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新日本プロレスWRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム観戦記(2015.1.4日 東京ドーム)

新日本プロレスWRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム観戦記(2015.1.4日 東京ドーム)

新日のプロレス詣である1.4。20代の頃は毎年通っていたドームも、最近はご無沙汰している。もはや体力的にも金銭的にも通うのはさすがにしんどいのだが、昨年までは3D映画でみるということをしていたため、毎年恒例のがむしゃらでの生中継も顔出ししていなかたった。しかし今年は映画もなさそうだし、何より飯伏対中邑というこれ以上ない極上カードを出されては、生中継でみないわけにはいかない。第0試合が放送されないと知ってそこだけは残念だったけど、期待を込めてのテレビ観戦となった。

第1試合 IWGP Jr.タッグ選手権試合4WAYマッチ 60分1本勝負
[王者]ボビー・フィッシュ、○カイル・オライリー
(13分01秒 チェイシング・ザ・ドラゴン→片エビ固め)
[挑戦者組]●アレックス・コズロフ、ロッキー・ロメロ
13分01秒 チェイシング・ザ・ドラゴン→片エビ固め

毎回そうなんだがビッグマッチの第1試合は、なぜいつもタッグ選手権の4WAYになっているのかが意味不明。タッグ選手権なんだからタッグマッチにしてほしいし、4WAYでやりたいなら、4WAY選手権を作ればいい。なんかこれだけのパフォーマンスができる選手を集めておきながら、なんかジュニアっていうだけで軽く扱われているのもどうかな?と思うのだ。

前もジュニア王座が飯伏、ロウキー、デヴィッドで争われたけど、ハイレベルな内容なのに凄く勿体無い感じがした。新日本にはやはり小手先に走るより、真っ向勝負のプロレスをみせてほしい。試合形式が気にならないくらいの、どプロレスをみせてほしいのだ。そう考えると、この試合も結局4WAYという部分に引っかかりを感じてそれが最後まで拭い去りきれなかった。

混戦模様のリング上、ヤングバックスがはコズロフにモア・バンク・フォー・ユア・バックを狙うが、これはreDRagonが阻止。そしてシェリーに合体式のダイビングギロチン、さらに変形のジャーマンをお見舞い。続いてフィッシュはニックに雪崩式フィッシュアロー。最後はreDRagonがコズロフにチェイシング・ザ・ドラゴンでピンフォール勝ち。reDRagonがベルト防衛に成功した。

第2試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
天山広吉、小島聡、○本間朋晃
(5分35秒 こけし→片エビ固め)
ジェフ・ジャレット、バッドラック・ファレ、●高橋裕二郎

テンコジに本間を足してテンコケっていうネーミングがすでに何か笑えるのだが、試合はなぜか本間ショーに。確かにこけし人気と会場人気は抜群だけどなあ。本間をここまでフィーチャーする意味がイマイチわからないというか、長い大会の中で巻く必要があるのは仕方ないが、それぞれの見せ場が短すぎた。ちょっとそれは残念だった。こけしは決まらないほうが面白いんだけど、必殺技に昇華しちゃうのはなんか違う気がする。

もう一つ、ダブルJこと、ジェフ・ジャレットを第2試合に出すのか?こけしの引き立て役にしては贅沢すぎる。メインに出てもおかしくないネームバリューなんだが、基本ギターショットさえ見られたら問題ないので、それだけ楽しみにしていた。でもジャレットはやはりバタバタした試合より、じっくりした試合で真価を発揮するタイプの選手だと思うので、可能なら新日のトップクラスとのシングルがみたいなあ、と思った。

第3試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
矢野通、○丸藤正道、マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト
5分05秒 虎王→片エビ固め
●飯塚高史、シェルトン・X・ベンジャミン、ランス・アーチャー、デビーボーイ・スミスJr

矢野+ノアというよくわからない混成チームと鈴木軍外国人部隊が闘う試合。こういってはあれだが、窮地のノアが新日に泣きついた結果がこれなんだろうなあと思う。そもそもメジャータイトルといいながら、GHCのシングル王者の丸藤が第3試合でその他大勢扱いというカードでは、とてもメジャー団体という風には見られないだろう。ノアにしろ、ゼロワンにしろ、今の新日に対抗意識を燃やすのは勝手だが、多分このままでは追いつく前に団体がつぶれてなくなるほうが早いと思う。

試合もわかりやすい遺恨勃発で、旧友丸藤の窮地を救うべく鈴木軍が今後総出でノアを盛り上げていくんだろう。まあいくら旧友でも鈴木みのるが今の丸藤と組む絵は盛り上がりにかけすぎているし、こういう流れができて、ノアは首の皮一枚繋がった感じなんだろう。なんとなく終末期のWARやUインターの匂いがプンプンしてきた。

