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がむしゃらプロレスGAM1 CLIMAX '2014~天上天下唯我独尊~(2014.9.14(日) 門司赤煉瓦プレイス)観戦記

がむしゃらプロレスGAM1 CLIMAX '2014~天上天下唯我独尊~(2014.9.14(日) 門司赤煉瓦プレイス)観戦記

写真1はこちらから

写真2はこちら

今年で三回目になるGAM1。前回までと違うのは組み合わせ抽選、投票予想がなくなり、専用PVが採用になったという点。そして現チャンピオンが出場するというところ。PVが会場で流せればなおよかったんだろうけど、赤煉瓦プレイスでは実質的に無理なんで、これは仕方ない。映像も王者スミスという前提で作られていたものだから、王座が移動しての現チャンプがそのまま出場となったというあたり、予想外のことが相変わらずおこっているのは例年通り。個人的な見どころは久々の野本一輝復帰と、一人混ざった新鋭豪右衛門の存在。ジュニアからの転向組も含めて目が離せないラインナップになったなという印象だった。

今回は運動会と重なったこともあって出足が鈍かった入りも最終的には満員。そして例年になく裏に興業が重なったため、プロも久保以外は出場していない。つまり純粋にがむしゃらの力だけで行われる大会として力量が問われたものになっていた。とはいうものの、実際彼らがプロ抜きでも十分やっていける力をもっているのはわかっていたので、先生がた(阿蘇山、藤田ミノル)がいないところでも十分力を出してくれるものと期待していた。

OPアクトは短め。SHIGEKICHIリングアナとタッグチャンピオンのダイナマイト九州の前説があったのち、アニスピガールズの歌とダンスが二曲。そしてドン・タッカーを呼びこむが、ドンはなぜかお菓子をばらまきながら入場。よく見るとそれは「白い恋○」!まさか・・・と思ったら「みんなで食べてくださいということだったんで、それはがむしゃらのメンバーだけでない!お客さん全員と食べたいと思います」という。野本一輝のおみやげはこうして全て会場にばらまかれてしまった・・・・さすがドバイの金持ちは気前がいい。というかおみやげばらまいてよかったのか、どうか?(笑)

▼トーナメントAブロック1回戦 第1試合(30分1本勝負)
①○ジェロニモ vs ●七海健大

プロでもそうなんだが、才能と地力が備わっている選手は不思議と大成しない。プロレス頭をもっているのは小さい体の人が多い。特に選手の小型化が進んでその傾向はプロアマ問わず顕著になったと思う。で、七海健大は誰もが一目置く実力者でもある。しかしその実力を十分発揮しているとは言い難い。特にシングルプレイヤーとしてはこれという実績も残せていない。まわりももどかしいが本人ももどかしいんではないだろうか?この試合も結局二人のプロレス頭の差が結果にでてしまった気がした。確かにジェロニモは強敵には違いないが、同時に七海がタッグ王者時代に、一度挑戦を退けた相手でもある。「あの頃の」七海健大だったら勝てていただろう。でも今年に入ってずっと低空飛行を続け、これといって結果を出せていない今の七海では残念ながら今波に乗るジェロニモから勝つことは難しかったかなという感じがした。そもそも勝ち上がれば一日3試合するわけだからペース配分とかを考えて試合することは悪くはない。が、勝ち急いで必殺技が温存できなかったり、出すタイミングを間違えるとこういうトーナメントでは命とりになる。七海の試合運びで気になったのはスーパーノヴァをかなり早い段階で投入し、やすやす返されてしまったあたりだったと思う。逆にジェロニモの対ヘビー級用ローリングクレイドルの餌食になってしまっていたり、とにかく最後までペースをつかめないまま負けてしまった感じだった。第一試合がスランプ枠になったわけではないんだけど、結果として今年はそこに七海健大が入ってしまったのは残念としかいいようがない。ジェロニモが反則の限りをつくして勝ったんならあきらめもつこうが、正攻法できた相手に白星献上ではさすがに印象が悪すぎる。このままでは終わってほしくはないんだが・・・

