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北九プロレスZ門司港祭り大会観戦記(2015.5.24日)

北九プロレスZ門司港祭り大会観戦記(2015.5.24日)

写真はこちらから

この日は午後2時から小倉のあるあるCITYで、メタルラックの単独LIVEを観戦!

プロレスと縁が深いからか、今時やらない馬場さんのモノマネや、扱い次第では事故になりそうなエヴァや進撃の巨人といった素材にも果敢にチャレンジしていて個人的には非常に好感が持てた。

ただひとつ注文するならば、3回流した出囃子をバカボンで統一するか、最後だけ変えるならそこも笑いのポイントになるような選曲にして欲しかった。でも思った以上のクオリティで、楽しめました!

さて、あるあるCITYをあとにして、私はひとり門司港へ。昨年見限った北九Zの門司港まつり大会観戦のためである。

真面目に目的を話すとメキシコ武者修行帰りのネグロの試合が見たかったというのもある。ブラドリを続けながら、ダークサイドとも手を組んでタッグベルトに挑戦するという。まあ、そこまで甘くない事は本人だってわかるはずだから、メキシコくんだりまで修行の旅に出たはず。
その成果を見届けたかったのだ。

ちなみに門司港港まつりのプロレスは今年が7回目。北九Zに変わって今年で3年。年々下がり続けるクオリティはある意味事故レベルと言っていい。そしてそういうイジワルな期待に北九Zはまたしても応えてくれたのだ!

まず、一昨年との大きな違いは、みなと祭りのプログラムからプロレスが外されていたこと。さらにステージが終わるとそれまではプロレスにも貸し出されていた椅子も完全撤去!まあスタンディングでもなんでもいいんだけど、更に驚いたのは音響!

これは以前から自前とおぼしきマイクとスピーカーで進行していたのだが、今回は今時リサイクルショップにすらおいてないであろうラジカセに、マイクをつないでアナウンス!しかも音が全く聞こえない!なにを言っているのかさえ聞き取れず、入場テーマも聞こえない。すごいぞ!北九Z!

そのくせ選手応援用の旗だけは用意してきている。今までは劣化した華☆激だと思っていたが、劣化した九プロの要素まで加わるとは!すごいぞ!北九Z!

しかしこれだけでは終わらない。選手控え室になっていたステージすみの倉庫も貸し出されてはいない。なぜならそこに片付けた椅子が入ってしまったからだ。

貸してもらえないばかりか、そのイスにまで追い出される北九Z!

で、ヒールサイドが長椅子が常時セットされたテントの下にいる。まさか、と思ったらそこが控え室であった。

いつもは潮がひくようにいなくなる観客も今年は結構残っていた。それがよかったのかどうかは知らないが。

余談だが、北九Zの公式ページもfacebookにもどこにも告知が載ってなくてこのカードを知ったのはヴァンヴェールネグロのブログであったこと
は記しておきたい。

◯KAZE&ヴァンヴェールネグロ&X
VS
×ゼファー&福島鎮也&ウラカンマリーノ

そもそもアナウンスが聞こえないので、会場のお客も「誰が誰だかわからない」といっている始末。

先に入場してきたブラドリは観客とハイタッチしながら入場。のっけから緊張感が0。でXという選手の名がコールされても誰だかわからない!

そういえば試合前にKAZEがリングに上がっていたのだが、北九Zが担当する前は控えの選手が隅の方でスクワットとかしたり、今日は負傷のため欠場していた谷口なんかもリング上で練習する光景は当たり前に見られた。

しかし今年はKAZEが後ろ受け身を一回とって「よしっ」といってリングをおりて
しまった。え。それだけ?控えの方もずっと見てたけど、談笑こそすれ、練習してる風には全く見なかった。

その上リングにあがってからは3ショットの記念撮影にポーズつきで応じるブラドリ。いや、あんたらヒールですよね?こりゃないわ、と思ったけど、北九Zなんでもう多くは求めないことにした。むしろこの路線を突き進んでどんどんしょぼくなっていってほしい。

しかし間違えないでほしいのはゼロワンのイオン然り、イベント然りだが、一般の観衆の前で試合をするということは、その人にとって最初のプロレス体験が「これ」ということになるかもしれないのだ。そう考えるとなあ・・・・

試合自体で気になった点は3つ。

まずゼファーの成長が止まっている!デビュー戦見たときは「やっとこれはという選手がでたか」と思ったのだが、攻めはともかく受けに回るとひやっとする場面がいくつもあった。確かにデビュー戦と比べ声もよくでてはいたけど、それだけかなあ。実戦経験が乏しいとはいえ、これはちょっとなあ。

試合展開自体は最初がブラドリの奇襲~乱闘、リングに戻ってからしばらくは北九Z同士、レアル同士の攻防が続いたのでまあ無難といえば無難。

しかし対北九Zになった時に、今まではルチャモードからプロレスモードになると途端に動きが不自然になっていたネグロのムーブが実にスムーズになっていたのだ。これはやはり経験値の差だろう。各団体に上がり、メキシコ修行を経験した分の上積みは確かに感じられた。

で、3つ目はやっぱKAZE。というかヒールであり先輩でもある選手が一番おいしい所を全部もっていく試合運びをするのって正直どうよ?と思ってしまった。やっぱそこはベビーに声援が集まるようにしないといけないんじゃないのかな?

