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九州プロレスチャチャタウン大会観戦記(2014.10.26日 チャチャタウン小倉)

九州プロレスチャチャタウン大会観戦記(2014.10.26日 チャチャタウン小倉)

写真はこちらから

この日は北九州だけで三団体の大会があって、全部無料。華☆激は一般入場ができないので、自動的にがむしゃら(皿倉山)→九州プロレス二部のはしご観戦になった。いつもの九州プロレスのイベント試合なら間違いなく一部はばってんのシングルマッチになるはずだという読みは大当たりで、一部は玄海対ばってんというカードだった。内容は・・・特に興味もないのできいていない。というかばってんの一試合のために、がむしゃら三試合を犠牲にするメリットがないし。

14時半に皿倉山を降りて、15時半過ぎにチャチャタウンに到着。ついてみたらなんとこれが過去最高の入り!大概プロレス教室がはじまるタイミングで席が埋まり始めるのに、これはすごい。なんでも空いた時間にはリング上でミュージシャンによる弾き語り演奏もしていたらしい。こういう効果的な時間の使い方はとてもいいと思う。

ちなみに一部はめんたい体操+試合だったらしいが、二部はばってん先生によるプロレス教室+試合という組み合わせになっていた。

第二部:試合:筑前りょう太・○めんたい☆キッド 対 阿蘇山・●桜島なおき

玄海が中心になった玄武会はそもそも武闘派集団であって、ヒールとかベビーを超越したものという扱いだったはずだが、まあこうしたイベントではわかりやすい悪役が必要なんで、チープな悪役を担当することになる。顔もまあそれっぽいし、適役だとは思う。
本戦でもいっそこのくらいの振り切り方をして、ベビー人気は切り捨ててもいいとすら思うくらいに、試合に介入する玄海が実に活き活きしていたので余計にそう思えた。まあ、方向性からいって、めんたいや筑前のヒール転向はありえない話なんで(そこが逆に九州プロレスに閉塞感を感じる部分なんだが)こういう風に悪役をやってそれがハマっている人たちは、その仕事を全うすれば意外とシンプルでかつ面白くできると思うのだ。

玄海の度重なる介入に巻き込まれたケニーさんが一時レフェリング不能になると、自然発生的にりょう太コールやめんたいコールが起きる。これはとてもいい展開。そして、セコンドについていたばってんにも手を出す玄海。これに怒ったばってんはついに玄武会に逆襲。玄海の介入を阻止。筑前が阿蘇山をとめている間に、めんたいが桜島からめんたいスプラッシュでピンフォール!いや、べたな展開だけど面白かった。イベントはこのくらい振り切った方がみていて面白い。このシンプルさが、本隊興業にいかせるとなおいいのだけど。

試合後、勝っためんたいがしめるのではなく、大ばってんコールにつつまればってんが締めたのも新しかった。残念ながら試合日程がかぶっていて、今年はこれが九プロの見納めになったけど、満足のいく内容だった。あとは有料大会がどれくらいこういう成功をフィードバックできるかなんだけど。それはまあでもまたの楽しみにとっておきたい。

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がむしゃらプロレス秋の皿倉山 おにぎり早食い大会イベント試合観戦記(2014年10月26(日)皿倉山山頂広場(八幡東区)

がむしゃらプロレス秋の皿倉山 おにぎり早食い大会イベント試合観戦記(2014年10月26(日)皿倉山山頂広場(八幡東区)

写真はこちらから

この日は佐賀で佐賀プロ、博多でノア、北九州では華☆激(一般入場不可のいじめ撲滅プロレス)、九州プロレス、そしてがむしゃらプロレスと実に大興業戦争状態だった。なんかまるで東京にいるみたいだった^^取捨選択したあげく九プロの第一試合(13時開始)を捨てて、がむしゃらに行き、帰りに九プロの2部(16時開始)を見て帰るというルートにした。実は最初からそのつもりだったんだけど^^

