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DDTプロレス「天下三分の計‐DDT-」観戦記(14.12.14 博多スターレーン)

DDTプロレス「天下三分の計‐DDT-」観戦記(14.12.14 博多スターレーン)

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DDTプロレス「天下三分の計‐DDT-」観戦記(14.12.14 博多スターレーン)

だいたい年の締めは三分の計で、というのが今までのパターンだったけど、今年は運のいいことにドラゲーの国際センター大会までいけることになってしまった。世の中決して悪いことばかりではない。

さて今回は新顔の多い大会であった。もともと三分の計では通常の大会にこない選手が招へいされる傾向にあったのだが、久々登場の平田、たぶん博多は初になる松野さん、マスクマンとしては、はじめてのササダンゴマシーン、そしてプロレス大賞新人賞の赤井。これで来てないのはいよいよチェリーとヨシヒコくらいになってきたかな?

鶴見亜門GMの前説では今大会の第3試合でインフォーマーシャルされる居酒屋・博多炉端魚男(フィッシュマン)のオーナーの森さんと従業員のばってん×ぶらぶら(九州プロレス)が呼び込まれた。亜門GMから「どういうお店なのか、お勧めの料理を教えてください」と聞かれてばってんが話そうとしたところにスーパー・ササダンゴ・マシンとヤス・ウラノが現れてインタビューを邪魔し始めた。「お前、九州帰ってかわったな!」とばってんにつめよると、いきなり「リング上に経済を持ち込まないでください。そんなのは許せません」とインフォマーシャルマッチそのものの定義を全否定。ではとGMが「じゃあこういうのはどうだろう。試合で魚男が勝てば、告知ができるというのは?」と提案すると、ササダンゴ、ヤス、魚男陣営も納得して引き揚げることに。あいかわらずササダンゴは目の付けどころがいい。なかなか本業と兼務では大変だとは思うけどたまにはこっちにもきてほしいなあ。

このコント(爆)のあと、大社長がリングイン。「DDTが博多大会を始めて10年が経ちました。そこで来年の12月13日、九州初のビッグマッチを博多スターレーンを全面使っておこないます!」と発表した。実は今年全面使用するのでは?とうわさがあったのだが、入念に準備するDDTらしく一年先送りになった。まあでも12月に博多でビッグマッチやったとして、再来年にもしさいたまスーパーアリーナ大会が継続開催になったら結構大変だろうなあ。

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○佐々木大輔&赤井沙希 vs 大石真翔&松永智充●
8分6秒 クロス・フェースロック

待望の赤井沙季博多発上陸!このタイミングでプロレス大賞新人賞をとっているのは、もってるもんがあったのかもしれない。タレント兼業なんでツアー参加は無理だろうとは思っていたけど、見る限りではきちんとした練習を積んできてるなという感じがした。序盤からいきなりグラビア固めで決めにかかるあたりはまだ甘いけど、まあ名刺がわりにはなたんではないだろうか?佐々木含めて芸達者な面々に囲まれていたんだから、安心できる半面これは試練でもあったかもしれないけど、やはり松ちゃんとまこりんはプロレス大賞新人賞をネタにいじり倒す。こうして考えると、ああいう東京や大阪など大都市圏のプロレスが対象になっているプロレス大賞が全国的に価値をもたなくなっている昨今、使いようによってはDDTみたいに、地方で新人を売っていくネタにできるんだからあって悪いものではないんだろうな。

赤井が出ないとやっぱ試合自体は地味になるのかなと思ったけど、どうとでも試合を組み立てられる3人だけあって序盤からかなり手の込んだ試合展開で飽きさせない。やっぱDDTきっての仕事人三人なだけのことはあった。

▼第二試合 30分一本勝負
石井慧介&●高尾蒼馬&アズールドラゴン vs 彰人&MIKAMI○&相島勇人
10分18秒 スク〜ルボ〜イ

この試合はいわゆるプロレスでいう所の普通の第二試合。しかしDDTではここが一番重要な意味を持つ。なぜならスキットの力なしで試合の魅力をシンプルにお客に伝えるには、ここがびしっとしまってないと興業のかなめにならない。そういう意味で、今が上り調子のドリフや彰人にベテランMIKAMIを交え、九州勢がここに入っている意味はとても大きい。

やはりというか若さで血気に走るドリフをMIKAMIが上手にいなしていく姿は、これがキャリアなんだよといわんばかりのものであったし、この試合に何か特別な意味付けがなくても、ちゃんとプロレスの試合として機能しているのは大変すばらしいことでもある。
それにしても今回はMIKAMIの動きは際立っていた。正直チャンスさえつかめばまた第一線にでてきそうなくらいに思えたりするし、他団体だったらそうしていたかもしれない。貪欲に表舞台にでるのもありだし、一歩ひいて己の哲学を追求するのもよし。ファン的にはのらりくらりしながら、びしっと決めるところは決めるMIKAMIの試合を、もっとこれからもみていきたいと思った。

▼第三試合 「博多炉端魚男」インフォマーシャルマッチ 30分一本勝負
●魚男 vs スーパー・ササダンゴ・マシン○ vs ヤス・ウラノ
8分36秒 片エビ固め
※垂直落下式リーマンショック
「博多炉端魚男」インフォマーシャル3WAYマッチと題されたこの試合は冒頭のコントで魚男が勝てばコマーシャルができる試合になってしまった。試合中にマイクを使って魚男は店の宣伝をしようと試みたが、ことごとくササダンゴとヤスに阻止されてしまう展開がずっと続いた。ほぼ一方的にヤス&ササダンゴがば・・・いや、魚男を責め続ける展開で、「夕方から…」と言いかけた魚男のマイクを取り上げたササダンゴは「24時間、インターネットのみでございます!」と嘘情報を流す。こんな感じで「所在地を言ってみろ」「福岡市中央区…」といいかけると「小樽市の駅前でございます!」といった具合にササダンゴのウソ情報でインフォマーシャルマッチはメチャクチャ。「看板メニューはなんだ!?」魚男「バッテンいくら丼…」「笹の香りがささやかな笹団子はいかがでしょうか!」などとやりたい放題。その後、魚男の頭部のイクラが取れてしまうハプニングまで発生。しかもヤスがそのイクラを持ってササダンゴに押さえつけられた魚男に殴りかかるも、かわされて誤爆。魚男はなぜかばってんボンバー。ロックボトムから前掛けを取って「お通し・御愛想・明朗会計」と居酒屋エルボーを放つが、これはかわされて自爆。最後はササダンゴが垂直落下式リーマンショックを決めて魚男から勝利した。

試合後、ササダンゴとヤスは魚男のマスクを剥ぎる暴行にでるが、なぜか観客はササダンゴを後押し。そのマスクをなぜか被ってしまったササダンゴは「魚男は創作フレンチ・パロマグリルが運営する新感覚魚料理を提供する個性派居酒屋です! みんな来てくれないと…ばってん!」と勝手に口が滑って結果インフォマーシャルマッチは最後に成立。いや、本当よく考えるよねえ。往年のマッスルのにおいもちょっとただよわせたDDTらしい試合だった。

▼第四試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
○ゴージャス松野&バラモンシュウ&バラモンケイ〈15代王者組〉
vs
高木三四郎&大鷲透&平田一喜●〈挑戦者組〉
11分46秒 片エビ固め
※ラ・マヒストラルを押し潰す。第15代王者組が初防衛に成功。