試合はスーパー稲妻キックが決まらないKAZEがタイガースープレックスで受けに難のあるゼファーをKOしてしまい、ブラドリの勝ち。(結末はフォール勝ちだけど)ゼファーはしばらく頭をおさえたまま大の字に。

「以上で北九Zの全試合を終了いたします」
かろうじて聞こえたリングアナの声に一同「?」・・・。

そう実は試合が終わって初めてこの大会が一試合しかないことを知ったのだった。

まあ、何試合もこんなのやられるよりはいいけどねえ。

でも収穫がひとつ。私のすぐ後ろに英語圏の方が観戦してらして、その方々の反応がオール英語!しかもヒールにはちゃんとブーイングを飛ばし、ツームストーン・パイルドライバーをちゃんとネイティブな発音で口にしていた。なんか試合よりそっちが気になって(というか面白すぎて)自分がいる場所が門司港だということを忘れそうになった。

まあ英語の歓声がこの大会一番のハイライトっていうのもどうかとは思うけど、そういえば一昨年まで大会を後援して、必ずリング上から挨拶してらした某病院の先生の姿は今年見えなかった。どうしたのかなあ?

さあこの状態で果たして来年があるのだろうか?それ以前に北九Zが無事年をこせるのだろうか?まあどうでもいいんだけど。ある意味これも伝説級の事故だよなあ・・・・これをプロレスといっていいんだろうか?



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[ 2015/05/24 20:43 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(-) | CM(-)

新日本プロレス「レスリングどんたく2015」観戦記(2015年5月3日(日)17:00 福岡・福岡国際センター)

新日本プロレス「レスリングどんたく2015」観戦記(2015年5月3日(日)17:00 福岡・福岡国際センター)

写真はこちら

レスリングどんたくといえば、古くはホーガン対ムタ、猪木対ムタ、天龍と猪木の初遭遇など、東京でも実現してないカードが組まれる西日本最大のビッグマッチだった。新しくは昨年のオカダ対AJがそう。ところがその座を今年は7月の大阪城ホールに奪われ、あっさりと二流の地方大会に成り下がってしまった。スターレーンが確かに二流~五流のカードで超満員になっていることを考えると、国際センターでもできるだろう、という慢心が新日サイドにあったとしか思えない。確かに隣で浜崎あゆみのコンサートがあって、国際センターの界隈は例年になくすごい人だったが、当日券売り場に並ぶ人が例年になく少ない。グッズ売り場は相変わらず長蛇の列だったが、中に入ってみると意外と込んでない。

そして会場に入って異変に気付くことに。いつも私が座っている南側三階上段真ん中周辺は「関係者以外立ち入り禁止」とされて、ロープで閉鎖されていた。それと、私が座った西側の端にはごっそり空席が・・・・(ちなみに最後まで空席のままだった)。じゃ南側で関係者のだれかが見ていたかといえば、それらしい影は一人しか見受けられなかった。他にも二階三階にはちらほら空席が目立つ。そもそもチケット自体回せる枚数がないという話だったのに、これはどういうことだろう?ひとつ考えられるのは当日券が伸びなかったということだろう。中邑は優秀なメインイベンターだし、後藤も博多では人気がある。しかしどんたくのメインはICではないんだよなあ・・・。

ちなみに後々発表された観客動員数 は5,180人(超満員)。ちなみに去年は7,190人だった。カードの引きが弱いのと、スターレーンとG1開催が発表になった時点でどんたくが敬遠されたのだとみて間違いないだろう。この事は新日のフロントは重く受け止めねばなるまい。

大会開始前、4月28日に68歳で亡くなられた阿修羅・原さんの追悼セレモニーが行われた。これはオールドファンからするとたまらないものがあった。WARとの対抗戦で新日本にも大いに貢献したし、その前は○シン軍団で…いや、なんでもない。個人的には少しでいいから原さんの雄姿をモニターで流してほしかった。全日時代の映像やSWS時代は難しくても、G1に出たときの映像とか、いろいろあったと思う。そうしたら対抗戦時代を知らないファンにも少しは原さんの偉大さも伝わったことだろう。しかしセレモニーで、全日本プロレス時代からの後輩であるレッドシューズ海野レフェリーが原さんの遺影を持っていたあたりでぐっとくるものがあった。テンカウントというのはいつやっても何か切ない気持ちにさせられる。博多でいうと華☆激で福田雅一の追悼もやったよなあ。こうして選手、観客、関係者が黙とうを捧げる中、追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされたあと、会場にSWS~WARで主に使用されていた原さんのテーマ曲「DREAMS」が!国際時代~全日で使われていた「阿修羅」は原さんご本人があまり好きでなかったそうなんで、この曲を流してくれたのはもう感涙ものだった。

ただ、さっきも書いたけど原さんの偉大さがどれだけ今のファンに伝わったかは大いに疑問だった。特にWARでの引退後は表舞台から姿を消していたし、今集っている観客には「なんで新日の海野さんが遺影をもっているのか」ということすら理解してなかっただろう。そこらへんを説明するためにも試合映像を流してほしかったのだが…

個人的にはここが本大会のMAXポイントになってしまったのが残念でならない。

第1試合:
マスカラ・ドラダ&タイガーマスク&獣神サンダー・ライガー&永田 裕志(○)
vs.
KUSHIDA&田口 隆祐&キャプテン・ニュージャパン(×)&中西 学
フィニッシュ:エクスプロイダー・オブ・ジャスティス

この組み合わせみて思ったのは「いつもだとこれって第0試合だよね」ということだった。いや確かにいい選手はそろっているし、こんな豪華な第一試合もないのだが、今まで散々第0試合扱いしておいて今回は第一試合ということになると、この大会での第一試合の位置づけってなんなんだろうと思ってしまった。このメンツなんで内容に関しては、よっぽどのことがないと外しようもないんだけど、まあ地方でも組まれてそうなカードをあっさりこういうところで出しちゃうあたり、今回のマッチメークはどっか変だった。