で、この日は今年で二年目になる皿倉山イベント試合。一週間前に閖上地区の復興イベント試合をやって帰ってきたばかりのがむしゃらプロレスにとってはハードな日程。当然先週と掛け持ちしたメンバーもいるわけで、疲労度が心配だった。が、実は見に行くこっちも、プロレスどころではない事態が多発したおかげ(学院の倒産騒ぎETC…)で、かなり疲弊していた。そのせいかどうかはわからないが、二時間余裕を見て家を出たはずが、八幡についた時点ですでに30分押し。しかもシャトルバスがない!仕方ないので皿倉山のケーブルカー乗り場まで徒歩で向かうことに。途中の傾斜にへばりそうになりながら、なんとか汗だくで20分かけて急斜面を登って13時前に入り口に到着!ケーブルカーに乗って山頂まで行くと、ちょうどこれから第一試合が始まるところだった。

第一試合:
▼GWA無差別級タッグ選手権試合(30分1本勝負)
①【挑戦TEAM】●セクシーロージィ & 豪右衛門 vs【王者TEAM】 ○ダイナマイト九州 & パンチくん

この試合の選手コールの時に滑り込んだ。ああ、あぶなかった。昨年と違って曇天のため、地表より肌寒く感じる。それにしても無差別級タッグのベルトはいったいどうなってしまうんだろうか?現王者の短命王者と予想する声を聞くたびに「いや、このベルトはそう簡単に移動はしないだろう」と思ってはみたものの、相手はGAM1決勝に残った驚異の新人豪右衛門と、なにげに自分がピンフォールされてないロージーという難敵相手では、ちょっと分が悪いと思うのが普通だろう。

しかし、よ~く見ていると悲鳴をあげて豪右衛門の技を受けている九州にはどこか余裕が感じられた。タッグの定石はどっちか一方に狙いを定めて、狙いやすい方を攻略していくものなんだが、パンチくんにしろ九州にしろ、ロージーねらいなのか豪右衛門狙いなのか?どっちを狙って試合を進めているのかがまるで読めない。で、一方の豪右衛門チームも個々の力は突出しているがゆえに、それぞれが思うままに攻撃をしかけているような感じがした。よってこっちも九州を狙っているのかパンチくんねらいなのかが見えない。実に不思議なタッグマッチだった。豪右衛門とロージーも一応タッグらしいことはしてるんだけど、そもそも普段2人は組んでもいないわけで、王者チームに比べるとタッグワークには難がある。
気が付けばさっきまで青息吐息になっていた九州がいつの間にか「1・3・5・7九州!九州!」を決めてしまっているんだから始末に負えない。どうも乗り切れない挑戦者はそれでも単発の破壊力で突破しようとして、九州をリングに残し、豪右衛門がパンチくんを追って、ロージーに勝機到来!・・・と思ったら、その突進をかわした九州がまたしても「くるっとロールケーキ」であの体形のロージーを丸め込み!3つ入ってしまった。いや、この技は意外と警戒されていないけど、それゆえに今これを出されると必殺技になっているし、なにげにこわい技になったな。しかし難敵ロージーからピンをとるとは、おそるべし王者チーム!

第二試合:
▼がむプロ本隊vsGWO対抗戦(30分1本勝負)
②TOSSHI & TA-KI & ●七海健大 vs L.O.C.キッド & ○林 祥弘 & マスクド・PT

GWOの正式お披露目となったこの試合は「正規軍VSGWO」と銘打たれていた。そうか、陽樹と組んだメンバーはとりあえず正規軍扱いなんだな。そして一人LOCを名乗るキッドがしれっとGWOに加入?していた。注目はやはり10か月ぶりの参戦になる林。GWOの林としてインパクトが残せるかどうかが注目だった。