関東近郊限定のはずの松野さんがベルトをとってしまったことで、王者として防衛戦をやるという体で、博多発上陸。

大鷲がまずマイクをとってドラゴンリングインでかかとを負傷した?大社長を説教し始める。「あんた、ただ[リングに入るだけなのになんでダメージ負ってるんだよ!」ともっともな意見。その横で平田がマイクを取ると「僕のマスクと衣装がないんですよ!」と訴える。すると、平田のアイマスク、さらにピンクのファーを付けた松野が現れ、ノリノリでダンスを披露。なんかモンスターアーミーと同じようなことしてるけど、その後衣装を奪い返した平田は試合中にダンスを披露はしていた。一方バラモン兄弟も試合が始まると場外戦で大暴れ。リングに戻ると交通標識、スーツケース、ボウリングを使ってバラモン兄弟が攻め込んだ。劣勢のT2ひーは大鷲のルチャムーブでなんとか逆転するが、高木のドラゴンリングインは右カカト負傷の影響もあってダメージが残る。高木はバラモン巨大をまとめてバックフリップで投げんとするが、これもダメージを負って動きが止まってしまう。バラモン兄弟はラーメンの麺を大量に持ち込む。高木&大鷲もその麺を奪い取り、4人が相手の口にラーメンの麺をねじ込んで4者ダウン。この間に散々邪魔された平田がようやくダンスを披露。しかし、ウルティモ・ドラゴン校長のマスクをかぶった松野が登場。ゴージャスエルボーはかわされたが、平田のラ・マヒストラルを押し潰してフォール勝ち。「このままさいたまスーパーアリーナまで突っ走るぞ! さいたままで見に来ないとオマエら、死んで地獄に落ちて、今度生まれ変わったらウジ虫になるぞー!」とバラモン兄弟に耳打ちされた松野さんがなぜか前半を締めた。平田のダンスはもちろん初だったし、松野さんと絡んだおかげではちゃめちゃな試合がみられたのが本当に楽しかった。もちろんおとなしくみていられるはずもなく、あちこち逃げまどいながらの観戦にはなったけど、どっちかというと今回のバラモンはそれでも大人しめな方だったような気がする。

▼第五試合 中澤マイケル休業カウントダウン3「さらば強敵よ!中澤は退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」30分一本勝負
○飯伏幸太 vs 中澤マイケル●
14分56秒 エビ固め
※シットダウン・ラストライド

両者の希望でエニウェアフォールマッチでおこなわれることになったこの試合。休憩前の喧騒に続いて嫌な予感しかしない。試合は序盤マイケルが場外戦でも優勢になり、「外いくぞ!」の掛け声でロビーへ移動。リングはしばらく無人状態となり、売店にいる大鷲透の「Tシャツいかがですかー」という呼び込みと、まこりんのミニコントで場つなぎ。実際出靴の狭いスターレーンに満員の観客が押し寄せてしまったので、外にお客さんが数十人でたところでストップをかけたのは正解だっただろう。場内に戻ってくると飯伏は売店からスターレーンの大きな台車を引っ張り出して、マイケルを乗せるとテープでグルグル巻きにして客席のクロークから突き落とすという暴挙。さらにカメラ用のやぐらからムーンサルト・アタックを放った飯伏だったが、この日のマイケルはフォールを許さない。リングに戻って飯伏の攻撃を受けるもカウント2。しかもいつもどおり熱くなって火照ったマイケルはフットボール・スピアを見舞うとアルティメット・ベノムアーム狙いにまでいく。当然これは飯伏に阻止されて逆に自分の顔面へと食らってしまった。飯伏はシットダウン・ラストライドを仕掛け、立て続けにスワンダイブ式ジャーマンを狙うが、これを捕まえたマイケルはコーナーへ槍投げからのベノムメーカー。だがこれをかわした飯伏がラリアットからのシットダウン・ラストライドで叩きつけて勝利。しかしマイケルのよさも十分引き出したうえで久々に狂った飯伏の試合が見られた気がした。二団体所属の余波もあってか地方大会では元気のなかった飯伏だったけど、やっぱDDTの水があってるような気がした。でも体はちゃんと対ヘビー級用に改造しつつあることもうかがえたので、たぶん1.4もいい試合をしてくれそうな気がする。でもマイケルのカウントダウン・・・・全然感傷的にならなかったなあ。まあ本人は戻ってくる気満々みたいだし、いずれまた試合を見るチャンスもあるだろう。

▼セミファイナル 30分一本勝負
KUDO&●マサ高梨 vs 遠藤哲哉○&アントーニオ本多
9分58秒 片エビ固め
※スカイツイスタープレス

酒呑童子対ハッピーモーテルの試合だけど、前の二試合がかなりメチャクチャでこの試合がやや割を食ってしまった。とはいえ、このあとの大一番を控える遠藤とKUDOはお互いを意識しまくり。昂ぶる遠藤をアントンが落ち着かせて「ここは人気のある俺がいく!」と先発を買って出たが、KUDOに一蹴されてしまう。遠藤もローンバトルでハッピーモーテル序盤から大ピンチ。要所要所で高梨に翻弄されたアントンと遠藤だったが、高梨へダブルのバイオニックエルボーで、突破口を開いてその場跳びムーンサルトを決めた遠藤がようやく攻勢にでた。やっぱKUDOと高梨の古株同士のコンビネーションに比べると、どうしてもアントンが遠藤を引っ張っている印象が強い。若さだけではどうにもならない部分を感じるのも仕方ない所だけど、やっぱゴールデンラヴァ―ズを破ってタッグ王者になた以上、もう若手だからどうのこうのとはいってられない。試合は遠藤がブレーンバスターからスカイツイスター・プレスで粘る高梨から3つとって勝利はしたが、正直いいところまではいってるんだけど、いい試合以上の何かをみせてくれないとDDTのチャンピオンらしいとはいえないんだよなあ。そこが遠藤や竹下の課題といえば課題かもしれない。

▼メインイベント 博多名物スペシャル4WAYマッチ 30分一本勝負
HARASHIMA vs 入江茂弘 vs ●竹下幸之介 vs 坂口征夫○
11分47秒 エビ固め
※顔面へのヒザ蹴り

実は4人とも軍団が異なり、それぞれの選手に自軍の選手がセコンドにつくという物々しい雰囲気で試合がスタート。序盤なぜか入江が除け者にされて残った3人がバックの取り合いを続ける。泣きそうな顔になって無理矢理割り込んだ入江がHARASHIMAと激しいショルダーアタックの打ち合いをはじめてから試合が動き出した。でまた場外戦。この日はやたら多かったなあ。今度は外へは出なかったけど、四方向で同時に試合が展開されるので、どうしても平面のスターレーンでは全部を確認できないのがもどかしかった。ただ、勢いで押していたのは酒呑童子。特に坂口はこの中にあって実に活き活きしていた。乱戦になってもおたおたしたところがなく、堂々とこの混戦を渡り歩きながら凄味も失わない。お父さんとは全くタイプの違うレスラーになったけど、今後どうなるか興味深い選手の一人にはなったなと思う。試合は坂口が竹下にPKを放つとハイキックからの顔面ヒザ蹴りで3カウントを奪った。前哨戦で勢いがあり過ぎると本番では・・・・というのはDDTでもよくある話だけど、どうなったやら。試合後は酒呑童子が12・23後楽園でのKO-Dタッグ奪取を誓い、酒盛りで締めた。