ひと通り見せ場が終わって最後は永田がキャプテンをフォールという目新しさも何もない展開で終了。これ以上書けることがない・・・・

第2試合:
内藤 哲也&田中 翔(×)
vs.
飯伏 幸太&小松 洋平(○)
フィニッシュ:逆片エビ固め

だいたい4月の両国でメインを張った飯伏が第二試合。しかもヤングライオン同士のシングルマッチにするならまだしも、ここに内藤との因縁を絡める必然性が全く感じられない。だからだろうか?序盤は飯伏対田中、小松対内藤の絡みが多かったが、やはり上が厚い新日にあって常時カードが組まれている選手と、出られたり出られなかったりしてるヤングライオンとの差はでかかった。いっそWWEやDDTを見習って若手主体の大会を開くとか(かつての夢☆勝ちみたいな)やり方はあると思うのだが、これだとなかなか若い選手が夢を持ちにくいと思う。大日とかDDTはすでに次世代のエースを育てようとしているのに、業界大手の新日がこういうのではなあ。

今は特にヤングライオン杯みたいなのもないし、後楽園が常時フルハウスになっていることを考えると、若手主体の興業導入は急務だと思うのだが…それがあったうえでこうしたビッグマッチに顔を出すのはいいと思うのだ。しかしこれではただ出してあげましたよ、で終わりではないか?中盤から終盤にかけての田中と小松の意地の張り合いをみていると本当にもったいないことをしてるなあとしか思えなかった。

第3試合:
本間 朋晃(○)&小島 聡&天山 広吉
vs.
バッドラック・ファレ&タマ・トンガ&コーディ・ホール(×)
フィニッシュ:こけし

しかし今のこけし人気は本当に凄まじい。あれだけ決まらなかったこけしが今面白いように決まる。試合前の撮影会でも本間の前には長蛇の列!

だが個人的にはどうしても大日や全日をブッチしている(まあ新日本も一回やめているけど)本間にはどうも好印象を抱けない。こけし自体リスキーには見えるけど、それだけに頼る試合展開はむしろ大日時代の本間よりプロレスが退化している。これの露払いさせられているテンコジもなんだかなあ、という感じ。

正直こけしブームに関してはとっとと終わってほしいくらいだ。なんとなくしらけた感じで眺めていた試合だった。

第4試合:IWGP Jr.タッグ王座戦
ロッキー・ロメロ&バレッタ(×)(ロッポンギ・ヴァイス)
vs.
マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン(○)(ヤングバックス:挑戦者)
vs.
カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ(レッドラゴン:挑戦者)
フィニッシュ:モア・バング・フォー・ユア・バック
※ヤングバックスが新Jr.タッグ王者に!

ジュニアタッグはどうしちゃったのかなあ。ベルトの権威を考えたらゲーム性の強い3WAYや4WAYでタイトルマッチやる必然性がない。WWEなら全然アリなんだけど、それを新日本が追随することはしなくてよくないか?

確かに今はWWEに続く世界二位の大手であり、WWEにあがれない外国人選手を全て使い切るにはこういう試合形式以外はないんだろう。しかし個別にみたらクオリティの高いチームばかりなのに、どうしてもバタバタした印象しか残らない。その上誰が王者なのかさえ判別できない。面白いだけでは記憶には残らないのだ。

第5試合:IWGP Jr.ヘビー級王座戦
アレックス・シェリー(×)(挑戦者) vs. ケニー・オメガ(○)
フィニッシュ:片翼の天使

ケニーといえば同門のAJをもびっくりさせた飯伏とのシングルが未だに記憶から離れない。あのクオリティを考えると、田口であろうが、次期挑戦者になるであろうKUSHIDAにしても、今回のシェリーにしても、狂気さが欠片も感じられない。ヒール転向してから嬉々として役割を演じているケニーとしては物足りなさもあるのではないだろうか?

やり切れた感に関しては当人にしかわからないけど、見ている側からすると、シェリーがケニーに勝つ絵は最後まで想像できなかった。確かに大変クオリティは高い試合ではあったのだが、後々まで記憶に残るタイプの試合ではなかった。

正直な話、中邑対飯伏のように新日本でもケニーの◯チガイファイトを活かせる選手はいると思う。だがそれがジュニアヘビーになると微妙なんだよなあ。田口が唯一違う意味で振り切りはじめているので、可能性がないわけではないが、今のところ取りこぼし以外でケニーに負ける要素はないだろう。スーパージュニアの勝者と闘うため、ジュニアの祭典を欠場すると発表したケニーに、果たしてDDT時代のようなライバル出現はあるのだろうか?

第6試合:
マット・ターバン&マイケル・ベネット&マリア・ケネリス(○)
vs.
カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ&アンバー・ギャローズ(×)
フィニッシュ:丸め込み

そもそもマリアはマネジメントが主で試合は従と考えているんだと聞いている。実際大学に通い専門的に学んでいることからも、レスラーとしての現役生活にはあまり未練がなさそうである。しかし新日本は何をトチ狂ったか?アンダーソンとのスキットをだらだら続けている。言っておくがこっち方面に針を振りたいなら、DDTやWWEを超える綿密な打ち合わせとストーリー展開を練らなければただの茶番劇でしかない。かつてたけしプロレス軍団に激しい嫌悪をむき出しにし、国際軍団をガチで嫌い、ワカマツに本気でカエレコールを送った新日本のファンがこうした試合を楽しんでいるサマは、隔世の感がありすぎなんだけど、だからと言って低クオリティな茶番をみせていいということではないはずだ。

アンダーソンもG1の決勝に残ったあたりがピークだったんだろうか?兎にも角にも今の大根役者ぶりは正直どうなんだろうかと思う。試合はこれまたディーヴァ同士で決着となった。

が、試合終了後、アンダーソンがいきなり態度を豹変し、ギャローズとの合体技マジックキラーでマリアをKOしてしまった。これはいったい何を意味するのか?それまで茶番に付き合っていた観客も置き去りにされた試合だった。

第7試合:
真壁 刀義&棚橋 弘至(○)&柴田 勝頼
vs.
石井 智宏&矢野 通(×)&桜庭 和志
フィニッシュ:髪を掴んで丸め込み!