▼トーナメントBブロック1回戦 第1試合(30分1本勝負)
②●TA-KI vs ○陽樹

世代闘争が終盤に向かい、有名無実化した現時点でのこのカードの意味合いはかなり不透明ではあったが、なんせ相手は策士TA-KIである。陽樹の苦手な変化球スタイルの仕掛けを施してくる、厄介なもと同僚を撃破していかないと上には上がれない。8月に鉄生に挑戦を表明した以上、優勝は当然なんだが、上ばかり見ていると足元をすくわれる。

陽樹も十分気を付けていたはずだったんだろうが、いきなり入場時にTA-KIが後方から一斗缶で襲い掛かり、その後も場外戦でペースをつかむとパウダー攻撃で陽樹の視界を奪う。これぞプロレスの頭脳戦というべき展開で、序盤は苦しい展開になった陽樹。しかし、いつしかヒールであるにもかかわらず会場人気が急上昇していた陽樹には、大声援が後押しをしてきた。

しかしTA-KIの攻撃は反則ばかりではない。中盤出した三角締めはあわやのところまで陽樹を追い詰めもした。結果パワーと体重差がなかったらどうなっていたかはわからない試合だったと思う。やはり直線ファイターには変化球勝負する相手と経験を積んでいく必要があると思う。一方でヘビー転向を果たしたTA-KIにしてみれば、最重量級選手を苦しめたことは大きな自信につながったことだろう。逆にいうと真っ向勝負しない相手が前に立った時が今後の陽樹にとっての試練になりうる可能性を感じた一戦だった。

それでも決められた状態のまま相手を持ち上げる陽樹のパワーは、やはり大きな持ち味の一つであることには間違いない。小細工が似合わない分、いいところはもっとよくなるように磨いて行けたらいいんではないかと思った。

▼トーナメントAブロック1回戦 第2試合(30分1本勝負)
③○豪右衛門 vs ●鉄生

さて、順当に考えたら現チャンピオン有利は動きようがないカードではあるのだが、不気味なのは豪右衛門の存在。試合数はそれほど多くはないのだが、要所要所で急成長をしてきている。その風格はデビュー当時から新人離れしていたから、今年の台風の目であることは間違いない。なんか波乱を起こすとしたら豪右衛門だとは思っていたが、まさか現チャンプを破るとは!前回のスミス戦で大ダメージをおった鉄生が本調子でないことは重々わかっていたつもりだったが、それでも一回戦負けはないだろうと思っていた。しかし手傷を抱えて勝てるほど今の豪右衛門は生易しい相手ではない。見てみると技のひとつひとつが重い。そして受けに回っても確かな受け身と、抱えにくい体型のせいで、攻撃する側にもじわじわダメージが蓄積していってしまう。数字上の体重より重く感じるというのはなにげに大きな武器であろう。おまけに先ほどいった恵まれた才能を持ちながらプロレス頭に乏しいというよくある大器のそれには、豪右衛門は全く当てはまらない。世の中には天才というか大物というかそういう人間はいるものなんだなというのを、まざまざと見せつけられた思いだった。受け身がうまいというのはずっと聞いてはいたけど、攻めもなかなか効果的。胴締めをはじめとした締め系の技もさりげなく混ぜるあたりのセンスもなかなかのものだった。

にしても鉄生が万全であったとしても、今の豪右衛門にはよくて辛勝といったところだったかもしれない。それくらい予想外に豪右衛門は急成長していた。ベルトがかかっていなくてよかったともいえようが、厄介な相手と闘うはめになった鉄生はある意味気の毒ではあった。しかし自分を追うものがすでにすぐそこに迫っていることを肌身で感じられたということでは、この一戦はやった意味があったと思う。