終了後のアナウンスは赤井沙紀がタレントなのにカミカミトークで締めて、残った観客から大拍手をもらっていた。できたらまた来年もみてみたい選手ではある。今回は来年の博多初のビッグマッチにむけて、さわりというか、DDTのビッグマッチ感をちょっとにおわせた大会になっていた。三分の計では異例の500超えをはたして、地固めは万全。来年春の小倉大会を皮切りにまたDDTはおもしろいことをやってくれそうである。
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“児童虐待・いじめ撲滅チャリティーイベント!!”「GAMUSHARA MANIA ‘2014」~未来への架橋~観戦記(2014年12月7(日)・北九州パレス)

“児童虐待・いじめ撲滅チャリティーイベント!!”「GAMUSHARA MANIA ‘2014」~未来への架橋~観戦記(2014年12月7(日)・北九州パレス)

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この年の締めのがむしゃら一大イベントがくると今年も終わる・・・という感慨よりも、5年前はじめてがむしゃらプロレスを見に行った時の事を思い出す。病気による約二年間の寝たきり生活からやっと脱出しかけて、近隣に出て歩けるようになっていた5年前。とてもではないが今みたいに博多はおろか、北九州でも下関ですらも、観戦するのはかなりきつかった。一回だけかなり無理して華☆激を見に行って体調悪化させていた(観戦だけでなく、外出しては悪化させていたるという繰り返しだったけど)前歴があったので、遊びに行くのも慎重になっていた。しかしたまたまというか偶然というか、あの日に限って、がむしゃらプロレスを見に行った5年前の11月23日は、いうこときかない自分の体が動いてくれたのだ。今考えると、観戦を決めたのもずいぶん思い切った決断だったんだけど、このタイミングというのもとても重要だった。

あれから5年。さすがに東京や大阪に始終観戦にいけた時ほどではないが、近隣の団体をくまなく(それでも漏れている団体があるけど)回って二桁の観戦数をキープできている。半世紀生きてきてこの10年ほど波の揺り戻しが大きい10年はなかった気がする。プロレスは私を元通り・・・ではないけど、寝たきり生活を余儀なくされていた頃よりは確実に自分を元気にしてくれたのだ。そう思うと時折見放されそうにはなるけど、プロレスの神様はまだ自分を見捨ててはいないんだなあと思う。

5年前のことで思い出すのは16時開場と同時にイベントがスタートして、終わったのが22時という超ロングラン興業だったこともある。あれ以前はどうだったか知らないが、基本年末のがむしゃらの大会は長いという認識をもったのもやっぱ5年前のあれが大きく影響している。しかし作り手側も今回は相当意識していたようで、進行が最初から巻いたような状態。今回はなんとしてでも時間内に終わらせてやろうという気概みたいなものを全員から感じる大会になっていたような気がする。もちろん時間内に終わらせてかつクオリティの高いものを、という意識は全員が持っていただろう。でないとこんな大会はなかなかやろうと思ったって出来やしない。

▼男樹・アリマティ引退試合!!邪道に憧れた男の集大成!!
"ハイテンション"10人タッグマッチ(どれだけファイアーするか1本勝負)
①紅 & 竹ちゃんマン & タシロショウスケ & ○男盛& 門司港戦隊レトロンガー
   vs ×ガムコツくん & セクシーロージィ & 銀ぢ & GAMA & ブラック☆スティック
(10分00秒)
※この試合で引退予定のアリマティ選手はインフルエンザのため欠場

試合前、引退するアリマティの映像が会場で流れたが、もともと支離滅裂な内容だったらしく。それを何とか見られるように編集に編集を重ねたあとがうかがえた。内容はとにかくアリマティ節炸裂で、いちいち爆笑するしかない内容だったんだけど、その本人がインフルエンザで欠場という・・・正直まだこの時点では「フリ」だと思っていた。が、しかし敵味方全員が手描きの「男樹」Tシャツを着て入場してきたものの、やはりアリマティ陣営は一人足りない。で、そのアリマティの代打として呼ばれたのは…男盛だった!予想外のゲスト登場にひっくりかえりそうになる我々。というかここに出すにはもったいないくらいのキャスティング。

男盛がこんなカオスな空間にあってしっかり中に溶け込んでいたのも凄かったけど、試合が始まったらアリマティのことが消し飛んでいたというのもなんともはや。DDTのロックンロールデスマッチの様に完成されたエンタメにしようと思えばできたかもしれないが、当初の予定通りアリマティがここに入っていたら、そんな高度なことができるはずもないので、タイトル負けはしていたものの、それをカバーしてあまりある内容だったと思う。現状でできることは全てやっていたと思うし。紅も銀ぢも頑張っていたし、いきなり小型化したレトロンガ―や一年ぶりの登場になったGAMAも張り切っていたし、オープニングマッチとしては申し分なかったと思う。

しかし引退する本人が病欠する引退試合っていうのも長くみてるけどはじめてだなあ。これがアリマティらしいっちゃらしいところなんだけど、そのおかげで男盛がみられたので良しとしておこう。

▼なにわ愚連隊RX 1年ぶりのがむプロ参戦 & 1夜限りのClazy Crever復活!!(30分1本勝負)②○なにわ1号 & なにわ3号 with BOSS原 vs ×DIEZEL & ジェロニモ with Crumin
(11分53秒)

こっちも久々登場となったなにわが一夜限りの復活となったCCとの対戦。もともと両軍は一緒にやってきたのだが、CCも空中分解してなにわも行き場がなく、DIEZELも先に正規軍入りを表明してしまった陽樹やTA-KI、ジェロニモらとは一線を画す形になっていた。まあそもそも、なにわの登場のいきさつから考えると、正規軍いりも難しいし、かといってgWoと組む絵面も想像しにくい。となるとこうなっちゃっても仕方ないかなという感じ。久々の試合でなにわのテンションが滅茶苦茶高かったことで、微妙に連携がずれていたDIEZELとジェロニモの攻撃の寒暖差をうまくついて自軍に有利な試合展開にもっていけたようにみえた。なにわはやっぱヒールが似合うんだけど、一年に一回じゃやっぱさびしいかなあ。DIEZELにしてもメインストリームに絡むには、スケジュール的なこともあろうから無理はいえないんだけど。

この中でCCにこだわりがあるとみられるcluminの元でDIEZELは「はぐれCC」として再出発してもいいと思う。なんとなくだけど、今のDIEZELには既存のユニットと群れている絵が想像できないだけに、これもまた仕方ないのかなと思う。まあはぐれてやっていくのもいいんではないだろうか?どっかのユニットに所属しなければならない義務もないわけだし、自由にやっている方がDIEZELらしいんじゃないかな?なんとなくいつの間にかあらわれて気が付いたら中心にいたという方が彼らしいようにも思えるんだが・・・

▼西日本横断6人タッグマッチ(30分1本勝負)
③×MIKIHISA & TA-KI & グレートカグラ(松江だんだんプロレス) vs KAG大塚 & ○NIKKY & ALLマイティ井上(松江だんだんプロレス)
(10分24秒)