真壁刀義&棚橋弘至&柴田勝頼vs石井智宏&矢野通&桜庭和志は、真壁と石井、棚橋と矢野、柴田と桜庭がそれぞれ激しくやり合うというまるで、地方の大会のメインのような顔見世6人タッグだった。要するに大阪大会までの前ふりに使った感がありあり。シングルはG1でみられるんだからという理由でもあるまいが、本大会のシングルはメインとジュニアだけ。これはあまりといえばあまりではないだろうか?

確かにこのメンツだとそうそうはずすこともないのだが、因縁を抱えたもの同士より、これまであまり接点がなかった棚橋と桜庭という絡みは確かに新鮮ではあった。もちろん見方とはいえ、棚橋と柴田は終始ピリピリしていたし、いい意味での緊張感が伝わってくる試合でもあった。

ただ、現在抗争中の絡みになるとどうもトーンダウンしてしまう。要はこの抗争で最低大阪城ホールまでもたせたいんだろうけど、そうそう思惑通りに行くものなのかは何とも言えない。しかしどれも正直引っ張り過ぎている感じがする。

そんな中、棚橋が矢野の常とう手段である髪の毛を掴んでの丸め込み技で3カウントを奪取。これまでさんざんいいようにやられてきた借りを、ようやく矢野に一矢報いたが、これも棚橋が付き合う必然性もないし、なんかとってつけた感が大きかった。何度でもまた見てみたいなという組み合わせは、真壁と石井くらいしかなかったりするし。どうもこの試合も釈然としなかった。

第8試合:
オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI(×)
vs.
AJスタイルズ(○)&高橋 裕二郎
フィニッシュ:スタイルズクラッシュ

セミファイナルのオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHIvsAJスタイルズ&高橋裕二郎は、7月5日(日)大阪城ホール大会『DOMINION 7.5 in OSAKA-JO HALL』で行われるIWGPヘビー級選手権試合の前哨戦。

こっちは本当に前哨戦。オカダが言うように「とられた場所で取り返したい」ということなら博多がうってつけだったのだけどなあ。大阪城まで待たせる必然性もない。同じカードを組んだっていいと思うのだ。それこそ今の新日なら5月と7月にAJ対オカダをやっても大丈夫だろう。今まで連続して振っていた金の雨はもちろん降らないし、カード自体が年末のタッグリーグみたいだし、なんともはやといった感じだった。

AJがスタイルズクラッシュでYOSHI-HASHIに勝利したものの、試合後にオカダと番外戦を展開。AJのスタイルズクラッシュ、オカダのレインメーカーは共に不発となって、大阪の予告編は終了。最初から最後まで地方のメインイベントのテイストから抜け切れない試合だった。

第9試合:NWA世界ヘビー級王座戦
後藤 洋央紀(○)(挑戦者) vs. 中邑 真輔(×)
※雪崩式の牛殺しからの
フィニッシュ:昇天・改
※後藤が新IC王者に!

インターコンチがどうこうというより、今の中邑ならば多少落ち着き始めたとはいえ、飯伏との激戦で再び浮上してきたことを考えると、メインにふさわしい王者ではあるのだ。しかし相手は3年前オカダに挑んで惨敗し、ニュージャパンカップの株を著しく下げた後藤。人柄は伝え聞くにとてもいいらしいのだが、それとプロレスのうまさは実をいうとあまり関係がない。

だからどれほど後藤が意気込もうと、気持ちは盛り上がらなかった。そもそも勝っても次のビジョンが全く見えないし、じゃあ、後藤がどっかの大会場でICの防衛戦をやってどれほどの集客が見込めるだろうか?と、後藤が戴冠したらデメリットしかでてこない。確かにがんばったやつがあきらめずに栄冠を勝ち取るというのは物語性には飛んでいるのだが、後藤の場合戴冠がゴールになっているので、せっかく柴田とのタッグを軌道に乗せようとしたらあっさり王座から転落してしまうし、中邑のようにこいつにならメインを預けられるという信頼もない。

で、肝心の試合内容なんだが、とにかく先手先手を中邑が打って後藤は後手に回る。おまけに「今、畳み掛けろよ」というところで場外にも追って行かない。自分が休んでいる間には中邑も休んでいるのだ。その場外に出てもクレバーな中邑は後藤以上にペースをかき乱してくる。中盤までの後藤にはいいところがひとつもなかった。

最後こそ牛殺し&牛殺しの連続攻撃などで猛攻に出て、中邑のジャンピングボマイェとスライディングボマイェを食らっても屈せず、雪崩式牛殺しの荒技を敢行し、 最後は昇天・改で中邑を倒した。が、勝っても次期挑戦者は現れず。正直ノープラン過ぎてどうしようもない。
 
試合後「ありがとうございました。諦めなければ結果はついてくる!この喜びをみんなと分かち合いたい!万歳三唱!IWGP IC王座奪還を祝してばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!」と後藤が万歳三唱でしめたけど、正直みんな「イヤアアオ!」をやりたかったんではないだろうか?個人的に万歳といわれてもなあという感じがしたし、複雑な気持ちで帰路に就いた。

G1はともかくこんなカードが続くようなら来年のどんたく観戦は見合わせだなあ。片道3時間かけてでかける意味がない。正直阿修羅原のテンカウントに参加できたのが本大会で、個人的には最大のハイライトになってしまった…帰り道バスが混雑するので、毎回博多駅まで歩くのだけど、昨年AJがオカダから勝利した時のように、さきほどの試合を高揚しながら話している人ほとんどいなかった。今年のどんたくは過去最低だったとしか言いようがない。誠に残念でならない。
[ 2015/05/09 15:47 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(-) | CM(-)