同じく寄せ集め所帯ながらタッグワークとしては、やはりGWOの方がスムーズ。正規軍は個別で闘っていたが、これはもう言い訳になるまい。正直誰が出てもピンがとれるGWOと、フィニッシュはヘビー級の七海に繋がらざるを得ない正規軍とではやはり差があったと思う。まあ個性としてはベビーになったTOSSHIとヒール道を貫きながら正規軍の勝利へ積極的なアシストをしていたTA-KIの2人はもとCC同士ということもあって、久々でも連携はばっちり。

対するGWOは、今まで以上に生き生きとして闘っていたPT&キッドに比べると、やはり10か月のブランクがある林には若干硬さがあったように見えた。攻め込まれるシーンもあったし、ここはひとつ正統派から鞍替えした印象をもっと残してほしかった。まあ本人も不本意だったって思っていたみたいだし、これからなんぼでも取り返しはきくだろう。GWOのPTは自分も楽しんでいたし、状況をよくみて的確な判断ができていたと思う。悪の総帥としてのしばりがなくなった分、フリーダム度もアップしていた。七海をとらえて変顔をお客に撮らせたり、キャラを守るために軽口を封印し、恫喝に加えて相手やお客をいじり倒す。このあたりの「周りが見えている具合」の進化はたいしたものだった。フィニッシュも林に任せて実にずるくてうまい感じの試合運びをしていたし、終わってみればそりゃ勝つよねという結果だった。

第三試合:
▼GWAヘビー前哨戦&チャレンジマッチ(60分1本勝負)
③陽樹 & ●久保希望 vs 鉄生 &○ 藤田ミノル

陽樹と鉄生の絡みは大変興味はあるんだけど、いかんせん犬猿の仲のこの2人が当たると、どうしても手加減ができない。前哨戦なんてことははなっから頭にない2人のフルスロットルぶりを、久保や藤田がなだめすかしながらコントロールしていた。確かに前哨戦は大事なんだけど、この2人に限って言えば、あえて今憎い相手とやりあうよりも、対角線上にいる藤田や久保を相手に爪痕を残すような試合をしてほしかったなあ。そうするともう一つのテーマである、「対プロ」という図式が浮かび上がり、またタイトル戦とは別なモチベーションができたと思う。それだけに藤田が久保と、鉄生が陽樹とだけ絡むという図式はなるべくやってほしくなかった。手の内を明かさず駆け引きをしながらタイトル戦に向けて王者に圧力をかけていく定石もあるんだよ、といったところで、この日の2人には通じなかっただろうな。

さすがに全くプロ対プロ、がむしゃら対がむしゃらという形にはならなかったが、特に陽樹は来年のキャリアアップに藤田ミノル戦は避けて通れまい。それだけに今以上にガンガンいってほしかった。普通だとタイトルマッチとチャレンジマッチの2つは同時に成立するもんなんだけど、この日は無理だった。試合はGWOの加勢もあって場外で鉄生と陽樹が大乱闘している隙に藤田が試合を決めてしまった。

勝利を飾って意気揚々とリングを占拠したGWOのPTは、リング上の藤田とまずは握手。そしてGWOのTシャツを渡す。「くれるの?」と握手に応じた藤田にPTが「今握手したよね?Tシャツも受け取ったし、GWOで一緒にやっていきましょう」とまさかのGWO勧誘。困惑しながら藤田も「オレはな、自分の子どもに知らない人からものをもらったり、ついていっちゃだめって教えてるんだよ。入りませんか?といわれてはい、そうですかとはいかねんだよ」と当初は固辞していたが、実はこれがフリで、ノリノリでTシャツを着た藤田ミノルはなんとここでGWO入り!着実に勢力拡大を図ってご満悦のPTは、この後のおにぎり早食いバトルでも、応援団サイドで参加者を恫喝して楽しそうにしていた。