イベント試合や震災復興プロレスで既に登場していた松江だんだんプロレスがいよいよ本格参戦。まあ遠方から来ている分、定期的に対抗戦という形にはしにくいと思うのでコラボマッチにしたのは正解だろう。初参戦のALLマイティ井上も貴重な重量級の選手ということで異彩を放っていた。カグラ対KAGというちょっとややこしい名前の二人の絡みもあったり、先月の試合で大いに株をあげたMIKIHISAもこの中に入って気後れする場面もなかったので、安心してみていられた。途中一斗缶攻撃で井上が流血するハプニングがあったが、それをものともせずに闘う井上の姿は、胸をうつものがあった。もっとも流血ファイトに免疫のない観客は、かなりショックだったみたい(そもそもがむしゃらで流血試合を見た記憶は、そんなにない)。デスマッチでもなかったのに、結果的にデスマッチになってしまった。

前回イベントで組んだTA-KIとカグラの連携は既に完成されていたが、やはりデビュー三戦目でその輪の中にMIKIHISAが入るにはやや難があったかもしれない。最後は負けてしまったけど、存在感までは消されてなかったし、蹴りもダイナミックでよかったと思う。久々の試合だったKAGも動きはとてもよかった。やっぱ井上の流血と気迫にのせられた感じになったのかな?

今度は是非シングルで井上やカグラの試合を見てみたいと思う。まだまだ見てない選手も一杯いるし、今後の交流に期待大。

▼GWA無差別級タッグ選手権試合(60分1本勝負)
④【王者TEAM】小倉発祥パンチくん & ×ダイナマイト九州 vs【挑戦者TEAM】○マスクド・PT & SMITH (14分04秒)

さて一番難関だったのがこの試合。ここまで強豪を何気に撃破。とうとうセクシー・ロージーにまで黒星をつけてしまったタッグ王者。連携があるんだかないんだかわからない上に、いつの間にか勝ってしまうというあたり意外と曲者になってきていた。これを止められるのは実を言うともはやこの2人しかいないと思っていたが、PTとスミスがいざ組んで見るとこれで負けちゃしゃれにならないよなという今回の挑戦者である。もともと各人がシングルプレイヤーであり、もとシングルチャンピオンでもある。今は同じユニットとはいえ、長く敵対してきた間柄。まあ憎くて相対峙していたわけではないのだが、タッグチームとしての力量は未知数。以前タッグ王者も経験しているPTはまだしもスミスはタッグ王座にはこれまで不思議と縁がなかった。ただ意を決してgWo入りしたスミスは自分のgWoTシャツをアメリカンカラ―に改造して登場。こういう一人でおいしいところをもっていこうという姿勢は今までとそんなに変わりはない。

試合前クリスマスよろしくサンタ仕様ででてきた王者組はお菓子を会場にばらまいて、早くもお客を味方につけようという魂胆にでたが、なぜかお菓子配布をPTとスミスも一緒に手伝っていた。LOC時代なら考えられもしなかっただろうけど、基本面白いことをするユニットであるgWoにおいては、特別PTが意趣返ししているわけでもない。もともとスミスはお笑い寄りの試合もできるわけだし。だからといって九州のペースに乗せられると、体力以外の部分で疲労してしまう危険性も十分にあった。序盤から中盤まではなかなかペースをつかめず、「1・3・5・7・九州・九州」も複数回くらってしまった挑戦者チームだったが、ここ最近連戦連勝を重ねてきた九州の「くるっとロールケーキ」に関しては結構警戒していたみたいで、これをカウント2で跳ね返したあたりで、ようやく勝機をつかんだ感じになった。gWoはうるさいパンチくんを外に出すと、序盤ではなかなか決まらなかった連携を駆使、最後はエクスプロイダーからのPTコースターという、シングル王者時代の十八番を連続技を披露。散々粘っていた九州もこれで轟沈。意外と粘られた分、内心ひやひやものだったのかもしれない。だいたい2人のとっときの必殺技を合体でお見舞いしないと仕留められないほど九州は難敵化していたんだから。

正直勝って当たり前だし、負けたら今までのキャリアに汚点がつくという意味では、チャレンジャーチームには本当に高難易度の挑戦だったと思う。勝ったら勝ったで「全力出した勝ち方」だとこれまた沽券にかかわる問題だし、そういう意味では決して手を抜かなかったうえで、何とか自分の色を消されなかった新チャンピオンチームはやっぱりだてにシングル王者の看板を長年張り続けてきたわけではないんだなあというところを見せてくれたと思う。一方、敗れた九州・パンチくん組も「難敵」という印象を内外に植え付けた意味で、ここまでタイトルホルダーであったことがだてではないという証明ができた試合だったと思う。

▼GWA Jrヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
⑤【王者】×YASU vs ○TOSSHI【挑戦者】
(15分33秒)

この2人が正直トリというかプロの試合後でもよかったかもしれない。そのくらいの内容を見せてもらった試合だったんだけど、如何せん完成しつくされたやりとりが進化しすぎると、「行き過ぎたプロレス」になりかねない。とはいえ、私個人の理想のプロレスというのはこの後出てくるKENSOとか、“マッチョマン”ランディ・サベージのような少ない技の数で観客を魅了するテクニックと頭脳を使った戦略型で理詰めのプロレスなんだけど、それをこの2人にあてはめても仕方ない。ただ、彼らの進化はここでとまるようなものではないし、危険技合戦にはまっていくような愚かさも持ち合わせてはないだろう。でもより洗練された、より優れた攻防を展開させていくには、読み合い、透かし合い以外のだまし合い、化かしあいを繰り広げていくとなお磨きがかかった試合になるのではないだろうか?人間的に正直なのと選手としての読み合い、探り合いの才能はまた別だと思うし。タッグ選手権がそうだったように、相手もお客をもあっと驚かす奥の手を今後さらにいくつも身につけていってほしい。

お互いスキルが高くてライバル同士で、でも今は同じユニット内で競い合っている現状で見せられるだけのものはみせてきたと思う。正直勝ち負けに関して言えば、TOSSHIの方がヒールを経験した分、幅が広がっている感じがしたし、勝率でも過去YASUを上回っている実績からいってもこの結果で当たり前かなという気がした。あえて想像をこえてほしかった部分としてはYASUがここで防衛して、キッドから続く「王者が防衛できない」ジンクスを破ってほしかったんだが、今回もそれはお預けになってしまった。で、正直次回YASUと闘ったらTOSSHIが勝てる保証もないし、ほかのジュニア戦士たちも強豪揃いなんで、簡単に防衛といっても結構難しい注文だったりするんだけど、今こういう乱世になっている時に防衛できる王者というのが確立できたら、今度こそジュニアの防衛戦がまたプロの試合後に組まれるかもしれない。内容が保障された分、期待値で上まわれないというのも難しい注文だと思うけど、やっぱ年々進化していってるだけに要求もあがっていくのは仕方ないと思う。そう思われるということはもう彼らは若手(年齢のことではなく)ではないとみなされているからだ。

▼がむプロ本隊 VS G.W.O.対抗戦6人タッグマッチ(30分1本勝負)
⑥ジャンボ原 & ○七海健大 & 野本一輝 vs 豪右衛門 & ×L.O.C.キッド & 林祥弘
(9分23秒)