がむしゃらプロレス『TOP OF THE SUPER GAMSHARA Jr'2015~気炎万丈~』観戦記 (2015年5月5日 門司赤煉瓦プレイス)

がむしゃらプロレス『TOP OF THE SUPER GAMSHARA Jr'2015~気炎万丈~』観戦記
(2015年5月5日 門司赤煉瓦プレイス)

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▼GW特別試合!!田代軍ファン感謝デー&紅 田代軍入団査定マッチ(疲れん程度1本勝負)
①紅 & ×パンチくん vs ○ダイナマイト九州 & タシロショウスケ
(10分14秒)

田代軍ファン感謝デーをなんでジュニアのトーナメントでやるのか意味はわからないが、そもそも誰か「あれ」に入団したいとかいう流れがあったのかどうか?前月の25日のイベント試合にいけてないので、定かではないがまあどうでもいい。重要なのはいきなりパンチくんがマリオ仕様ででてきたことだった。これで会場の子どもたちのハートは鷲づかみ!そして九州組は九州ひとりが入場してきて、なんとマイクでタシロ軍をやめると宣告。タシロのかわりに長身の女子レスラーをよんでいるという、その名も「イカノカオリ」!出てきたのはスク水を着て腰にこいのぼりを付けた金髪の長身女子?レスラーだった。、しかし誤算だったのは、出オチに近いこのキャラがすでにパンチくんの仕草にに心を奪われた観客にとっては、出オチにすらならなかったことだった。いや、よりによってカオリちゃんのデビュー戦にさらっと自分のモデルチェンジをぶつけてくるか?何気に底意地の悪いパンチくんの作戦はまんまと功を奏し、カオリちゃんは声援もブーイングももらえない微妙な立場に!ただひたすら気持ち悪いという声がリングに届かないくらいの声で会場に響いていた。

救いだったのは紅が、ひとり真剣モードで対峙してくれたことで、これがなかったらカオリちゃんはさらに苦境に立たされたことだろう。欲を言えばもっと蹴りでカオリちゃんをぼこぼこにした方がインパクトがあったと思うんだけど、それにしたって全部パンチマリオが試合のほとんどをもっていってしまったのでどうしようもない。しかもオリジナルに合わせてジャンプやその場飛びなど、酔っ払いモードでは余り出さない動きを加えてきたので、余計にたちが悪い。しばらくパンチマリオはおまけ軍の王道を走ることになるんだろうなあ・・・・カオリちゃんがタシロ軍同様、一回こっきりで消えるか?それともマリオに負けない何かをもって再登場するのか?今後が色んな意味で楽しみだ。

試合が決まると場外に大の字になっているカオリちゃんを残った三選手が踏んづけて退場となった。なんか散々だったなあ、カオリちゃん・・・・

この試合終了後、トーナメントの入場式があって全選手が意気込みをひとことで表明。初出場のトゥルエノ・ゲレーロはスペイン語で意気込みを語るなど今までとは少し様子が違う。
その後のGWOのアジテーションでは、今回から本部長になったSHIGEKICHIリングアナがGWOとの対抗戦で呼ぶはずのXがいまだ決まってないことをばらしてしまった。「Xがこないんだったらお前がリングに上がれ」とむちゃな要求をしてきたドンタッカー。果たしてどうなるのか?

▼Jr.トーナメントAブロック1回戦(30分1本勝負)
②×MIKIHISA vs ○L.O.C.キッド
(7分08秒)

今をときめくGWOにもジュニア戦士の層が薄いというウィークポイントがあって、今のところキッドがそのGWOジュニアを一人で背負っていることになる。よって、今回はやはりどうしても勝ち上がる必要があった。一方のMIKIHISAはまだデビューして日が浅く、どう考えても大抜擢という枠をこえていない。正直キッドが衰えるほど年月を重ねていないわけで、今だ第一線にいることを観客もよく承知していたのだろう。「万が一に期待はしてるけど、でもキッド勝つよね?」という空気は最後まで覆らなかった感じがした。ただ唯一得意のキックがかなりキッドを苦しめたのは事実だったと思う。正直TOSSHIのキックとはまた違う色合いの蹴りなんで、はじめてまともにくらうキッドも多少予想外なところがあったと思う。しかし歴戦のつわものを追い詰めるには至らず、ファイヤーバードでMIKIHISAは轟沈。試合後、キッドはMIKIHISAの健闘を称え「お前がその気ならGWOの練習生としていれてやるぞ」となんとまさかの勧誘。これに対して「ありがたい話ですが少し考える時間をください」とMIKIHISAは保留。果たしてこれはどうなるのだろうか?

▼Jr.トーナメントBブロック1回戦(30分1本勝負)
③○TA-KI vs ×ジェロニモ
(7分46秒)

さて、正規軍になってもよほど縁があるのか?またしても同門対決になったこの対決。まあ勝ち上がりたいという執念はどっちにもあったと思うけど、手の内を知り尽くしたうえに、この頻度であたってると同じ技を同時に繰り出そうとする場面が何回かあった。前回の久保戦同様、場外でエプロンサイドにたたきつけるジェロバスターを出したジェロニモだったけど、相手が久保希望だったらそれでもいいだろう。しかしトーナメントでいきなり序盤から必殺技を出してしまったのは誤算だったように思う。全体的に攻め急いでいる時のジェロニモは、相手にもアドバンテージを与えてしまうことが往々にしてあるけど今回もそんな感じだったと思う。

もしジェロバスターをどこかで出すなら、ノックアウトした上でリングアウト勝ちを狙うくらいでないと、たぶんTA-KI相手に勝利することは厳しかったと思う。前年度トーナメント準優勝者というこれ以上ないものを持ちながら、攻め急ぐ悪癖で相方の復活を許してしまったのは痛恨だったのではないだろうか?そもそも夏以来勝ってないわけだし、そろそろ結果が欲しかったところだろう。一方のTA-KIは序盤のジェロバスター以外危機らしい危機もなかったし、必殺技も温存していた。その差は結構でかかったような気がした。