第4試合 スペシャルシングルマッチ~完全決着ルール~ 無制限1本勝負
桜庭和志●
9分21秒 レフェリーストップ
○鈴木みのる

桜庭対鈴木みのるの完全決着戦。扱いに困った桜庭をみのるがどう扱うのか?今のプロレスを求めてきているお客さんに、桜庭が提示しているものは確かに古臭く感じる。考えてみればホイスと桜庭が同じドームで死闘を繰り広げてから15年が経過しているのだ。だがそんな桜庭を不良債権扱いせず、真正面から総合格闘技の強豪として鈴木みのるは受け止めた。中盤でくらったサクラバロックは完璧に決まっていて、これで中盤以降みのるは左手を使えず(当然ゴッチ式パイルも使えない)、片手での苦しい戦いを強いられたが、久々に桜庭の恐さが存分に発揮されていたと思う。だが、この状態になってもなお、ファンも関係者も見捨て始めていた桜庭の力を引き出した上で叩き潰す腹づもりをみのるは変えてはいなかった。それはUを体験したみのるにしかできないことだったからだ。千載一遇のチャンスでとらえたスリーパーもこれまた渾身の一撃といっていいものだったし、レフェリーがとめたのも正解だったと思う。

できたらホイス戦から15年の時間を感じさせる何かを試合の中でみせて欲しかったのだが、演出的にラストで両者が和解するタイミングでUWFメインテーマが流れたのはかなり象徴的な意味合いがあったので、個人的にはぐっとくるものはあったが、これが会場にいるお客さんに届いていたのかどうかは何ともいいがたい。このあとの桜庭の進む道が全くみえてこなかったからだ。どこへいくIQレスラー?・・・と思っていたら2月のDDTで桜庭対スーパーササダンゴマシンの一騎打ちが決定したらしい。果たしてこの超異次元IQ対決はどうなるのだろうか?

第5試合 NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王者]石井智宏●
12分23秒 キングコングニードロップ→片エビ固め
○[挑戦者]真壁刀義

正直石井対真壁ってだけでメインでもよくない?的なカードではあるのだが、後楽園とかでなら大爆発確実なカードだったと思う。無論舞台がドームであってもバチバチ、ゴツゴツな闘いであることには変わりない。やはりこの二人にしかできない試合だったし、普通ならこの試合で会場あとにしてもいいくらい上質なプロレスであったのだ。今やIWGPを差し置いてでも挑戦したいと思わせるだけの位置にNEVERが上がってきたのはひとえに石井の身体を張った生き様がベルトに魂を宿したのだ。

そのベルトの価値を理解している真壁だからこそ、格下タイトル扱いもせず、いちチャレンジャーとして実に清々しい闘いを挑み、そしてタイトルを奪取した。この重みを理解した真壁だからこそ、多分石井の魂は継承されていくと思う。

本当にごつごつした生きざまのすべてが凝縮された試合だったと思う。石井が勝てなかったのは残念だがこれを機に少しけがを回復させてまたベルトを取りに言って欲しい。

第6試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王者]田口 隆祐●
13分20秒 片翼の天使→片エビ固め
○[挑戦者]ケニー・オメガ

「オーマイ&ガーファンクル」のフレーズで大ブレイク中のIWGP Jr.王者・田口が、BULLET CLUBへ電撃加入したオメガの挑戦を受けるという流れなんだが、どうも最近の田口ってどこへ向かって行っているのかわからない節がある。今のキャラは嫌いではないんだけど、いざ旬をむかえたら王座がするりと逃げていってしまう。これほど何度もジュニアのベルトを戴冠していながら、棚橋=IWGPのような強烈なイメージをお客に残せていない。今回みたいに最強の挑戦者が現れると、防衛できずに王座を明け渡す。いい試合をするチャンピオンだけど、エースにはなっていない。そこらへんが非常に惜しいのだ。

そもそもジャンピングヒップアタックも片翼の天使をもつケニー相手ならもう少し慎重に攻めてもらいたかったし、こういう穴があるあたりが決して嫌いになれない所以だったりするのだけど、やっぱIWGPジュニア=田口にはなっていない。それが現実。

一方のケニーは本当この日のためだけにすべての照準を絞ってでてきたという感じ。爪楊枝をくわえての入場はスコットホールをほうふつとさせるし、バレットクラブの介入も必要最小限で押さえていた。今後はまた変わっていくんだろうけど、基本自分が悪になってクリーナーという二つ名を定着させたいという意気込みはひしひしと伝わった。ただ、ダークサイドヒーローにはやはり光の存在が必要なんで、田口にはぜひその光になってほしいなあとは思うのだけど…