で、このあと我々は16時から同じ北九州である九州プロレスの試合会場であるチャチャタウンに移動したのだった。

"がむしゃらパワープロジェクト"『閖上復興祈願祭 '2014』~東日本大震災復興支援第5弾~観戦記

"がむしゃらパワープロジェクト"『閖上復興祈願祭 '2014』~東日本大震災復興支援第5弾~観戦記(2014年10月19日(日)会場/宮城県名取市の被災現場「閖上(ゆりあげ)」特設リング)

USTで映像が見られます^^

春先に発表があって、震災当初から復興支援を続けてきたがむしゃらプロレスが実際に被災地にいってプロレスで元気を届けるというイベントが今回の大会。で、現地には行けなかったんでUST観戦。比較的電波状況がよかったみたいで、クリアに見られたのは大きかった。

▼がむプロおまけのタッグマッチ(30分1本勝負)
①×竹ちゃんマン & 銀G(牧ノ原プロレス) vs タシロショウスケ & ○ダイナマイト九州
(10分30秒)

USTで見てると動きがカクカク見えることがよくあるのだが、この試合もそう。特に長身のタシロがカクカクしてると、まるで映画の木人拳のように見える。まあこの試合のクオリティーは安定感抜群で特に心配なく見られた。たぶん見た目でかなりインパクトのある4人なんで、わかりやすかったとは思う。銀Gは昨年12月以来のがむしゃら参戦で、膝に難があるのを知っていたので心配はしていたが、思ったより動けていたし、安定感も増していた。

しかし曲者なのはやはり九州。ダメージがあるのかないのか全くわからない上に、いつの間にか煙に巻くスタイルは今回も健在。10月末の皿倉山ではベルトをかけてタシロ&ロージーと闘うわけだが、どうなるのか楽しみで仕方ない。

▼島根・松江だんだんプロレス提供試合(30分1本勝負)
②×千鳥 & グレートカグラ vs ○スサノオKID & オールマイティー井上
(17分50秒)

今回見た中では新鮮味をさし引いてもこの試合が一番よかったと思う。カグラは前月見る事ができたけど、他の選手ははじめてみた。中でもスサノオKIDの空中戦には目をみはるものがあったし、井上の重量級の攻撃(しかもそれでいてスピーディ)もなかなかのものだった。ラフ&テクニックとインサイドワークではカグラ組の方が一枚上だったが、個々の能力を存分に発揮できたのはスサノオ組だった。バランスのとれたいいチーム同士だったけど、ぜひスサノオにはがむしゃらジュニアの、井上にはヘビーのトーナメントに出てきてほしいと思った。

試合は意外にも両者が白熱しすぎてあわや20分ということろで、決着がついたけど、松江だんだんプロレスのレベルの高さを証明できた試合ではなかったかなと思う。

▼メインイベント(45分1本勝負)
③○TOSSHI & YASU vs 鉄生 & ×豪右衛門
(14分37秒)

マンモス佐々木を追い詰めた実績から対ヘビー級戦にも駆り出されることが多くなったジュニアチーム。今回の相手はGWOの鉄生と豪右衛門。現シングルチャンプとGAM1で準優勝した豪右衛門。どう考えてもYASU&TOSSHIは不利なんだが、ひとつ光明があるとしたら、GWO組はタッグ経験が浅いもの同士。そう考えると結構付け入るすきはあった。軽量というとどうしても技が軽くなったりヘビーと対する時は不利な点ばかり目につくが、逆に的が小さい分、スピードで攪乱できれば相手のリズムを狂わすことができる。

試合が進むにつれてこれはというダメージの残る技をくらわなかったのも、功を奏したのかもしれない。ジュニア組は最後までだれることなく、プロのしかも最重力級に挑んだあの時のまま、ヘビーの2人に挑んでいった。その結果、鉄生と豪右衛門は見事に分断され、勝負どころで連携を決めたTOSSHI&YASUがペースをつかむとTOSSHIが豪右衛門からピンフォール勝ち。いや全くなんでこの2人がノンタイトルになっているのか不思議でしょうがない。ただ、この時のような相手だと持ち味を発揮できるけど、正直現タッグチャンプはこういうところもゆる~くかわしていきそうなんで、直線ファイターでないタイプの選手とあたった時に真価がとわれよう。