▼トーナメントBブロック2回戦 第2試合(30分1本勝負)
④○野本一輝 vs ●マスクド・PT

個人的には一番楽しみにしていたカードがこれ。やはりあるあるCITYでの藤田ミノル戦を経たPTが久々登場の野本一輝を迎え撃つのだ。楽しみ過ぎるカードではある。野本は北九州を離れる前はメンタルでも不安定になっていた感じがしたが、北海道に行き生活も安定してくれば、もともと研ぎ澄まされたものを持っているだけに、ブランクなど最早ないに等しいものとして考えていた。それはたぶんマスクドPTにしても同じことだっただろう。見た限り藤田戦のダメ―ジもなく、前年度のようなけがも見当たらない。だが、自分の前に立つべき鉄生が一回戦敗退となってしまった。トーナメントは本当に何が起こるかわからないものなのだ。

もともと野本がもっていた鋭い牙のような蹴りは剃刀のごとき勢いで、往年より一層凄味が増していた。やはり感傷に浸るためにだけかえってきたわけではなかったのだ。そこはPTも十分警戒はしていたと思う。だが、かつての尾原戦でもそうだったようにPTは今まで蹴りや関節を受けきれていた。それは藤田戦でもしかりで厳しい攻めを耐え抜く頑丈さと精神力にはPT自ら自信を持っていたはずなのだ。そして見る側も「少々の事ならPTは大丈夫だ」という信頼もあったと思う。今考えるにもしかするとこの攻撃を耐えきった先をPTは考えていたかもしれない。

だが、野本の蹴りは一撃必殺の凄味がある。離れていた分、PTの体が忘れてしまっていたのか?己を過信しすぎたのか?これをまともに受け過ぎたPTは、よもやの結果を招いてしまう。これまでPTの足や腕を殺す対戦者が多かった中にあって、あえて延髄を鋭い蹴りで打ち抜いたのは、野本の作戦勝ちといっていいだろう。人間急所を狙われると、どんな人間でももろいもの。反則でない限り狙えるところは狙うべきだし、非情にそこを突いた野本の野生の勘は賞賛されてしかるべきだと思う。それでレフェリーストップとなったわけだが、事実上KO負けといっていい結果だった。名勝負だったかといえば、正直そうとは言い難かったが、最後意識のない状態でぐにゃっと崩れ落ちたPTを見て、正直戦慄が走った。プロレスの凄味を改めて目のあたりにした一戦でもあったし、トーナメントの恐さも思い知らされた一戦であった。でもこの敗戦を機にまたPT対野本は見てみたい気がする。危険なにおいが漂うカードってそうそうはないもんだから。機会が合えばぜひこの続きを見てみたいと思う。


▼がむ名物おまけの8人タッグマッチ&紅、MIKIHISAデビュー戦(疲れん程度1本勝負)
⑤紅&ブラック☆スティック&小倉発祥‼パンチくん&○ダイナマイト九州vs ●MIKIHISA&セクシーロージィ&ガムコツくん&竹ちゃんマン

がむしゃら見渡してみてもここ数年で、こんなハードルの高い中でデビューした新人はいなかったと思う。タシロの場合は試合形式(5対5対1対1)が特殊だっただけで流れに乗りさえすれば、なんとかなった。でもこのメンツは基本自分のことしか考えていないんだから、試合の波に乗れるかどうかも自己責任。埋もれたらそれまで、というある種サバイバルな要素も加味された、新人には最もハードルの高いデビュー戦になったといっていいだろう。

紅もMIKIHISAも緊張はこっちまで伝わってくるくらいガチガチではあったし、習ったことを忠実にやろうとしていたが、どうもそこまではいけてない感じがした。でも緊張しながらも声はよく出ていたし、元気の良さでは決して埋没しなかった点では十分合格だと思う。なんせ元気や声のでかさと存在感のでかさでは諸先輩方の方々は決して負けてはいないんだから、ここで声が出るか出ないかは大きな差になって現れる。できたら九州やパンチくんの余裕をかき消すくらいの活躍を見せてもらえたらなおよかったけど、デビュー戦でそこまで求めても酷だろう。だけど、がむしゃらで一番絡みづらいメンツの中で、よく自分を見失わなかったなと思う。だから十分合格でいいんではないだろうか。紅はあのままヤンキーキャラを生かしてもっとダイナミックな蹴りやモーションの大きな技を使う(例えば蝶野の喧嘩キックとか、紅夜叉のハコ乗り固め=片逆エビ固めとか)といいかもしれないし、MIKIHISAは外見通り濃いキャラを生かしてムエタイ式の蹴りで勝負するのもいいだろう。どっちも蹴りは使えると聞いているけど、蹴りの種類が違うので個性がかぶることもあるまい。