ここに5年前デビューして残った三人が全員入っているというのも何かの因縁なのだろうか?野本一輝はデビュー当時の金髪姿に戻してこの一戦に臨んでいた。あの日から5年。トップが届きそうで届かないでいる09年デビュー組をみていると、下から駆け上がって頂点を極めた鉄生やTOSSHI、YASUがいかに優れた存在であったかというのがわかる。しかし抜かれたからといって、林だって野本だって七海だってまだ諦めたわけではない。まだまだ上を目指してもらわないと困るのだが、それをあざ笑うかのように豪右衛門が、正規軍を蹴散らしていく。久々に組んだジャンケンコンビもこの豪右衛門の勢いに押されてか?往年の連携で序盤からス―パーノヴァ狙いにいくが、フィニッシュにいけるまで相手を追い込んでいないので、逆にgWoに付け込まれてしまう。どうしても勢いで言うと正規軍の分はわるい。逆に豪右衛門だけでなくキッドも林も新しい自分を生き生きと表現していた。かつてチョップで打ち負けていた姿はそこにはなく、野本を本気で怒らせるほど今の林は大きく変化していた。

それでも連携ではかつてタッグ王者になったジャンケンコンビに一日の長があって、野本が林にしか目がいかなくなった分、状況を読んでキッドを今度こそ黄金連携からのスーパーノヴァでフィニッシュにもっていったのはせめてもの救いだった。北海道にいる野本を毎回頼れない以上、自分たちでなんとかしないといけないという気持ちは伝わったのだが、正直じゃあ、今のジャンケンコンビでタッグ王座というのも厳しいだろうし、シングルのベルトも陽樹以外の挑戦者を選ぶのは正直どうかなあと思ったときに、正規軍から鉄生に対抗しうる存在が現れないと、gWoの一人勝ちになってしまうんだけど、その不安はこの試合をみた段階においてはまだ拭いきれなかった。

5年前のデビューを郷愁にしたか、進むための糧にしたか、09年デビュー組の進む方向もここから大きく変わっていくそうな予感がした一戦だった。彼らは彼らでまたそれぞれのスピードに応じた変化をしていくんだろう。

YASUもTOSSHIも鉄生もデビュー戦は見ているんだけど09年組ほど鮮烈には覚えていない。豪右衛門にいたっては6人タッグでこれという印象を残していなかった分、GAM1での化けっぷりが衝撃的だった。そう考えると彼らの5年先がどうなっているのかも見てみたくなってきた。

▼スペシャルシングルマッチ!!(30分1本勝負)
⑦×久保希望 vs ○KENSO(全日本プロレス)
(11分22秒)

さて5年前ならまだチャレンジマッチになっていたかもしれないこの闘いも、久保が10年選手になり、若手の域を超え始めた現在では、ここに結果が求められるのは仕方ないともいえよう。実際そこまで久保希望はレベルアップしてきているし、たとえ相手が世界を知る男、KENSOであっても、やはりかつてのように散っていく美学を見せるだけでは正直もの足らない。そもそもこれをチャレンジマッチとして見ること自体、10年選手には失礼というものだろう。もはや「顔と名前は覚えて帰って下さいね」レベルにいる選手ではないんだから。

ところがこの日のKENSOは少なくともここ最近全日でみているKENSOではなかった。多少気分にムラがあるのか、試合内容はわるくないけど記憶に残らない・・・そんなここ数年のKENSOの姿はどこにもなかった。正直久保は何もさせてもらえてなかった。といってもKENSOが一方的に潰したのかというとそうではない。はっきりいうとKENSOの手の内で踊らされていたというかそんな印象を抱かずにはいられないくらいKENSOワールドに支配された試合だった。とにかく観客の視線を出た瞬間に自分に集めてしまう。たちどころにヒールの立ち位置にたって観客をヒートさせる。使う技は最小限、それでいて観客は決して飽きることがない。往年のマッチョマン・ランディ・サベージを彷彿とさせるような技の少なさと会場の空気を手玉に取る能力。これが世界のテクニックなんだよといわんばかりの、圧倒されるばかりの試合だった。本当にすごいものをみてしまった。

今の久保がこのレベルに行こうと思ったら抜本的に何かを変えていく必要があるとは思うが、正直それが何なのかさえつかめないほど、KENSOの試合運びはスケールが違っていた。
ただ、この時点で世界レベルのテクニックを体感できたことは決して無駄ではないと思う。
ましてやシングルマッチである。これが財産になれば確実に久保希望はさらなる進化をしていくだろう。それを見ていく楽しみもできた。いやそれにしてもKENSO、お見事だったとしかいいようがない。

▼スペシャルタッグマッチ!!有刺鉄線ボードデスマッチ(30分1本勝負)
⑧×藤田ミノル & 新井健一郎(ドラゴンゲート) vs 佐々木貴(FREEDOMS) & ○葛西純(FREEDOMS)(22分19秒)

二カ月に一回は福岡で試合しているドラゲーにあってなかなかその姿を拝めないアラケンは九州・山口のプロレスファンにとっては滅多に見られない未知の選手といっていい。正直ドラゲーになってからみたことあったっけ?と思うくらい記憶にないのだから、それも当然か。久々に見たアラケンは頭脳派というか、結構小ずるいベテランといった感じの選手になっていた。

前回有刺鉄線ボードの試合をやったのが小倉北だったんで、たぶん記憶に間違いがなければがむしゃらの北九州パレス大会で、この形式のデスマッチをやったのははじめてではないかと思う。試合前セコンドが運び入れるにしても、おっかなびっくりといった感じで(まあそれが当然なんだけど)、春に見たとんこつ大花火での、手なれた大日勢のセコンド業務ぶりの方が異常なんだよなあ、と思わずにはいられなかった。そのうえ、藤田ミノルが入場と同時にせっかくリングに運び入れた有刺鉄線ボードをまたリング下におろして隠すということをしてしまい、余計混乱を大きくしてしまった感も・・・で、最初はデスマッチを嫌がっていたかのようにみせていた藤田が、いざ試合がはじまってみたら、一番に有刺鉄線の犠牲になり、この日二人目の流血。それだけではない。普段は上にTシャツを着て試合をする藤田がなんと、上を脱いでしまう。額からはおびただしい血が流れ出て、まさに鬼神の形相。考えてみたらデスマッチの総本山である大日でデビューした当時はデスマッチとは無縁の路線を進んでいた藤田が、大日やめてフリーになってからデスマッチに身を染めようとはあの当時誰が想像しただろう。

この藤田のさまをみた殿も葛西もなんかスイッチが入ったらしく、試合はFREEDAMSらしいイカレたクレージーマッチになっていったが、あまりの刺激の強さに呆然とする観客もいたくらい、結構見慣れない人にとってはこの試合は強烈な印象を残したかもしれない。普段絶対的人気を誇る殿があえてヒール的な立ち位置で試合をしていたのも印象的だったし、やはりこれはプロにしか出来ない試合だったといってもいいだろう。

