜けた堀口がゴムパッチンを要求、ゴムこそ奪われたが堀口が外して吉野は豪快にこれを受け切った・・・・とはいえ、ゴムの長さはもう少し長くてもよかったかな?

一方サイリョウは「小倉で今年初のサイクリングヤッホー決めにいきましゅ…」と大事なところで噛んでしまうと吉野が起き上がっていた、というところでまたしてもサイクリングヤッホーは未完成?と思ったら優しい吉野がサイクリングヤッホーをかけさせてあげるという展開に。これに気をよくして油断した斎了にMONSTER EXPRESSが攻撃
ススムを倒し、コーナーに上がった戸澤だったが追走され雪崩式エクスプロイダーから斎了がダイビングボディプレスで反撃。しかし鷹木がカットでススムにパンピング弾。ススムも鷹木にジャンボを放ったが鷹木がMADE IN JAPANでサイリョウをふりきって3カウント!
試合後のマイクもなめらかで「よ~し小倉勝ったぞぉ!戸澤くん、コーナーから落ちた甲斐があったね。メイン勝てましたよ~!まぁね、小倉から始まって佐世保、博多と続きます。博多ではツインですか?3本のベルトが1本にならないようにね、いやぁね、小倉はノリがいいし女の人は可愛いしキレイだし、男の人はかっこいいし、小倉にどこに欠点あるんですか。」とどこの土地でもやってるんだろうアピールをやる吉野。でもこれがどの土地行ってもすらっといえちゃうところがドラゲーのスキルの高さと旅慣れてるメジャーの底力だと思うのだ。

吉野は「僕は両親が九州ですから、生まれは大阪ですけど九州は故郷に帰ってきた感じなんですよ」といって「ただいま~!」と会場にいうと「おかえり~」でかえされるアットホームな感じで幕が降りた。

メインはさすがにはずしなしというか、まあいつものドラゲーではあったんだけど、違うのはコンディションのいい時にみるとドラゲーは普通に面白い団体だなあということ。それは間違いない。割引券や招待券をばらまいて、次の有料集客につなげるのではなく、固定収入(割高なグッズ、囲い込んだファンクラブシステムなど)につなげ、コアなファンの囲い込みには成功してるドラゲーは団体としては成功してるんだけど、自分らみたいにかやの外にいる人間が足しげく通う要素がない。もっとあるとなおいいんだけど・・・・今のやり方だとプロレス界全体には還元されないよねえ、というのがドラゲーのシステムなんでメジャーの一翼を担う団体としてはどうしても物足らないし、年一回でいっか、という感じになってしまう。まあ、それでもいいというんであれば、何もいうことはないんだけど・・・・




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