ダイナマイト九州がいつものキャラにプラス新人の高い壁をきどってヤングライオンと闘うベテラン(古くはドン荒川、ブラックキャット)みたいなムーブで、MIKIHISAからボストンクラブでギブアップ勝ちしていたが、なんかチャンピオンらしいところを見せようとしたのかな?こういう姑息な余裕を、新人2人には次あたるときに消し去って、おおいにあわてさせて欲しいものである。デビューおめでとう。でもこれからどうなるかはお二人の精進しだいだから。

▼トーナメントAブロック準決勝戦(30分1本勝負)
⑥●ジェロニモvs ○豪右衛門

まさかのチャンピオンを破って二回戦進出となった豪右衛門。ここにジェロニモの経験値がどれほど生かせるか、投入しなかったボックスや相方TA-KIをここで使うことは充分考えられた。いくら驚異の新人とはいえ、手練手管の人間相手では苦戦を強いられることが予想された。ところが・・・この驚異は並みの驚異ではなかった。ふつう現チャンピオンと闘って二回戦にあがれば、残ったダメージも半端ないはず。ところが、豪右衛門はそうした弱みを一切さらけ出さないのだ。プロレスでは弱みや痛みも表現することでお客に伝えていくことが多い。もちろんダマシで痛いふりもできれば、あえて弱みを見せないという手段もとれる。だが、豪右衛門が一回戦で負ったはずのダメージを見せないということは、お客にも対戦相手にも「こいつ不死身か?」と思わせるには十分だった。それくらいケロッとした豪右衛門に、ジェロニモも我々もまんまと騙されたのだ。その上、でかくて持ち上げにくい身体を生かした、攻守にわたる規格外な豪右衛門のプロレスは、今までの経験値では計り知れないものだった。

さすがにヘビー転向二戦目でこんなのとあたるとは、さすがのジェロニモでも想定してなかっただろう。タマゴカラーのペイントも恒例のタマゴのみも、全部豪右衛門にかき消されたといっていいかもしれない。TA-KIやボックス投入などの要素も十分発揮できないまま叩き潰された、そんな感じの試合になってしまった。計算外といえばそれまでだが、今までこうした存在はがむしゃらにいなかったのだから、経験値が役に立たないのも仕方ないこと。それにしても一回は勝っても不思議ではないと思っていたものの、まさか決勝にまでいってしまうとは、おそるべし豪右衛門!

▼トーナメントBブロック準決勝戦(30分1本勝負)
⑦○陽樹 vs ●野本一輝

剛腕の右腕一本で勝ちあがった陽樹が鉈だとしたら、切れ味鋭い蹴りでPTを沈めた一輝はさしずめ鋭利な剃刀といったところかもしれない。刃自体の強さは鉈にあるかもしれないが、致命傷を負わせるには剃刀の刃だって危険極まりない。以前両者が一回シングルであたったときも、闘い方の色合いが全く異なっており、ぜひ再戦を見たいと思っていたが、それから結構時間がたってしまった。しかし今このタイミングでみられたというのは機が熟した証拠かもしれない。ましてや勝った方が決勝進出なのだ。

で、陽樹にとって幸運だったのは二回続けて闘い方のリズムを狂わせる相手とあたらなかったことだろう。もし順番が逆になっていたら、陽樹の決勝進出はなかったかもしれないんだから、やはりこれもめぐり合わせというやつかもしれない。そしてこの試合はやはりスイングした勝負になった。タイプは違えど、かみ合う相手同士というのは試合を白熱させる。右腕一本にこだわる陽樹に、七色のスープレックスに蹴りにスリーパー、とどめはゴッチ式パイルと畳み掛ける野本。実に見応えある攻防だった。惜しいのはトーナメントではなく、たとえばタイトルマッチとかで両者がぶつかったらまた違う色がみられそうな可能性を感じたことではあったが、これはまたの楽しみにとっておきたい。