蛍光灯とか電流爆破からすると、有刺鉄線ボードというのは一枚落ちなアイテムとしてみられがちなんだけど、実際はコスチュームに巻きついたり、とげが抜きにくかったり、ちぎれた有刺鉄線がそこかしこに四散したりと危険極まりないアイテムなんだということも改めて思い知らされた。試合は藤田が葛西のパールハーバーで3カウントをきいてしまったが、最後はさわやかにノーサイドで両軍がしめた。このあたりもFREEDAMSらしい味わいだったと思う。このプロが見せたニ試合をメインは受け止めて越えなくてはならない。そういう意味ではハードルが上がってしまったわけだけど。

▼GWAヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
➈【王者】○鉄生 vs ×陽樹【挑戦者】
(15分53秒)

前ニ試合があまりに凄過ぎて、この2人が歩んできた因縁闘争とか前哨戦とかが綺麗に頭の中から飛んでしまったんだけど、リングをおりてもリアルに仲が悪いこの2人がなぜ試合が出来るのかというと、2人ともお互いを「プロレスで」出し抜いて勝ちたいという気持ちでは一致しているため。競争する種目が同じでないと、へたすれば生命の危険も考慮にいれないといけないので、特にプロレスの場合は「プロレスだから安心だね」というわけにはいかない。しかし、鉄生が越えてきたものは、陽樹も我が物にしないと勝ったことにはならないので、そういう意味ではチャンピオンとして既に世界観を作りつつある鉄生という存在は、陽樹的には無視したくてもできないやっかいな存在には違いあるまい。
初回の激突で派手な場外戦を繰り広げた時とはまた異なって、ここ最近の両者の攻防は、相手の技をいくらくらおうと、絶対に倒れまいとする我慢合戦化していたので、その分効いてないふりをし続けることは結構きつかったりもしたのではないかと思う。ダメージも蓄積していくわけで、そうなると実は相手に勝つという最終目的が途中で飛んで行ってしまう。その場では勝った負けたはあったにしても、最後に勝者としてたっていないと試合した意味がない。

そこで両者が繰り出してきた次の手がグラウンドの関節技合戦だった。しかしこれも互角。ならばどこで差がついたのかといえば、意識が飛んだ先に見据えている目的が明確になっていたかどうかが決め手になったとしかいいようがない。夏に王座を奪取した鉄生は意識を失いながらそれでも相手にとどめをさそうとした。実は陽樹がそこまで追い詰められた経験というのは鉄生ほど数がなかったのだ。よって鉄生が防衛という形でこの試合では証明したと思う。限界をこえるというのはある意味危険なことでもあるので、すすめられないんだけど、あえて勝敗を決するならば、この2人に限って言えばそこまで行きつくしかなかったのかもしれない。

とにかく壮絶な試合だった。お互いが意識飛びまくった中で本能の部分でほんの少し鉄生が、上回っていたということになるだろうか?しかしこのままでおさまる陽樹ではあるまい。このおとしまえは何があってもつけないと気が済まないだろう。鉄生も正直次やって勝てるかどうかというと正直そこまで盤石な自信もないだろう。よって盤石になりきる前に陽樹にはどうしても鉄生に土をつける必要があるだろう。今の自分にないものを身につけて、2人がもう一回ひとまわり大きくなったときにまたこのカードは組んでほしいなと思った。

試合後、勝ち誇ったPTがgWoメンバーを集め、さらなる増殖を予告。そのメンバーとは久保を打ちすえたKENSOだった。しかし普段からがむしゃらリングに上がっている藤田はともかくイレギュラー参戦になるであろうKENSO加入ってこの次にどうなるのかという絵が見えない・・・・が、まあせっかくメンバーに入れた以上なんか手をうってくるんだろうなあ。しかしこのgWoの勢力増加に比べると正規軍が手薄すぎるよなあ。なんとかこの辺をどうにかしないとバランスが悪すぎる・・・・最後に鉄生がマイクもって締める流れは今年後半からすでにおなじみになってきた。悪態つきながらも感謝をのべるという独特なマイクは、たぶんLOCのままではできなかったことだろう。自由でより面白いことを目指すgWoはたぶん鉄生の変化とともに生まれたユニットと考えていいのかもしれない。

で、2014年は終わってみたら結局gWoの年になっていた。これを許してばかりではさすがに面目が立つまい。正規軍には特に来年奮起してもらいたいものだ。

新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2014』博多大会観戦記(14.12・2博多スターレーン)

新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2014』博多大会観戦記(14.12・2博多スターレーン)

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11月は体調不良でドラゲーの観戦を断念。その後の交通事故で23日のがむしゃらは見に行けず、結局観戦は0。ということでほぼ禁断症状がでかかっていたタイミングでの新日観戦。正直でるはずだったヨシタツが欠場、ケニーもこないとなると、残る楽しみはROHのマリア・ケネリスくらいしか見どころがない!とはいっても二年連続前売り完売というスターレーン大会の雰囲気自体は好きなんで、これだけでも味わいにいく価値はあるなと思った。そもそもプロレス自体に飢えていたんで正直なんでもよかったんだけど。

小倉は今年初の雪天だったが博多の天気は比較的穏やかだった。前回は18時半試合開始だったが、今年は19時開始。正直まだこれでも間に合わない人も多かろうけど、全9試合をほどよく終わらせるにはこれが最善かもしれない。試合前キンプロのアリストトリスト杯の優秀者表彰がリング上で行われた。プレゼンターの蝶野の代読屋としてリングにあがったのは棚橋弘至!現IWGPチャンプが代打というのはすごい贅沢なんだが、こういうのを頻繁にやってくれることで売り上げもあがるんだろうなあ。さすがブシロード。こういうところはホント抜け目ない。というか今までプロレス業界がいかに知恵を絞らなかったかがよくわかるよなあ。新日が最先端いってるようにみえるけど、エンタメの中でのファンサービスとしては、至極オーソドックスなものではあるし。

そう、最近の新日は意外とファンをリングにあげることが多い。かつて神聖視して素人にはまたがせなかった場所をこうして思い出の場としてファンに提供するというのは本当に試みとしては素晴らしいことだと思う。九プロなどがやっているプロレス教室もひとつの手だけど、大手メジャーがこうした取り組みをしているのは大変にいいことだと思う。


第一試合:
×小松 洋平&獣神サンダー・ライガー[07分51秒](タイチ式ライガーボム→エビ固め)
エル・デスペラード&○タイチ
 
タイチ個人の入場っていつ以来だろう?たいがい鈴木軍の乱闘要員としてしか見てないので、タイチのテーマ曲自体聞いたことがなかったのだが、スタンドマイクをもってエア歌唱しながら入ってきた。まあ、今年はいろいろあったけど、元のタイチに戻っていたので少しほっとした。

そういえば新日も第一試合とはいわずに、いつからか「オープニングマッチ」っていうようになったけど、日本プロレス以来の伝統で若手同士のシングルをここで・・・というのは、正直難しいのかなあとも思う。ヤングライオン杯も長いこと開催されてないし、若手の頭数もそろわない現状と、出場選手があぶれている現状では、若手が大先輩と組んででも試合に出られるだけましともいえる。そんな小松を立ててライガーが試合をしているのは本当にすごい。小松も田中も「雲の上の人」といっているライガーが自ら露払いをしてくれるというのは、恐れ多いんだろうけど、ツアーに出ている選手の中で最年長のライガーがこうした姿勢をみせることで、いつか小松たちが上に立った時にライガーの姿勢を受け継ぎ、後輩の見本になるような選手になっていってほしいなと思う。