第7試合 IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン、●ドク・ギャローズ
9分00秒 PK→片エビ固め
[挑戦者組]後藤洋央紀、○柴田勝頼

タッグベルトを1年にわたって保持する王者組に、『WORLD TAG LEAGUE 2014』覇者の盟友コンビが挑戦という試合。やはりタッグのベルトはどうしても軽くみられがちなんだけど、20年の思いをこめている後藤と柴田にしてみたら、千載一遇の大チャンス。シングルプレイヤーとしては一度沈みかけた後藤と、格闘技ではこれという実績がないままプロレスに出戻ってきた柴田が、恩讐を超えてともに目指した夢を掴みに来るという用意しようとしてもなかなかできるものではない。

そうなると王者組のモチベーションが気になるところだが、なんせこれだけ層の厚い新日の中で一年に渡って防衛を果たすというのは並大抵のことではない。

やはりというか序盤から誤爆を誘導され同級生コンビの連携は寸断され、王者組が有利な試合展開になった。だが、友情タッグは途切れそうな流れをつなぎ合わせ、時には不利な状況をよく耐えた。終盤ダブルの牛殺しを敢行したあと、誤爆した合体ラリアットに再びトライ。これが成功すると、後藤がギャローズを肩に担ぎあげ、そのまま投げ捨てて、そこに柴田が強烈なヒザ蹴りを加えて一気に流れを自分たちのモノにした。最後はグロッキー状態のギャローズに柴田がP.Kを叩き込んで勝利。盟友コンビがベルトを奪取した。

試合後うれしそうにお互いのベルトを巻きあってる2人は本当に高校時代に戻っているかのようないい笑顔をしていた。再浮上は厳しいかなと思っていた後藤がこいう形で再び日の目を見たことは素直にすばらしいとおもう。

第8試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
内藤哲也●
14分25秒 雪崩式スタイルズクラッシュ→エビ固め
○AJスタイルズ

昨年の夏の『G1 CLIMAX 24』公式戦では、内藤がAJを下している日米天才対決。だが、結果を先に言うと世界レベルの天才が、日本レベルの天才との格の差を見せつけて終わった試合だった。具体的にいうと、AJは最初から内藤の膝ねらいにいっていた。それも長期欠場した方の足狙い。これで動きをとめられた内藤はお得意の空中戦も威力が半減し、ブルマブランカすら出せずじまいだった。

とにかくAJの攻撃はいやらしいほど終始徹底していた。ニークラッシャー、リバースインディアンデスロックなどで攻め立てて内藤を窮地へ追い込んでいく。内藤も単発では技を打つのだが、見てるだけでもあきらかに足にダメージが来ている。だから終盤畳み掛けもAJにダメージを与えきれずにいた。これが計算してやっていることだとしたらなかなかどうしてしたたかな戦略家である。この部分でいうと内藤の攻めには終始一貫性がなく、正直去年のオカダ線から進歩したあとがうかがえなかった。

内藤の雪崩式フランケンシュタイナーをこらえたAJが雪崩式スタイルズクラッシュで葬ったが、正直ここでこれを来るかというところで、内藤もあわくっていたのかもしれない。だが、通常の状態でのスタイルズクラッシュを内藤が警戒していた以上、こういう手にでることができるのもまたトップの証だと思うし、詰めの甘かった内藤が負けるべくして負けた試合だった。

第9試合 ダブルメインイベントI IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王者]中邑真輔○
20分12秒 ボマイェ→片エビ固め
●[挑戦者]飯伏幸太

前の試合が天才対決ならこの試合はキチ○イ対決。入場で先制したのは中邑!なんと王冠をあしらった頭飾りにマントという意味不明な恰好で入ってきたのだが、一歩間違えれば笑いしかおきないのに、中邑がやると恰好いいのだ。このあたりに普段のインターコンチとは違う、中邑なりの思い入れが見えた。飯伏も本当はなんかキテレツなことをしたかったのかもしれないが、DDTでもそれhど入場にはこっていないので、これは仕方ないかな?