▼正規軍 vs GWO 対抗戦‼ part1(30分1本勝負)
④×ジャンボ原 & 陽樹 vs 豪右衛門 & ○鉄生
(10分15秒)

前年のタイトル戦以来になる本戦での陽樹対鉄生。その因縁の口火を切ったのが、この門司赤煉瓦プレイスだということを考えると、やはり意識するなという方が無理というものだろう。序盤から場外、リング内を問わず激しくぶつかり合う両者。対抗戦という体というより完全に両者のシングルマッチ・・・になるかと思われたが、陽樹の首を狙うものがもう一人。それは昨年のGAM1決勝でその陽樹に惜敗した豪右衛門だった。この2人に付け狙われるんだから、いくら陽樹でもたまったもんではない。そのうえ、復帰間もないジャンボもいいようにいたぶられる。正規軍はもともと寄せ集めではあったのだが、そこが悪い形で露呈する羽目に。

鉄生は陽樹だけ見ているようで、しっかりチャンピオンとして試合を作るようになっていたし、戴冠してライバル陽樹にも一回防衛に成功したからか、どっかしら余裕を感じられた。だいたいチャンピオンが余裕ぶっこいていると、付け狙う側に分がある気がするんだが、鉄生に関しては今のところいい形で余裕を持って試合に臨んでいるので、昨年のような試合するだけでいっぱいっぱいな感じがなくなっている。だから、狙われていてもそのプレッシャーをエネルギーにかえられる。こうなると粗を探せない正規軍はますます不利になる。

最後は粘るジャンボを振り切るように鉄生自らが試合を決めたが、なんと試合後ジャンボにもGWO入りを勧告!一旦これに応じてTシャツに袖を通すジャンボ・・・会場が悲鳴に包まれる。これで軍団入りか?と思わせておいて、鉄生と豪右衛門を蹴散らすジャンボ。いったん着たTシャツを脱いでGWOに投げ返すと、正規軍として改めて宣戦布告。

そして七海健大が鉄生のベルトに挑戦表明!近々に防衛線が組まれることが決定。結果はともかくやっと正規軍がちょっと息を吹き返した場面だった。

▼Jr.トーナメントAブロック準決勝戦(30分1本勝負)
⑤×L.O.Cキッド(Aブロック1回戦勝者) vs ○トゥルエノ・ゲレーロ
(10分26秒)

さて、待望のトゥルエノ・ゲレーロの登場である。正直シードも完全抽選でなったことなんで、別に大型新人を売り出すためにシードにさせたわけではない。だがここらへんを特別にしてしまう運の強さというか引きの強さはもっている。そのうえ、ゲレーロはこの試合まで誰にもそのベールを脱いでみせてはいない。あとでわかったことだが、ゲレーロ自身トーナメントどころかシングルマッチが生涯初だったんだから、実は本人にもどうなるのか見当もつかなかったのではないか?となるといくらキッドでも先が読めるはずもない。ところが、のっけからゲレーロはメキシコ流ジャベの洗礼をキッドに浴びせていく。リストロックなどの基本技はもちろん、デスロックから入るパターンが非常に豊富で気がついたら固められているという感じで、序盤からスピード殺しに入っていくゲレーロの前に、キッドが自分の展開に持ち込めない。

ここぞという時には必ず出してきたラダーも、ここ最近は試合内では使っていないのだが、この試合では正直出せるところまでもっていけなかったのではないかと思う。ファイヤーバードにいくタイミングも早すぎたし、全体的に今回のキッドは自分の流れにもっていけないまま波にのまれた感じがした。要はそれくらいゲレーロが上手だったということなのだが、正直チャンピオンクラスの人間をこんな形で撃破するとは末恐ろしい新人である。やるんじゃないかなと思ってはいたけど、まさかこれほどとは!トゥルエノ・ゲレーロ、なんてやつなんだ!

▼Jr.トーナメントBブロック準決勝戦(30分1本勝負)
⑥×TA-KI(Bブロック1回戦勝者) vs ○TOSSHI
(6分44秒)

もう一人のシード選手であるTOSSHIは、ここで同門対決。まあGWOのジュニアがキッド一人だし、この時点でキッドが敗退している以上、ゲレーロを除けばまあ誰とあたっても同門にはなるのだが、チャンピオンとしてトーナメントに出てきた以上は負けは許されない。一方のTA-KIにしてみたら、難敵ジェロニモを退けての二回戦進出だったし、こっちもやはり負けられないところだろう。しいて難を言えばエプロンサイドのジェロバスターが響いてなければ・・・というあたりか。まあこの2人なんで内容は保証付きといっていい。

試合はやはりダメージを感じさせないとするTA-KIの粘りをTOSSHIが振りほどくような展開になった。いつも以上に蹴りや張り手に力がこもっていたように見えたし、グラウンドよりも打撃で活路を見出そうというチャンピオンなりの計算があったと思う。まあ次の試合のことを考えて勝てるほど、この先輩は甘くない。しかし見ているこっちが誤算だったのは、TA-KIが用意していた一斗缶を持ちながら結局それを使わなかったところだった。このあたりで決定的なダメージを負わせられなかったのが、結果的に敗北につながったように思う。