試合内容としてはたぶんトーナメント一のクオリティーだったと思う。今回は負けたけど遺恨も残らない。いさぎよく陽樹の手を挙げた一輝にはすがすがしさも漂っていた。何かと遺恨が残りやすい印象が強い陽樹の試合の中では珍しいことだが、この試合で勝ち上がったということで、決勝は陽樹対豪右衛門という全く予想外の顔合わせになってしまった。

▼タッグマッチ(30分1本勝負)
⑧TOSSHI&○YASU vs● NIKKY&久保希望

7月のFREEDAMS北九州大会のメイン、全選手参加バトルロイヤルでマンモス佐々木を相手に大健闘をみせたTOSSHI&YASU。TOSSHIのヒールターン以前はコンビを組んでいてもぎくしゃくしていたものだったが、あの7月以来ぐっとコンビネーションがよくなったんだから何が幸いするやらわからないものである。これほど人気実力ともにありながら、タッグのベルトと縁がないというのも何か不思議な感じがするのだが、年末はYASUがジュニア王座に挑戦する以上、タッグの防衛戦がどこかのイベント試合で組まれない限り、2人とも王座には遠い位置にもいる。もったいない気もするんだが、そもそも現王者が楽して防衛する気満々なんで、挑戦を受けるかどうかすら怪しいことろ。

さて、相手がこれまた曲者のNIKKYと、プロの久保希望というだけあって、思い切りぶつかれるという点では相手にも恵まれたし、昨年の3WAYで見せた高度なテクニックとスピード、若さをこの試合でも存分に見せつける結果になった。正直いうと飛んだりはねたりよりは、渋めのテクニック合戦の方を好む私であっても、彼らのプロレスには心躍るしひかれるものを感じる。今回の試合は箸休めにするにはもったいないくらいの好勝負だった。

受ける側になった方は気の毒だったかもしれないが、やはり今が旬のタッグチームとしてYASU、TOSSHIが最も輝いているのは疑いようもない事実。とはいっても今のタッグチャンピオン相手だと、今日みたいな試合をさせてもらえないであろう可能性が大なんで、現時点ではタイトルマッチにはでてきてほしくないし、かといって2人のベルト巻く姿は見てみたいし・・・と実に悩ましいことになってしまった。さて12月までにもう一回くらい2人のタッグが見られるかどうか?楽しみにまっておこう。

▼トーナメント決勝戦(60分1本勝負)
⑨●豪右衛門 vs ○陽樹

スミスのけがというアクシデントがなかったら、案外今回のGAM1決勝も、絵面はベテラン対若手の図式だったかもしれない。しかし企救丘での鉄生マイクが一気に時代を動かしてしまった。まあ実際実現していても不思議ではない新世代対決ではあったが、よもやデビュー9か月の豪右衛門が決勝進出しようとは!レヴェルの違う新人が入ったよな程度には思っていたけど、昨年12月の時点ではここまでやれるとは思いもしなかった。

こうなると鉄生一本に目標絞ってここまであがってきた陽樹も油断はならない。なんせ自分より重い選手とまともに闘った経験がそんなにない上に、これまで同門だったがゆえに豪右衛門とのシングル対決もたぶんこれが初。まあ、ということは相手もそうなんだからデータがないことではお互い様ということになる。でも、こんなに豪右衛門が規格外だとデータとか云々では最早計算などできはしない。

唯一計算ができるとしたら、これまでの試合で比較的スタミナをロスしない試合運びをしてきた豪右衛門の体力面だった。しかし相手のスタミナを奪うにも決勝まで闘い抜いた以上、陽樹も自分のスタミナ配分も計算しないと命取りになる。であるならば、2人ともここまで勝ち上がってきた自分を信じられるかどうかにかかっている。そう思うしかなかった。