開始からしばらくゆっくりと間合いを取り、互いにローキックで牽制しあう。お互いの腹の探り合いで緊張感が増す中、飯伏が、中邑をロープに押し込むと相手のお株を奪う電動ストンピングを見舞う。すかさず中邑もお返しの電動ストンピング、さらにコーナートップに飯伏を固定するとジャンピングニー。そしてエプロンサイドに飯伏を動かすと、後頭部にジャンピングニーを叩き込んで飯伏を場外にたたきだす。

中邑はスキをついて飯伏の後頭部にヒザを叩きこみ、飯伏の後頭部を執拗にストンピング。ストレートの掌底を何発も叩きこみ、中邑を後退させた。この瞬間にあきらかに飯伏の目に狂気の宿る瞬間があった。それは怒りとかではなく無邪気な「壊してもいいよね?」的な子どもの残酷さを持った目立った。確かにDDTでこの狂気を受け止められる人間はそういないし、二団体に籍をおく意味は中邑真輔という存在があったればこそなのかなとも思った。

しかし、中邑も負けじと反撃。飯伏の掌底を回転腕十字で捕らえると、飯伏は中邑の顔面を踏みつけて脱出。さらに後頭部へのストンピングから、お株を奪うリバースパワースラム。さらに中邑のポーズをまねてボマイェを敢行。これは中邑がなんとかカウント2でかえす。実は中邑も思うほど余裕はなかったんだろう。でも飯伏と違うのは己のスタミナに自信をもっていたことと、この路線では俺の方が上だという冷静な自己評価があったことだと思う。要するに中邑は飯伏のすべてを出しきらせたうえで勝てると判断していたのではないだろうか?

しかしその引き出しをあけた飯伏の猛攻はまたとんでもないものだった。圧巻だったのはボマイェ狙いできた中邑を、飯伏はカウンターのフットスタンプのようなかたちで中邑をダウンさせたところ。さらにエプロンの中邑をロープに飛び乗って捕らえると、そのままロープ越しに強引にリングへ放り投げる「投げっぱなし雪崩式ジャーマン」とでもいえるような技を披露。これで万事休すとなってもおかしくはない。

だが、中邑はコーナートップから飯伏の後頭部にジャンピングボマイェ。そしてヒザとヒザの相打ちに競り勝つと、飯伏を肩に担ぎ上げてラストライドを敢行。最後は正調のボマイェを決めて3カウントを奪取。試合後、中邑はマイクを持つと「ヤッバァ~イ ヤバイ! まっしろな灰に・・・うっそ~! 飯伏、最高だよ、コイツは。東京ドーム! いいか? いいか~・・・イヤァオ!!」と勝利の雄叫びを上げた。

激闘のあと、自力では立てない飯伏と自ら立ってマイクで試合をしめた中邑。試合後の両者の姿には思った以上に差はあったけど、この試合をきっかけに飯伏には何度でも中邑越えに挑んで言って欲しい。でも飯伏も中邑も本当わくわくしながら試合してたからみてるこっちも本当に楽しかった。本当13年のベストバウトは軽くこえた内容だった。お見事!

第10試合 ダブルメインイベントII IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王者]棚橋弘至○
30分57秒 ハイフライフロー→片エビ固め
●[挑戦者]オカダ・カズチカ

この試合で棚橋が見せたのは非情さだった。太陽のイメージがある棚橋にキラーのイメージはなかなか想像できなかったりするのだけど、将来のあるオカダに対して何かを刻みたかったのではないか?そんな気がしていた。あおりVでの2人のコメントも対照的。「(棚橋が)邪魔だ」「体調が悪くても金の雨をふらせますよ」というオカダにはある種のイラつきが感じられた。一方の棚橋は「オカダが中心選手だってことはとっくに認めてますよ。でも彼はエースにはなれない。なぜなら俺がエースだから。」と泰然とした構え。いい感じで力の抜けた棚橋は結構こわいかもなあと思って試合をみていた。

やはりというかレインメーカーの伏線作りのため、首を一点集中で攻撃してくるオカダの姿がこの日の試合にはなかった。不意打ちや場外戦での攻防など普段やらないことをはじめてしまった。これが若さといえばそれまでなんだろうけど、いつも通りのオカダを出させなかった点ではもうこの時点で棚橋の勝利は確定していたのかもしれない。

再度場外戦になったとき、棚橋がオカダの突進をかわして鉄柵の外へ追いやり、コーナー最上段からボディアタック式ハイフライフローを敢行。リングへ戻ると、スリングブレイドで追撃する場面があったのだけど、結果的には前半でオカダが棚橋にダメージを負わせきれていないがために反撃をくらってしまったともいえる。