とはいえ、闘って良し、組んでよしの2人だけに今後もぜひ機会があればシングルマッチで闘って欲しい。たぶん今回とは違う内容になりそうな気がするからだ。

▼正規軍 vs GWO 対抗戦‼part2(30分1本勝負)
⑦佐々木貴 & ○七海健大 & 阿蘇山 vs ×林祥弘 & 藤田ミノル & ハチミツ二郎

当初予定のXが見つからないため、今回のマッチメイク担当のリングアナSHIGEKICHIを阿蘇山が呼び込み「責任とってお前が闘え」という流れになって一緒に入場してきたSHIGEKICHI。顔にとりあえずマスクをかぶせ、上着も下も全部脱がされてしまった。そして後で入ってきたGWOにほぼ強引に試合に引きずり込まれた。とそこへ、入場テーマが鳴った!まさかこれは・・・・赤煉瓦プレイスの最上段には青いタオルをもったシルエットがひとつ。それは昼間横浜でゼロワンに出場したばかりの佐々木貴だった!会場がどよめいたのはいうまでもない。なぜなら物理的に出場は不可能だと思っていたからだ。しかもFREEDAMSは翌日の6日12時から横浜で試合があるのだ。にも拘わらず来てくれた殿に目頭が熱くなってしまった。心強い味方ができた正規軍は殿が先発。GWOのハチミツ二郎に強烈な蹴りをみまうとそのままカバー!

(0分04秒)
※○佐々木貴 vs ×ハチミツ二郎

という形で決着がついてしまった。そこへ「あんた、プロのくせに芸人を本気で蹴るなよ!」とハチミツ二郎が再試合を要望。一旦帰りかけた正規軍は再びリングインして再試合開始。

再試合(20分17秒)○七海健大 - ×林祥弘

まあ、4秒負けというのはお約束なんで試合自体はここからが本番。特筆すべきは前大会からフィーチャーされた健大の頑張りだった。いつも通りお笑い要素を入れつつ、藤田の攻撃がやけに厳しい。藤田に限らずプロ全員が全体的につぶしにかかっていたので、自然林にとってもこれは試練の試合になった。もっともローンバトルを強いられたものの、あのKENSOの技をしのいで耐えた七海健大は本人が思う以上にレスラーとして成長していた。同期として意識はしてきたであろうものの、それほど真正面から闘うことがなかった林にしてみれば「こいつにおいしいところばっかりやるものか」という競争意識がむき出しになっていた。新人時代は難があった水平チョップも阿蘇山と互角に打ち合い、佐々木貴を前にしても一切妥協が見えなかった。やっぱ09年デビュー組は個人的に思い入れが強いので、こういう形で出世争いをしてくれるのは大いに歓迎したい。

そして今までだとプロに潰されて終わりだった健大が散々頑張って意地をみせた。宿敵林からスーパーノヴァを久しぶりに決めて3カウント。これに収まりのつかない林はなんと殿にもつっかかっていく。「リングに上がる以上、プロもアマも関係ねえ!お前がやりたいっていうんだったらいつでも受けて立つぞ!」と佐々木貴が吼えれば、「お前を倒してやる」と鋭い目でにらみつける林。これは面白くなってきた。対プロとして挑んでいくのに、佐々木貴ほど超え甲斐のある山はないだろう。しかしデビュー当時はまさか彼らがここまでいけるようになるとは思っていなかった。本当にデビュー戦からみているとやっぱ彼らの成長が、今のがむしゃらプロレスを支えているんだなと思わずにはいられなかった。

▼Jr.トーナメント決勝戦(60分1本勝負)
⑧×トゥルエノ・ゲレーロ(Aブロック覇者) vs ○TOSSHI(Bブロック覇者)
(16分57秒)

さてメインである。空中戦を主体にするイメージがある現チャンピオンだが、実はグラウンドも大得意で、必殺の足殺しのバリエーションで前ヘビー級王者スミスを大いに苦しめた実績もある。しかしそのグラウンドが得意なはずのTOSSHIが、ゲレーロのジャベの網に面白いようにはまっていく。

とにかくデスロックから他の足技に移行するそのスピードが速いのと、「こんな掛け方みたことがない」というくらいの意外性がゲレーロのジャベにはあって、たぶん「こうきたらこうかえせるよな」とかいうセオリー自体が通用しないのだ。ルチャの奥深さに改めて敬意を表すると同時に、その技術を余すところなく見せてくれたゲレーロには大いに感謝したい。それでいて飛ぶときは高い身長がさらに大きくみえるように飛ぶ。これは脅威だと思う。ジャベで相手の足なりなんなりを封じておいて、必要な時だけ飛ぶ。どっちかというと器械体操系のような動きが多い昨今のプロレスにあって、ジャベのものすごさをこれでもかというくらいみられたのだから、これは眼福以外の何物でもない。正直同じ先生に教わったわけではない上に、初顔合わせということもあって、試合中は常に緊張感が漂っていた。

とはいってもシングルが初というだけに課題も多かった。特にキックのガードが甘々でまともにノーガードでTOSSHIの厳しい蹴りをくらっていたが、あれでは正直ダメージがデカすぎよう。ただガードさえ覚えていけば蹴り足を掴んでのジャベとか攻撃にも広がりが出せると思うので、今後のゲレーロには期待したい。

チャンピオンも空中戦を挑んだり、関節勝負も仕掛けていたけど、最終的にキックでけりをつけようとしてからは、試合の主導権を離さなかった。このあたりはさすがだと思う。相手のもっていない技で仕留めるのは鉄則だし、最終的には蹴りという攻撃手段をもっていたことで勝てたのだから。逆にいうとゲレーロにはとんでもない伸びしろがあるともいえる。上背もあるので、ヘビー級でも通用する逸材だろう。今後経験を積んでいったらどれほどの選手になるのか、想像もつかない。試合後チャンピオンから「もう一度万全な状態でタイトルかけてやろう」と声がかかって、最低でも年末のビッグマッチまでにはタイトル戦が行われることが決定。