終わってみたら、非情に密度が濃くて、客席は映ってなかったけど、歓声でお客さんが満足している様子が伝わってきた。いい大会だったと思う。集合写真のところで放送きれちゃったけど、11月30日の報告会でまたこれとは違った角度からの映像がみられそうなんでそこに期待しよう。またこういう形で元気を届けられるといいなと思う。みなさん、おつかれさまでした。

『ワクチンファイトプロレスリング in FUKUOKA』観戦記(2014年10月16日(木)アクロス福岡)

写真はこちらから

世界の子どもたちにワクチンを贈るプロレス・格闘技大会が「ワクチンファイト」。第1回は2012年に東京・新宿FACEで行われた。病気で命を落とす発展途上国の子どもたちの命を救うため、大会収益全額をJCV(NPO法人 世界の子供にワクチンを 日本委員会)を通じて寄付するというもの。大会を主催し、選手としても大会に出場する甲斐拓也(45)が、本業の歯科医として続けてきた「インプラント治療1本につき、100本のポリオワクチンを寄付する」という活動を拡大したものだそうだ。

こうしたプロレスと社会貢献活動との親和性は実はとても高い。一見すると関係なさそうにも見えるかもしれないが、プロレスがもたらすパワー計り知れない。こうした大会が割と煩雑に行われているのもプロレスの一つの特徴といっていいだろう。もちろん趣旨には大賛成だし、お役にたてるのなら協力もしたい。それでプロレスまで楽しめるんなら本当に実益にかないすぎている。

ちなみに前回出場できなかった高山が選手ブッキングなどを手伝っているんだそうだ。確かにU系の選手は多かったし。まあケンドーは高山人脈ではなく校長つながりだろうけど。で、このあとはその大会の趣旨とは別にプロレスの一興業としての観戦記を書こうと思う。

アクロス福岡って天神のド真ん中にある施設で公共施設の割に値段が高いらしい。九大で歯科医の勉強をしていた甲斐がどこまで事情に詳しかったのかは知らないが、正直平日の大会にしたのはどうなんだろうって思った。正直厳しい入りではあったし、逆にいうとこのメンツを集めてもこれだけ・・・・という気持ちもある。入り口売店にはケンドーが立って自作のマスクを売っていた。もうケンドー目当てにきたようなものだったんで、満足度はこの時点ですでに高かった。

そして時間がおしているせいか?試合後の選手との交流会のためか、開始時間の5分前からセレモニー開始。ワクチンファイトの趣旨説明と、国家斉唱があった。ビッグマッチ感はバリバリなんだけどねえ。しかも当初組まれていた九州プロレス提供試合は一試合減っていた。まあおかげで面白いものもみられたんだけど、それはまた後ほど。

第一試合(3分×3 R)
障害者プロレス提供試合
ナガノ・V・アキラ(FORCE)VS サンボ慎太郎(ドッグレッグス)
(時間切れドロー)
いや~ドッグレッグスができた当時はまさか障がい者プロレスで団体対抗戦ができるとは思ってもいなかったんで、うれしい限り。サンボ慎太郎は何気に見たい選手だったんでみられてうれしかった。ただ、同じラウンド制でもFORCEとドッグレッグスでは違いがあって(5分と3分)、その時間差をナガノは克服できなかったように思う。簡単にサンボの懐に入って、持ち味を消された感があったので、なおさらだった。やっぱ相手の得意分野で勝負しちゃうとこうなるよねという試合。これは健常者だろうと障がい者だろうと同じこと。やっぱスタンディングで持ち前の体をいかした攻撃を封じられ、終始サンボの余裕を消せなかったナガノの実質的には負けだったと思う。と同時に老獪なサンボの牙城はなかなか切り崩せないなと感じた。実質障がい者プロレス世界一決定戦なんでこのカードを次にやるときはもっと内容的に上を目指してほしい。それができる2人だと思うから。