終盤オカダをロープに絡めて固定し、リング内とエプロンからドラゴンスクリュー。さらに、ボディアタック式ハイフライフローを浴びせる。そして、グラウンドドラゴンスクリューで追撃したあたりもそうだったが、棚橋は意外とちらちらオカダを焦らせながら自分の布石をいくつも打って出ていた。座っているオカダの上半身へハイフライフローをお見舞い。そして最後は、仰向け状態のオカダをハイフライフローで押し潰し、3カウントを奪取。試合後「オカダ、よく聞け!IWGPは遠いぞ!」とマイクで追い打ちをかけた棚橋。全力を尽くしたのに勝てなかった自分をふがいないと思ったか号泣するオカダ。勝敗がここまで非常になるというのは最近ではかなり珍しいことだけど、負けて悔しいと思えるような試合をできるというのはやはり一流の証だろうと思う。

オカダはまだまだ沈まないと思うし、棚橋も今後どうなっていくかはわからない。だが、まだ太陽は沈んだわけではない。それだけはわかった。それにしてもノンストップ興業はさすがにきつかった。テレビで見てても集中力とぎれそうだった。今回試合時間も早くして終了を早めになるようにしたのは、翌日の仕事始めを想定しての配慮だったと思うけれど、あえて難点をつけるとしたらはやり休憩はいれてほしかったなと思う。さて5月のどんたくまでにどのような変化がおきてくるのだろうか?とても楽しみにはなってきた。
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DRAGON GATE THE FINAL GATE 2014観戦記(14.12.28日 福岡国際センター)

DRAGON GATE THE FINAL GATE 2014観戦記(14.12.28日 福岡国際センター)

写真はこちらから

年末の福岡地区の掉尾を飾るビッグマッチはドラゲーが飾る。この通例行事に今まで実は参加してこなかった。なぜならTVでみられるから。TVでといっても完全放送されるわけでもなかったりするのだが、なんせ玄界灘の潮風はヘタすると春先でも寒いくらい。海沿いに位置する国際センターは正直この時期近寄りたくなかったというのが本音。だが、今年はなぜかご縁があっていけることになってしまった。せっかくみられる機会を与えていただけたということは、何かがあるに違いない。そう思って国際センターに赴いた。普段出店や売店ではあまりものを買ったりしないのだが、今回は誘惑に負けてカスタードたいやきを所望。これが意外といけていた。こういう何気ないところでついてると、意外といいことがあったりする。初のドラゲーのビッグマッチは北側だけをつぶしていたが、ほぼ全面仕様。数年前の新日でもここまで入ってなかったであろう入りには正直びっくり!この大会もTVが入ってる(しかもローカル地上波と衛星放送の2局!)ので放映権料だけで十分もとはとれているだろう。正直テレビ用に人入ってないと絵的にまずいので招待券を配る…というのはどこの団体でもやってはいる。しかし今日日配ったところで実際に会場に足を運ばないことの方が多いのもまた事実。だが、ドラゲーは例外的にといってもいいくらい、招待券の回収率が高いのだ。だからほぼテレビマッチは二カ月に一回博多でやっているのにいつも満員。二か月後にはスターレーン大会を控えているのに、それでも生でみたいと思わせる魅力が今のドラゲーには備わっているのだ。

加えて新日同様、若手にチャンスを与えて、その若手がちゃんと結果を出していること。一時期世代交代が遅々として進まなかったこともあったが、ミレ二アルズの加入で一気に進化が加速した。よって、今までは曙を呼んだり、試合形式を工夫したりしてなんとか満員にしようとしていたが、今回は純血勝負。むしろこれでも出られない選手がいるくらいなんだから今のドラゲーの勢いは恐ろしい。

そしてメインの鷹木対ハルクという10年物語の完結をタイトルマッチとしてメインにもってきた。すがすがしいほどの王道マッチメーク。期待感は高まっていよいよ開幕!

【第1試合】
“ハリウッド”ストーカー市川&“×ミスター・ハイテンション”琴香&林悠河
vs
ジミー・神田&○ジミー・カゲトラ&Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン
(9分57秒 一騎当千)

このメンツの中にあって後楽園大会で先輩を破って頭角を現した林が入っていることがミソ。スクリーンでその模様を散々流していたこともあって、期待値は高まる一方。あとのメンバーは普通にプロレスができるのでそれほど心配ないし、ビッグマッチにふさわしい第一試合になりそうな予感がしていた。

林は市ちゃんお約束のロープ渡りでもガン無視を決め込み、見事股間痛打までの流れを作っていたが、老練なジミーズが連携で孤立させていくとやはり捕まる展開が目立ってきた。
谷嵜の地獄の断頭台も決められた林だが、カウンターの払い腰を決めると市川&琴香がダブルのコルバタから、林のプランチャ&琴香のトぺの競演で驚異の新人の印象を福岡に植え付けていく。実際要所要所でみせる払い腰は、ルチャベースのドラゲーにあって、かなり異色だし、個性になりうる技だなとおもった。こういう新人がいるっていうのは心強い。試合は琴香がカゲトラにつかまって負けはしたが、林の存在感は大きく光った試合だったと思う。