いや、今回はゲレーロという逸材の躍進といい、Xがまさかの佐々木貴だったり本当にびっくりする結果ばかりだったし、どの試合にもはずれがなかった。会場もフルハウス以上に人が入っていたし、熱気も半端なかった。やはりこの会場はがむしゃらの聖地なんだなあと思わずにはいられなかった。今年もいい思い出ができました。ありがたいことです。
[ 2015/05/08 20:58 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(-) | CM(-)

九州プロレスチャチャタウン大会(15.5.4月、チャチャタウン小倉)

九州プロレスチャチャタウン大会(15.5.4月、チャチャタウン小倉)

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この日は前日のレスリングどんたく終わりで帰宅後、睡眠4時間ののち、朝一で門司港コミュニティーの朝ゼミにでて、一旦帰宅後仮眠してからチャチャタウン入り。門司港からの帰り道、すでにトンネルが混みだしていたので、早めに家出たら思いのほかサクサク行けてしまい、30分前にリングサイド席確保。

しかし朝方まで雨模様だったのがウソのような陽気!さすが晴れ男めんたい☆キッド!おそるべき晴れ男ぶり!だが湿度までは吹き飛ばしてはくれなくて、さらに一部のプロレス教室の筑前先生がムダに暑苦しい授業してくれたせいで、不快指数がうなぎのぼり。用意してきたペットボトルはあっと言う間に空になった。

第一試合 3WAYマッチ
めんたい☆キッド対ばってん×ぶらぶら対桜島なおき

いつも本大会だとばってんとあまりもんの2人がやるイメージがある3WAYだが、イベント試合初の試みでは何とメインクラスのめんたいと桜島が絡む豪華?な顔合わせ。というか本大会では正規軍と玄武会なんで闘うことはあっても組むことはないに等しいわけで、しかも初登場以来共闘していないめんたいと桜島が、ばってん相手に協力し合う図はなかなか新鮮。最近迷走気味な本大会だが、イベント試合は本来の九州プロレスらしさが感じられて、なかなか見ごたえがあった。まあ、この絡みでばってんを正規軍にカウントしなかったのは大英断だと思う。イベントならではというか、ばってんのセコンドに現チャンピオンの玄海がいて、普通にセコンド業務していたのも面白かった。

試合は序盤こそばってんをのけもんにするいつものパターンから、チャチャタウンエルボーの反応がにぶいことに腹を立てたばってんが試合中にマイク使ってチャチャタウンエルボー決めたり、そのばってんの臀部をえぐい攻めでサディスティックにいじめる桜島とめんたい…いや○んたい☆キッド!といったレアシーン続出で、飽きずに楽しめることができた。

3WAYというとどうしてもゲーム性が強くなるため、タイトルマッチには向かないが、イベントには親和性が高いことは、お客さんの反応もよかったことで正面されたと思う。できるならメンバー変えて次回もやってもらいたい。本大会ではこの中に入りそうにない選手が入るとイベントならではのウリになりうる可能性はあるなと思う。いや、楽しかったです。久々に九州プロレスらしさが全開になっていた試合だった。

第二部

プロレス教室はなく、いきなりめんたい体操講座に。しかしいざめんたい体操がはじまると、最初に説明してない振り付けを加え始めるめんたい先生www
おまけにプロレスのルール説明で5歳の女の子をフォールするという鬼畜な絵を演出。さすが○んたい☆キッド!おそるべし!あれはしかし完全アウトでしょ!

第二試合
筑前りょう太、がばいじいちゃん対玄海、阿蘇山

まあ、例年怖い顔組がヒール役をやるわけだが、ステレオタイプの玄武会が見られるのもイベントならでは。まあ本隊の武闘派集団という設定はわかりにくいので、実はこのくらいシンプルな方が見ている側には届くと思う。だから乱入して好き放題する桜島や、じいちゃんをいたぶる阿蘇山や玄海が本当にイキイキしていた。阿蘇山で遊びやるのもいいけど、怖い悪役でありながら親しみもあるので本心から憎まれはしないけど。

で、その桜島があまりに過ぎる乱入を繰り返して、レフェリーのケニーさんが反則をとって、筑前組が勝利…しかし引き上げる玄海たちにおさまりがつかない筑前はマイクで「戻ってこい!」と再戦アピール。ここにめんたいを入れようとしたら、それにストップかけたのがばってんだった。「俺がいるじゃないですか!」と強引に割って入り、再戦が決定。

再戦
筑前、ばってん、じいちゃん対玄海、桜島、阿蘇山

で、再試合。ここで普段のお笑いをかなぐり捨ててローンバトルに耐えるばってんという図式が出来上がるパターンは最近イベントでは多い。ばってんがヒーローになる数少ないレアシーンではあるが、ベタな展開ながらプロレスの王道でもあるので、さっきまでブーイングしていたお客さんも大歓声でばってんを応援する。これもイベントならではの光景。しかしこれはわるくない。本大会でやるとキャラがぶれるけど、1話完結のイベントではこういう奇をてらわない試合展開は大いにアリだと思う。こういうシンプルなプロレスの魅力を伝えられるのが本来の九州プロレスなのだ。

ずっと本大会でモヤモヤしていた分スッキリして楽しめた。やはりプロレスはデコレーション盛り過ぎると魅力が半減してしまうからねえ。

試合は筑前が飛ぶバイで桜島からピンフォール勝ち。場外戦も含めて桜島はいい仕事をしていた。最後はこれまたイベント恒例のばってんによる「九州ば元気にするバイ!」で締め。

本来の九州プロレスのスキルはこういうシンプルな形態でより魅力を発揮すると思う。余計なことさえしなければ、今回のメンツに日田丸や旭、藤田やキシャーンなどが加わってつまらなくなる方がおかしいのだ。つまり今の本大会がいかに余計なことをしているかという事が図らずも証明されたのではないかと私は思う。
[ 2015/05/05 10:45 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(-) | CM(-)




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