試合後、デスペラードが場外のライガーへいきなりトペコンヒーロを敢行。そして、本部席に保管してあったライガーが持つNWA世界Jr.ヘビー級ベルトを肩にかけ、マイクで激しく挑発。ベルト挑戦をアピールした。が、これが唐突すぎたのと、声がこもっていて何言ってるかが、全くわからなかった・・・・

第二試合:
○田口 隆祐&小島 聡&天山 広吉[09分28秒](アンクルホールド)×BUSHI&中西 学&永田 裕志

第一試合はともかく、やはりこの後のことを考えてか、相対的にバタバタした試合展開になった。とはいうもののやっぱお馴染みな選手が多数登場することもあってか会場内は大歓声。他団体でゲストとして登場する時は第三世代にしろ、ライガーにしろメイン待遇だからなあ。それが自団体ではこの位置。つくづく考えると新日の選手層の厚さは半端ない。試合も昔だとヘビー対ジュニアの流れになって大概ジュニアが負けるというのが相場だったけど、この試合のようにジュニア同士で決着がついたのは珍しい。しかもこのあとのタイトル戦線にBUSHIが絡んできそうな流れにもなっていたし、ジュニアも飯伏一強だったころから比べると混沌としてる感はあってこれはこれで面白いと思った。相変わらず元気がいい第三世代同士のぶつかりあいに、ジュニアのスピーディーな攻防と見どころも多かった。時間は短かったけど^^

第三試合:
本間 朋晃&○真壁 刀義[07分51秒](こけし→キングコングニードロップ→体固め
)× ジャックス・ダン&ロブ・コンウェイ

GBHは相変わらず会場人気が高い。個人的には本間はそれほど好きな選手ではない。かといってNWAコンビも別にNWAのギミックいらないと思うしなあ。何か別のキャラクターで勝負すればもっといい位置にいけそうな素材が多いのに、あの怪しい社長がでてきて全部もっていかれて、胡散臭くなる集団の中に埋没してるのはもったいないなあ。何回聞いても「ギャラクシーエキスプレス」は新日本には似合わないし。
せめてロブの隠れた売りになっている、クラシカルなレスリング勝負もみてみたかった。序盤エルボーで試合を組みたてるあたりは何となくランディ・サベージっぽかったし、もう少しそういう味わいを楽しみたかったんだけど。面白い外国人選手がそろっているのになあ。NWAが色んな意味で足枷になってるという印象は変わらなかった。

そういえばフィニッシュにこけしが絡んだのってはじめてみたような^^会場でも「こけしが決まった!」みたいなこといってる人がいたけど皆そう思ってるんだなあ^^

第四試合:
デイビーボーイ・スミスJr&○ランス・アーチャー[06分25秒](キラーボム→エビ固め)
×タマ・トンガ&バッドラック・ファレ

今のNWAってIWGPの下位に位置する扱いになっているのがイマイチ納得がいかないんだけど、昔のNWA知らない人にとってはその程度の扱いでもいいのかなあ?タイトル戦線には積極的に絡ませられない第三世代や、次期IWGPの挑戦者候補が巻くベルトになっているし、実際そうなっているし。で、もとIWGPタッグ王者のKESが現NWAタッグ王者。そして対するバレットクラブもまあIWGPには手は届かないが、タッグ戦線にでてきても不思議ではないチーム。だが、そうした余韻もなくこの試合もバタバタ。トンガとファレはDAWN RAIDを狙って身構えるが、スミスが場外からファレの足を掴んで妨害。トンガが1人だけで突っ込むと、アーチャーが身をかわしてコーナーに激突させ、ラリアットでファレを場外に追いやったところで、スミスがトンガへブルドックボムを仕掛けるが、トンガが頭部にパンチを連射して抵抗。しかし、スミスがそのままトンガを捕まえ続け、アーチャーとキラーボムにきってとってフィニィシュ。大会場ではわかりづらい細かい攻防がみたかったんだが。

第五試合:
○柴田 勝頼&後藤 洋央紀[10分00秒](PK→片エビ固め)×飯塚 高史&鈴木 みのる

笑ったのは、「風になれ」でみのるが入場して、二番の「か・け・て・い・けー!」のタイミングでそれまで暴れていた飯塚がリングインしたこと。狙ってやったんなら大したもんだけど、お客もちゃんと「か・ぜ・に・な・れー!」と同じように「か・け・て・い・けー!」って合唱してたもんなあ。まあそれはともかくみのるが最初から柴田つぶしで仕掛けていったのはさすがというか、何というか。桜庭もそうだけど、格闘技からターンしてそのままの流れで格闘スタイルをやっている選手にはみのるは容赦ない。この日も後藤の出番は割とあったものの、ラスト以外はほとんど柴田の出番はない。まあ鈴木軍はタッグワークというものがあるようでないんだけど、自由に暴れていてもみのると飯塚とはそれなりに疎通しあえてるのが不思議といえば不思議。
 
一方同級生コンビは逆に連携もばらばらだったけど、飯塚の誤爆から柴田が飯塚を羽交い絞めにし、後藤のラリアットがクリーンヒット。間髪入れずに柴田がスリーパーホールドで絞め上げ、最後はPKでとどめを刺す形で久々の勝利。しかし試合後、鈴木がパイプイスを持ち出してエプロンへ上がり、ロープを挟んで再び柴田と睨み合いになる。セコンドたちが必死で制止したが両軍の興奮はおさまらない。こうしてたぶん桜庭以降の遺恨を着々と作っているのがみのるらしいところ。ちゃんと次の手を考えているのだ。
 
第六試合:
×キャプテン・ニュージャパン&棚橋 弘至[09分44秒](ヘルメリー→片エビ固め)○マイケル・ベネット&マット・ターバンWITHマリア・ケネリス

休憩明けはこのカードから。待望のマリア・ケネリスがでてくるのだ!もともとはヨシタツの欠場により、昨年のパートナーであるキャプテンが棚橋とタッグを結成。棚橋組が『WORLD TAG』公式戦で闘う予定だったROH勢と対決することに。でも結果としてはこれでよかったと思う。なぜならヨシタツにはできなかったであろう、マリアとの絡みにおいてはむしろキャプテンの方が適任だからだ。色香に迷うキャプテンがいると棚橋もそっち方面に舵を切りやすい。ヨシタツが同じことしてもあまり絵が浮かばないし、ここまで面白くなったかどうか?