【第2試合】
×U—T&ヨースケ・サンタマリア
vs
○ドン・フジイ&問題龍
(8分9秒 外道クラッチ)

試合はMAD BLANKEY(MB)の奇襲でゴング。ここ数年はベテランポジションで大人しめなファイトばかりしていたフジイさんがまるでクレージーMAX時代をほうふつとさせるかのような荒々しい攻めを見せて、ミレ二アルズを翻弄。ミレ二アルズは序盤でペースがつかめないまま、MBに攻め込まれる場面が目立ち過ぎた。マリアがスカイラブやラブリーアローが決められ、U—Tの変形腕極めDDTでなんとか流れを変えようとはしていたけど、正直ミレ二アルズをもってしても今のMBはちょっと手が付けられないかなという感じ。試合はフジイが背後へラリアットを放った後すかさず、外道クラッチで3カウント奪取。順風満帆だったミレ二アルズにやや怪しい雲がかかりはじめたのかな?

ここでメインのドリームゲートに向けての決意表明。これはたぶんGAORAの放送に合わせたものなんだろうが、いかにもなビッグマッチ感にあふれた演出でよかったと思う。ともに思うとことがあって過ごした10年の重みがここでいやというほど伝わってきたから
だ。

鷹木「いよいよ決戦の時がきました。ハルクとの戦いにユニット抗争とか同期対決とか関係ありません。一人のプロレスラーとして一人の男としてこの状況は納得いきません。
BxBハルクを追う立場というのは納得いきませんが、いつも通り叩き潰すプロレスでベルトを取りますんで応援宜しくお願いします」
ハルク「インイベント、ドリームゲート。この舞台に立つことが出来て嬉しいです。僕は10年前に北海道から出てきました。そしてこのベルトにたどり着くまで10年かかりました。
その相手が鷹木信悟なのは非常に意味のあることだと思います。みんなの声援の力が必要です。僕に力をください」

この言葉だけでも十分その重みが伝わってくるではないか!

【第3試合】
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
《王者》○フラミータvs《挑戦者》×パンチ富永
(12分35秒 マスク剥ぎによる反則)

メキシコから単身来日し20歳でチャンピオンになったフラミータ。その華麗なファイトスタイルは今のドラゲーに実に似つかわしい。ミレ二アルズにあっても非常に貴重なポジションにいると思う。ハンドスプリングからコルバタで富永を場外に出してトぺで追撃した
フラミータが、場外に誘い込んだが、ここはやはり極悪挑戦者らしく富永がペースをつかみ、フラミータを鉄柱に叩きつけた。これで動きの停まったフラミータは、ケンカキックや急所付近のトーキックを中心に攻めこまれる。

リング内ではあえてそうしていたのか?凶悪な部分を控えていた富永が、終盤で一斗缶!そしてPTキックを狙ったがフラミータがカウンターでフラムフライを狙うが、カウント3目前で、レフェリーの見てる前で堂々とマスクを剥いだため、富永が反則を取られフラミータの勝利となったが、マスクはぎは中盤でもよかったような気がする。というかマスクはぎ自体が、今やマスクマンの正体をさらすというメンタル攻撃の意味合いをなくしてしまっている以上、なんかそれ以上の意味合いはもたせてほしかったな。ただこれでMBが執拗にミレ二アルズに焦点をしぼって抗争しだしたことだけは理解できた。

【第4試合】
吉野正人&戸澤陽&×しゃちほこBOY
vs
CIMA&○Gamma&K—ness.
(18分14秒 ガンマスペシャル)

年末にMBの増強目的で行われた土井ダーツによって、MBに強制加入となったもとベテラン軍の三人がMAD BLANKEYとして登場。全員黄色のコスチュームはかなり異色。強制加入当時はYAMATOとの握手を拒否していただけに、動向が注目されたが、試合はいたってMBらしくこの試合も奇襲でスタート。いやいやという感じはみじんも見せずに
戸澤を逆さ吊りにしてGammaが塩を撒き、CIMAがホウキで掃いて戸澤に大ダメージを負わせる大悪党ぶりを展開。だがこういうやんちゃなCIMAがかえってきたことはちょっと嬉しかったりもする。