ちなみにこの試合を裁いていたのは和田京平さん。全日のユニフォームで障がい者プロレスの試合を裁くというのもある意味すごい絵面だった。

第二試合(20分1本勝負)
九州プロレス提供試合
○玄海・阿蘇山・桜島なおきVS 田中純二・ウォーターマン日田丸・●ばってん×ぶらぶら

当初、阿蘇山対ばってんのシングルと残り4人のタッグマッチというに分かれていたのだが、時間の都合?でこうなった。一応九州プロレス正規軍対玄武会の対抗戦ということになる。いや、しかしそうなるとなんでここに筑前がいなんだろうという違和感ばかりが先にたってしまった。そもそもワクチンファイトは他の鋭利目的の興業とは趣旨が違うんだし、NPO法人としても出て損はない大会のはずなのに、理事長と正リングアナが欠席(まあリングアナはいいとしても)というのは、本当にこの大会に協力したいの?ってききたくなる。こういう時こそ出し惜しみしないでアピールするチャンスだと思うのだが、なんでかなあ?筑前がでないということは単純にいってばってんがやられて終わるだろうというだけでなく、九州プロレスの姿勢そのものに懐疑的にならざるを得ない。

とはいうものの普段はうっとうしいばってんが、思った以上に熱く頑張ったせいで試合は思ったより白熱。博多エルボーも日田丸と純二と一緒に決めたり結構活躍していた。普段あたることはまずない玄海との絡みも新鮮だったし、試合内容自体は決して悪くはなかった。やられっぷりも予想通りとはいえ、結構きつかったんではないだろうか?なにげにこの試合のMVPはばってんだったといってもいい。

第三試合~チャレンジ・ザ・ワクチン~(30分1本勝負)
○CIMA(ドラゴンゲート)VS●めんたい☆キッド(九州プロレス)

同じ闘龍門出身ながら全く接点がなかった両者のたぶん初シングル(余談だがCIMAのシングルみるのも久しぶりだった)。というよりこのあと出てくるウルティモ校長と同じリングにCIMAが立つというのはある意味すごい話。まあ当然試合は別々だし、試合後の記念撮影でも見事に距離をおいて、顔すらあわせなかったんで遺恨は現在進行形なんだなと思わせたけど、それでも遺恨を差し置いてワクチンファイトの趣旨に賛同してCIMAが出場をしてくれなかったらこんな試合はまず見られなかっただろう。

試合はまさに先輩が後輩に胸を貸すといった感じの内容。ドラゲーではどうしても空中戦主体になるため試合はスピーディだけど、反面バタバタした内容になりやすい。で、この日のCIMAはめんたいの空中戦には付き合わず、ひたすらジャベでめんたいの動きを封じていく。このジャベの数々がとにかく見事。特に足殺しのバリエーションの豊富さには思わずため息をついてしまった。こういうどっしりした試合ができるようになったCIMAはまた若い頃とは違う魅力のある選手になったなあと思う。なんとなくだがめんたいにないものをCIMAが伝授しようとしているようにも見えた。飛んではねるだけではいたずらに選手生命を縮めてしまう。そうならないうちにめんたいにもCIMAのような引き出しをもっていて欲しいなあと思った。かつて若さだけで突き進んでいたイメージのあるCIMAがこうして熟成された試合を見せてくれるというのも実に感慨深かった。

最終的には大の字になっためんたいに声をかけ、握手でめんたいの健闘をたたえていたが、内容はCIMAの横綱相撲だったと思う。お見事でした。

第四試合(30分1本勝負)
○鈴木みのる(パンクラスMISSION) VS ●伊藤崇文(パンクラスism)