果たして死力を尽くした攻防はまさに肉弾戦となった。やはりベイダ―対ハンセンや、アンドレ対ハンセンなどといった巨漢同士のぶつかり合いはそれ自体が絵になる。もはや理屈なんかいらないのだ。両者とも一日3試合は初。しかし経験値の差というより、ここ一番で信じられるものをもっているかどうかが勝敗の分かれ目になった感じがした。結果は右腕で粘る豪右衛門を轟沈させた陽樹が見事初優勝となったのだが、ということは豪右衛門に陽樹の右腕のような「守護神」が宿ったときにはもはや手が付けられない存在になるのではないだろうか?そんなことさえ思わせてくれた決勝であった。でなかったら新人相手に悲鳴のような大「陽樹」コールがさく裂しただろうか?今考えると勝ち上がった陽樹が薄氷の勝利を拾った印象しかない。実際この後、スタミナ切れしたはずの豪右衛門がもうひと暴れすることになるのだが・・・

決勝を勝ち抜いてやっとの思いで立ち上がった陽樹に勝利者インタビューが始まろうとしたまさにその時だった。いきなり黒い集団がリングインするや陽樹をぼこぼこにしはじめたではないか!みるとそこにはマスクドPT、鉄生、そして豪右衛門までいるではないか!その中に一人懐かしい顔がひとり。憎々しげに「陽樹、優勝おめでとう」と毒づく鉄生に久々の大ブーイング。そしてメンバー紹介をするマスクドPTは「俺が長い時間をかけて口説き落とした男を紹介する」といって出てきたのは、前年度GAM1覇者の林祥弘だった!かくしてGAM1優勝インタビューは一転新ユニットgWO(nWOのnが小文字なんでそれにあわせて表記したけど)のお披露目会になってしまった。ここで、止めに入ったと思ったドン・タッカーはそのままgWOに加入!その上もう一人勧誘したいと言ってPTが呼び込んだのは前チャンピオンスミス!しかし誘いに応じて出てきたものの、前チャンピオンは態度を保留。そんな乱闘の中今度はそのgWOを蹴散らかして陽樹を救出したのが野本一輝!「いつでもお前を助けるためにやってくるからな」となぜかおいしいところは全部もっていってしまった。かつてスミスがタイトル防衛して散々放置状態にされたように今度は陽樹がその立場におかれてしまったのだが、気をとりなおしてリングサイドにかけよった面々をリングにあげる。七海、原、TOSSHI、YASUは合流に合意したが、TA-KIとジェロニモは態度を保留。しかし、そもそもが世代闘争で別れた両者だけに闘う理由がなくなった今となっては、拒む理由もない。「俺は俺のやりたいようになるぞ!いいんだな」と陽樹の意志を確認すると、TA-KIとジェロニモもここに加入。
かくして、会場でこのいきさつを見守っていてやはり態度を保留した九州、パンチくん、スミス、NIKKYに加えて、今回欠席したタシロや事実上消滅したLOCのLOCキッドやKAG大塚といった一大勢力になりそうなメンバーを残しつつ、がむしゃらプロレスは新しいステージに突入してしまった。

まあ試合後の長いやりとりは別にして今回出てない尾原毅やジャンボ原、ブルート健介、タシロをはじめとした現メンバーや、10月に東北で絡む他団体選手など、来年のGAM1は今年以上のものになりそうな予感がしてきた。となると一日で日程消化するのは不可能になるんだけど、今回だけでも結構お腹いっぱいだったのに、これ以上のものがでてきたら本当どうしようという感じ。今回が史上空前のGAM1だったことは疑いようがないけれど、これ以上のものがみられるとしても想像すらつかない。今回デビューした2人も十分現在の勢力を塗り替えられる逸材には違いないわけだし。

ともかく12月のがむしゃらマニアではGWAシングルとして鉄生対陽樹、ジュニアとしてキッド対YASUが決まったわけだが、今後どうなるかはまだまだわからない。いやあ、でも本当どうなるんだろう?
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