個々ではMONSTER EXPRESSも一矢報いようとはするものの、後がなかなか続かない。
鯱を孤立させると、Gammaがアックスボンバーからガンマスペシャルで3カウントをとった。最後までやりたい放題のもとベテラン軍は果たして本当にヒールに染まってしまったのか?はこの時点ではまだ明確ではなかった。

【第5試合】
◎オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合◎
《王者組》堀口元気H.A.Gee.Mee!!&×ジミー・ススム&斎藤“ジミー”了
vs
《挑戦者組》望月成晃&ドラゴン・キッド&○ビッグR清水
(19分23秒 砲丸投げスラム)

実質ベテランだらけの中で唯一異彩を放っていたのがビッグR清水。ドラゲーでは数少ないパワーファイタ―という立ち位置は正直両津キャラをやっていたときよりずっと魅力的に見えた。まあYAMATOにしろ清水にしろ元ネタがNXTだというのがもろばれだけど、オリジナルのビッグ・E・ラングストンとはまた違ったキャラになってるし、なにより両津時代を知ってる人間ほど今回の変身は驚いたはずだ。てっきりお笑い路線でいくものとばかり思っていたからだ。このメンツの中で若さと勢い、そしてパワーをだらよりももっているというのは大きな強みだろう。
圧巻だったのは、終盤ススムが清水を孤立させラリアットを3発、4発と叩き込んだが清水は強烈なラリアット一撃でなぎ倒した場面。ジャンボの勝ちが通用しない相手という意味で、強烈に印象付けた。このほかにも勝負所で清水が絡むことが多く、モッチーやキッドがいかに彼を信頼しているかがよくわかる試合だった。最後も望月が三角蹴りでアシストして清水が砲丸投げスラムで初戴冠というこれ以上ない出来。実は帰りのバスで結構清水の変身に驚いていた人が興奮しながら話をしていたんだけど、その気持ちもよくわかるなあと。いや、お見事でした。

【セミファイナル】
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
《王者組》×T―Hawk&Eita
vs
《挑戦者組》○YAMATO&サイバー・コング
(25分56秒 ギャラリア)

最近の流れはチェックしてなかったんだが、どうもミレ二アルズはMBに狙われ出してから若干出てきた当時の勢いがスポイルされかかっているようにみえた。新世代の旗手として登場したYAMATOあたりは特に面白くないんだろう。全体的にルードだからというより私怨でミレ二アルズに向かっていく感じがみてとれた試合だった。場外にいるマリアらにさかんにちょっかい出していたし、その辺の戦いぶりが逆にT-HAWKあたりは面白くなかったのか、サイバーにも当たり負けないぶつかりあいで中盤は大いに見せてくれたが、終盤畳み込む場面で若さが出たか、YAMATOの垂直落下式ブレーンバスターからの、スリーパー、そしてギャラリアでフィニッシュとなって、まさかの防衛失敗。

勝ち誇るYAMATOは「セミファイナルは俺たちYAMAコンの大勝利だ。おい博多、今日の俺も、いや、今日の俺たちも……」といいかけたところで会場の声が先に「かっこよかっただろ」といってしまったため、やや怒り気味で「先に言うな!・・・・かっこよかっただろ?お前らも知っての通り、12月16日に俺たちMAD BLANKEYは土井ダーツによって生まれ変わった。だが大阪06の二人は握手を拒否して、今日はセコンドにも付かなかった。K-ness.、これはどういうことだ?」と大阪06とは未だ和解してないことを告げた。K-nessも説得は難しいという。そこへ大阪06がK-ness.を押しやってリングインし、
なんとミレニアルズに暴行して、彼らを下敷きに椅子を設置して座ったではないか。間を取ったあとにYAMAコンと大阪06は握手&抱擁で、結束をアピール。

CIMA「おい、YAMATOサイバー、俺らはダーツに逆らうつもりはない。むしろ、この状況を楽しんでいる。確かに後楽園では握手をせんかった。でも憎きミレニアルズからツインゲートのベルトを取ってくれた。揉めるよりやることあるやろ。」と標的はミレ二アルズであることを表明。Gammaも「MAD BLANKEY最高じゃねえか。」と同意してさらにミレ二アルズに暴行。これで会場は大ブーイング。

意に介さないYAMATOは「ミレニアルズ、来月後楽園で5対5が決まってるのに何故セコンドにフラミータがいない?改めて今日、元ベテラン軍のゾンビ共が加わってMAD BLANKEYが生まれ変わった。博多、そしてドラゴンゲートファンズよ、2015年のMAD BLANKEYを楽しみにしておけよ」と捨て台詞を残して去っていった。