まさかパンクラス同士の対決がプロレスルールでみられる日が来ようとは・・・そういう意味でも感慨深かった。伊藤の試合はたぶん生でみるのははじめてだが、映像ではやっぱパンクラスルールにのっとった試合をしていたので、どうなるのかとても楽しみだった。序盤こそおとなしくグラウンドテクニックの応酬をしていた両者だったが、そこは「今の」鈴木みのるである。伊藤を場外に落とすと大乱闘。しまいには傘まで凶器に使う始末。その傘で伊藤をめった討ちにすると、傘をさして悠々リングイン。普段の鈴木みのるだとごくごく当たり前の光景が「パンクラス」というフィルターを通してみると超斬新!これで秒殺リングアウト勝ちとかだったら笑えるんだけど、さすがにそこまでリスキーなことはしなかった。

しかし伊藤もこれに黙って耐えているわけではなく、自分の武器を駆使してみのるを追い込んでいく。いわゆるU系の蹴りではなくビッグブーツも多用してこちらもプロレス対応。決して無理してプロレスに合わせてるわけではなく、ちゃんとできることはできていたので大いに盛り上がった。プロレスの試合として^^

とはいってもプロレスの試合における順応度の高さでいえば、やはりみのるに一日の長があるのは明白。ロープ際に押し込まれて、場外転落か?と思わせてからの、ロープ越しの腕ひしぎをやったり、コーナーをうまく使ったり、やはり四方を有意義に使うという点ではみのるはさすがとしかいいようがない。最後はゴッチ式を決めてフィニッシュ。いや、でもパンクラスルールで闘ってもそれはそれで面白いものにはなったと思う。ちょっとそっちでも見たくなったカードだった。

そしてなぜか試合後、調子にのったみのるは、ばってんを場外で襲撃!新たな遺恨が勃発した。これはもう試練の七番勝負で鈴木みのるとシングルやって決着つけてもらうしかないな!

セミファイナル~ルチャリブレin博多~(45分1本勝負)
○ウルティモドラゴン・グレートサスケ(みちのくプロレス)・ケンドーVS
NOSAWA論外(東京愚連隊)・●MAZADA(東京愚連隊)・菊タロー(アキバプロレス)

お待ちかね、ケンドーの登場である。ユニバでケンドーがトップで出ていたとき、素顔のウルティモ校長とは何度もチームを組んでいたのだが、たぶんSWSに移籍してウルティモドラゴンになってからは、日本では同じコーナーにたったことはなかった(と思う。間違っていたらごめんなさい)。そしてユニバ時代の二人をリング下で若手としてみていたのが、サスケである。そのサスケがケンドーより後に入場してくるというのは感慨深いものがあった。普段は壊れてるグレートサスケだけど、今日くらいはユニバ時代の片りんをみせてはくれないかなと淡い期待をしていたのだが・・・

入場からしていちいち胡散臭い宗教チックなノリで入ってきたサスケは、リング上でも同じだった。あくまでマイペースを貫くもんだから、菊タローも困惑の表情を隠せない。「グレートサスケってこんなんだったっけ?」としきりにやりにくさをアピール。NOSAWAも「絡み辛れえ」と渋い表情。とにかくルチャルールを採用していながら、サスケが出るとテンポやリズムが寸断されてしまうので、せっかくルチャができる顔合わせなのに、ルチャっぽくならなかったのが残念すぎた。まあでもこれは予想できていたことではあったんだけど、もう十年早くこのトリオは見たかった。

そしてケンドー登場!ぽっこりでたお腹はやはり年齢を感じさせたが、ケンドーチャチャチャ!から入って、ヘッドスプリング、欽ちゃんジャンプと往年のバリエーションを惜しむことなく披露。いや対角線上が愚連隊の面々でよかった。とにかくレジェンドを光らせることに関しては右に出る者はいないだろう。今はもう飛べないウルティモ校長が飛ぼうとしたときにさりげなく邪魔に入ったり、MAZADAがうまいタイミングであじったり、とにかくいろんな小技を駆使して試合を盛り上げていた。ケンドーとサスケの連続トぺもキレイに決まったし、なんとなくだけど、マスカラス・鶴田・藤波に対したマサ斉藤、高千穂、戸口組のような立ち位置だったように見えた。ここで菊タローが愚連隊モードででていたらまた変わったかもしれないのだが、サスケ対策として菊タローででたのは正解だったと思う。