ROH勢がディーヴァ連れででてくる、ちょっといけ好かない外国人ヒールを好演出していて、キャプテンと棚橋には大声援が集まる。このあたりも実にいい仕事をしていた。そしてキャプテンが珍しく大活躍して大キャプテンコールを浴びると、すかさず、マリアがエプロンへ上がってセクシーポーズで挑発。完全に心を奪われたキャプテンがフラフラと近づくと、マリアは張り手をお見舞い。その直後、ターバンがトラースキックを浴びせるも、棚橋がドラゴンスクリューで報復。ここで棚橋は倒れたキャプテンに近づいて大声で呼びかけるが、棚橋もマリアの色気に惑わされてしまいドロップキックを被弾。孤立したキャプテンを、ベネットとターバンが二度目のヘルメリーをさく裂させ、見事勝利。せっかくなんだから勝利した以上、リング上で勝ち名乗りをうけてほしかったなあ。リング下でポーズ決めたのは時間の関係かなあ?ちょっともったいなかった。この日のベストバウトはこの試合でいいと思う。ROH勢の実力も十分伝わったし、なんといってももとWWEディーヴァのマリアを生で拝めたのは本当にうれしかった。次回は試合もみてみたいなあ。本人はもともとイベント業に興味があって、そのために大学に通って(しかもWWEからの奨学金を受けて通っているという!)キャリアアップしているくらいだし、ディーヴァデビューも最初はマネージャーとしてだったから難しいかもしれないけど。

第六試合:
高橋 裕二郎&○AJスタイルズ[10分21秒](スタイルズクラッシュ→エビ固め)ドク・ギャローズ&דザ・マシンガン”カール・アンダーソン
 
それぞれが握手とウルフサインのキスで挨拶し、結束をアピール。同門ということもあってか?AJの前でアンダーソンはいきなり大の字になって試合がスタート。もちろんこれはフリでどちらも素早い応酬で譲らず、アンダーソンがサミングで不意打ちし、直後にAJもサミングをお返し。何も見えなくなった2人は、それぞれ相手側のコーナーに行ってしまうが、もちろんタッチはできない。このあたりちょっとコミカルな味をまぜてくるあたりがAJのパフォーマンス能力の高さを証明している感じがした。

戦闘能力の高さでいえば他の3人もそれなりにすぐれてはいるんだけど、やっぱ世界のレベルというのは頭一つ何か違うものをもっている。特にAJは博多でいきなりオカダからベルトを奪取しているだけに、いち早くそれを目撃した博多のファンからはさかんにAJを応援する声が飛んでいた。スタイルズクラッシュに行く前にブラディサンデーを挟むのももはや当然というか、AJの技にみえるから不思議なんだよなあ。

試合後、4選手がお互いの健闘を称え合い、AJがアンダーソンの手を掲げる。そして、4人でそろって記念撮影に収まったところで、もういつものバレットクラブに戻っていた。バレットクラブもスタート当初は正直どうかなあと思っていたけど、AJが加わったことでこのチームは激変した。やっぱすげえなあ。

第七試合:
×石井 智宏&中邑 真輔[12分07秒](裏霞)桜庭 和志&○矢野 通

この試合も同門対決。正直同じ大会に何度も同門対決組まないでほしいんだけど、このカードに関して言うと、石井対桜庭とかちょっとレアな組み合わせがみられるので期待していた。しかし、身体焼く、焼かないの話をしていたわりに、桜庭は上半身もコスチュームで隠してしまっていた。せっかく「驚きの(肌の)白さ」を売りにしたいんだったら、せめて上半身は脱いでもよさそうなものを・・・・しかも手の合う中邑としかからもうとしないもんだから、会場も「あの人ってプロレスラーじゃなくて格闘技の人なんでしょ」「なんでプロレスの試合しないの?つまんない。」とかいわれる有様。IQレスラーと呼ばれたのが2000年度初頭。今新日見に来ている10代前半のファンとかは桜庭の全盛期を知らない可能性は高い。昔からグラウンドの展開は静まり返って流れをみていくファンが多かった観戦傾向があったけど、桜庭の出番ではあきらかにお客が退屈していた。もうグレイシーハンターの名では今のお客さんには通用しないのかなあ?この事実を新日も桜庭も悟るべきなんだよなあ。同じ格闘畑からでてきて石井とも好勝負している柴田が、なぜ今の新日ファンに受け入れられているのか?そのあたりをよく考えた方がいい。そしてこういう場に中邑を使わないでほしい。正直もったいないよね。桜庭要員として中邑を使うのって。今の桜庭ははっきりいってメインやセミをつとめられるコンディションにはないといってもいいだろう。残念だけどそれが現実。

その分矢野が普段やらないであろう石井とのバチバチ合戦をやったりして、一人で孤軍奮闘していたのが気の毒ですらあった。もともとタッグやりたいっていって新日きたはずの桜庭が依然タッグでは結果出せてないっていうのはそろそろやばいんじゃないかなあ。

ここではっきりいっておきたいのは、桜庭のスタイルを否定するわけでもないし、今の新日に闘いがないとかいうつもりもない。ましてや格闘技が下でプロレスが上ということもいいたいわけではない(そもそも比較しようがないし)。旗揚げから40数年の時を経ていけば人も選手も団体もまた変貌していくし、お客が求めるものだって変わってくる。昔が良かったと思う人もいれば、今の方がいいという人もいよう。ただし、今はこれだけ団体があって、Uスタイルも、ストロングスタイルも新日でなければ表現できないというわけでもない。今の新日に求められているものを提示できないのであれば闘う場所を変えたっていい。移籍に関しても馬場・猪木時代と違ってドロドロした引き抜きもない。トレードだって成立している。昔に比べたらずっと選手にとっても選択肢も多い。

だからお金という条件面でいうなら新日が一番なのはいうまでもないことなんだけど、そこで求められているものと自分が表現したいものに埋めがたい溝があるのであれば、無理にあわせることまでしなくていい。今の桜庭は正直痛々しいと思う。IQレスラーだってできないことはある。ここまでプロレスが多様化した昨今では描けない絵だってあっていいと思う。桜庭には己の信じた道を貫いてほしいのだ。レジェンドと呼ばれる男であるからこそ。

第9試合:
ラ・ソンブラ&○内藤 哲也[14分29秒](スターダストプレス→エビ固め)×YOSHI-HASHI
&オカダ・カズチカ

正直、この試合がメイン?と思ったけど、最近波に乗りつつあるYOSHI-HASHIと、内藤とは二年続けての出場になるソンブラがいることを思うとそう悪くはない。この試合はさすがにメインだけあって時間を気にしない展開で白熱した。ややオカダが攻め急いだ感があったが、YOSHI-HASHIは思った以上に頑張ったし、ソンブラの好フォローで内藤もなんとかダメージを負わず、スターダストを久々に決めて勝利。ちょっとオカダの出番が少なすぎた以外は特に文句のつけようのない試合だった。

試合後、内藤が「今日は、俺のベストパートナーのソンブラが、皆さんにひとこと言いたいことがあります。まずは、ソンブラにマイクを渡したいと思います」とマイクアピール。
「ソンブラ」コールの中、マイクを受け取ったソンブラが「ハカタノミンナ! アリガトー!」と日本語で挨拶。自ら「内藤」コールを扇動すると内藤が再びマイクを掴み、超満員のファンに感謝の挨拶。最後は、『WORLD TAG LEAGUE』の主役は~~! 俺たちやけん!!」と宣言し、博多スターレーン大会を締めくくった。

まあ内藤が勝って締めるとは思ってなかったんで意外っちゃ意外だったけど、それでもそれほど嫌な気はしなかったし、内藤の穴をソンブラがよくフォローしていたんでボロもでにくかったともいえる。なんといっても大観衆の博多スターレーンの熱気が素晴らしい。本当今の新日はマジですごい。これに匹敵しうるのはやっぱDDTかドラゲーしかいないというのが現状だと思う。もう何団体かこの流れに追随してくれるといいんだけど、まあしばらくは新日一強の時代が続くかなあ?アメリカでもケーブルで放送がはじまるらしいけど、どうなるかは楽しみ。できたら博多以外の土地もまわってほしいところなんだけどなあ。





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