【メインイベント】
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
《王者》○B×Bハルク
vs
《挑戦者》×鷹木信悟
(35分6秒 ファーストフラッシュ)

ここまで散々二人の10年ストーリーが映像で語られいやが応でも盛り上がらざるを得なかった。そしてやはり次世代の、闘龍門時代を知らないドラゲースターズがこうして団体最大の大会のメインを務める。ある種感慨深い。他団体のスターの力も借りず、自力の営業だけでここまできた。実は開場前鷹木が屋台の前にコスチューム姿で現れ、いつも陰でささえてくれているお店の方と談笑していた。それは余裕とかではなく、メインの重圧に対する緊張緩和にも見えなかった。実に自然な感じでとけこんでいたのが印象的だった。

序盤はロックアップからヘッドロックとオーソドックスな攻防。鷹木のリストロックはハルクが側転で切り返すし、鷹木がタックルにくるとハルクはリープフロッグ。互いにヘッドシザースでみせあったなかなか重厚な展開。しかし試合が進むにつれてお互いがお互いをつぶしにかかる。そのひとつひとつに「こいつにだけは負けたくない」という執念みたいなものが宿っていた。ただ単純に時間を長くしてるわけではない。二人ともフルで動き回っていた。本当のタフマッチだったといっていい。中盤から両者ともフラフラ。鷹木にスワンダイブ式ニールキック→E.V.Oと畳み掛けたハルクは、起きた鷹木にミドルを見舞う鷹木も足をふらつかせるが、ハルクのスワンダイブ式ミサイルを喰らったあとも、走り込んでラリアットを放ち意地を見せる。こうなるとどっちが先に沈むか?根競べである。しかしなんと崇高な意地の張り合いだろうか?素晴らしいとしか言いようがない。鷹木はブレーンバスター狙いを耐えられるとパイルドライバーで叩きつける荒業を見せ、左でのラリアット→コーナーパッドへのアラバマスラム→パワーボムとつないで、さらにMADE IN JAPANを狙う。しかしハルクが切り返しオーバーヘッドキック→F.T.Xとたたんでくるがこれも鷹木がキックアウト。

時間はとうとう30分を超えた。もはやこの領域にきてしまうと、憎しみがどうとか言う問題ではない。鷹木は串刺しラリアットからハルクをコーナーに設置、雪崩式ブレーンバスターからクラッチを離さずE.V.O、さらにラリアットを見舞うがこれも2で返される。
とうとう四つん這いの頭突き合戦がはじまって力尽きたかと思いきや、ここから立ち上がってでエルボー合戦。まだひかない両者。ハルクは背後にカカト落とし→背後にファーストフラッシュ。さらにE.V.O。そのうえ、これが決まらないとみるやファーストフラッシュを2連発からのフェニックス!だがこれを鷹木は1で返す!もう鳥肌が立つなんてもんじゃなかった。最後は誰が見ても「もうかえしてくれるな!」と思ったハルクのファーストフラッシュ。ついに力尽きた鷹木は3カウントをきいてしまった・・・しかし勝者のハルクもまたベルトを受け取れない上に立ち上がれない状態になっていた。セコンドの清水が必死になってアイシング&コールドスプレーで手当てをするが、ハルクはしゃべれる状態ではない。

いや、年末ラストにベストバウトがでてしまうとは!これを博多でやっちゃうっていうのがドラゲーの本気さだよな。そして鷹木とハルクの10年の時がつむいだライバル関係。ずっと鷹木の背中を追ってきたハルクにしてみたら感無量だったことだろう。しかし、やっとマイクを持ったハルクは絞り出すように「今日はたまたま俺が勝ったよ、お前との戦いはいつも紙一重だよ。お前との戦いは終わらない。いつでも待ってるからな。」と片膝をつきながらも鷹木との再戦を約束。最後はダメージのでかいハルクを気遣ってDia.HEARTSのメンバーがアドリブでつないだが、ベテラン2人は何も考えてないとのことでグダグダになりかかったが、最後は清水が「今日初めてベルト巻けました。DRAGON GATEいちの力持ちになります!」と宣言して大会を締めた。

今回は完璧にしてやられた。そして新しいことが売りだったドラゲーがしっかりした歴史をつむぎ、それを新しい世代が受け継いでいっていることに驚いた。今までドラゲーの年末大会はどうも腰が重くなっていきにくかったりしたんだが、来年からはちょっと考えないといけないなあ。いや、でもいまだ興奮さめやらないし、やっぱすごい試合だった。見に行って心の底から本当によかったと思える大会だった。みんな本当にありがとう。鷹木、ハルク本当にありがとう。だからプロレスは素晴らしい!




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