いつになく張り切ったウルティモ校長が最後はMAZADAからフィニッシュ。いや、今日の愚連隊は本当にいい仕事をした。やはり受ける側がしっかりしてないとプロレスの試合は成り立たない。その典型的な試合だったとおもう。

メインイベント(60分1本勝負)
高山善廣(高山堂)藤原喜明・○甲斐拓也(BRAVE)VS ブラックタイガー・佐藤光留(パンクラスMISSION)・●那須晃太郎(U-file camp)

はじめにいっちゃうと場外乱戦で時間稼ぎしたなという感じの闘いだった。高山のコンディションを考えたらそれで正解だったと思うが、今回の場合請われてメインにあがったという形ではなく、ワクチンファイトの選手集めにも一役買っているのである意味主催者側として参加もしているから、まあ顔見世的でもいいんではないかと思う。甲斐自体は歯医者の傍ら総合やプロレスを経験し、今も練習を重ねているということで体はしっかり作ってきていたが、スタミナという点を考えるとこっちもやはり場外戦を挟まないと難しかったと思う。なんせ相手はバリバリの現役トリオなんだから、分が悪いのはどう考えても高山組になる。

しかしここで奮起したのが65歳の組長。ひかるんの挑発に乗っかる形で関節技の鬼の引き出しを次々にあけたかと思えば、場外ではテロリストに大変身。まあ動く、動く!高山と甲斐のサポートを組長一人がやっていたんだから、本当恐れ入る。若い那須やひかるんがかすむくらいに組長はイキイキして見えた。それでいておいしい所は甲斐に譲るというところも仕事師らしいにくい計らいもみせて、本当気が付けば藤原ワールド一色!途中コミカルな展開にシフトしようとしたブラックがあわててマジモードになったくらい、この日の組長のコンディションは絶好調。

試合途中から甲斐がつかまる展開になり、青息吐息ながら窮地を耐え抜いたのも功を奏してか最後は那須をバックドロップでしとめた甲斐。最後の挨拶をするときに客席にいた元大関・若島津(松ケ根親方)を呼んでリングにあげたら、まあこれがでかい!現役時代の公称は188cm、体重122kgでだいぶほっそりしたものの、高山と並んでもそん色ない背丈と恰幅はさすがとしかいいようがなかった。親方は「今試合をみていてみなさんのこの体つき。勝てないですね。私は今やもうとても恥ずかしくて上は脱げないです」といっていたが、いやいや、そのオーラはやはり圧倒的でさすがもと大関だなあと思わずにはいられなかった。57歳とは思えぬくらい顔は老けていたけど、組長より年下なんだよなあ。

甲斐があいさつした後全選手によるサインボール投げがあったが、ここでリングにあがりおりするのに苦労していたサンボ慎太郎の介助を、CIMAが誰にみられるわけでもないのに率先してやっていた。いちプロレスラーとして実にかっこいい光景だった。当初色物的な扱いもされたこともあった障がい者プロレスも20年の歴史を経て認知されてきた。そういう同業先輩への敬意も払っていたように感じられた。スター選手なのにああいうことをさらっと出来るのは本当にすごい。もっとも校長とは目も合わせなかったけど(笑)

いろいろ進行の不備ややや物足らないところもあったけど、全体的に甲斐の熱い思いがこもったいい大会だった。平日のアクロスという悪条件下ではあったけど、もう少し認知されてくれば、さらにいい大会になっていくに違いない。またケンドーも、今度は親子でよんでほしいし。これに懲りずにぜひまた博多で開催してほしいと思う。




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