スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

がむしゃらプロレス『TOP OF THE SUPER GAMSHARA Jr'2015~気炎万丈~』観戦記 (2015年5月5日 門司赤煉瓦プレイス)

がむしゃらプロレス『TOP OF THE SUPER GAMSHARA Jr'2015~気炎万丈~』観戦記
(2015年5月5日 門司赤煉瓦プレイス)

写真はこちらから

▼GW特別試合!!田代軍ファン感謝デー&紅 田代軍入団査定マッチ(疲れん程度1本勝負)
①紅 & ×パンチくん vs ○ダイナマイト九州 & タシロショウスケ
(10分14秒)

田代軍ファン感謝デーをなんでジュニアのトーナメントでやるのか意味はわからないが、そもそも誰か「あれ」に入団したいとかいう流れがあったのかどうか?前月の25日のイベント試合にいけてないので、定かではないがまあどうでもいい。重要なのはいきなりパンチくんがマリオ仕様ででてきたことだった。これで会場の子どもたちのハートは鷲づかみ!そして九州組は九州ひとりが入場してきて、なんとマイクでタシロ軍をやめると宣告。タシロのかわりに長身の女子レスラーをよんでいるという、その名も「イカノカオリ」!出てきたのはスク水を着て腰にこいのぼりを付けた金髪の長身女子?レスラーだった。、しかし誤算だったのは、出オチに近いこのキャラがすでにパンチくんの仕草にに心を奪われた観客にとっては、出オチにすらならなかったことだった。いや、よりによってカオリちゃんのデビュー戦にさらっと自分のモデルチェンジをぶつけてくるか?何気に底意地の悪いパンチくんの作戦はまんまと功を奏し、カオリちゃんは声援もブーイングももらえない微妙な立場に!ただひたすら気持ち悪いという声がリングに届かないくらいの声で会場に響いていた。

救いだったのは紅が、ひとり真剣モードで対峙してくれたことで、これがなかったらカオリちゃんはさらに苦境に立たされたことだろう。欲を言えばもっと蹴りでカオリちゃんをぼこぼこにした方がインパクトがあったと思うんだけど、それにしたって全部パンチマリオが試合のほとんどをもっていってしまったのでどうしようもない。しかもオリジナルに合わせてジャンプやその場飛びなど、酔っ払いモードでは余り出さない動きを加えてきたので、余計にたちが悪い。しばらくパンチマリオはおまけ軍の王道を走ることになるんだろうなあ・・・・カオリちゃんがタシロ軍同様、一回こっきりで消えるか?それともマリオに負けない何かをもって再登場するのか?今後が色んな意味で楽しみだ。

試合が決まると場外に大の字になっているカオリちゃんを残った三選手が踏んづけて退場となった。なんか散々だったなあ、カオリちゃん・・・・

この試合終了後、トーナメントの入場式があって全選手が意気込みをひとことで表明。初出場のトゥルエノ・ゲレーロはスペイン語で意気込みを語るなど今までとは少し様子が違う。
その後のGWOのアジテーションでは、今回から本部長になったSHIGEKICHIリングアナがGWOとの対抗戦で呼ぶはずのXがいまだ決まってないことをばらしてしまった。「Xがこないんだったらお前がリングに上がれ」とむちゃな要求をしてきたドンタッカー。果たしてどうなるのか?

▼Jr.トーナメントAブロック1回戦(30分1本勝負)
②×MIKIHISA vs ○L.O.C.キッド
(7分08秒)

今をときめくGWOにもジュニア戦士の層が薄いというウィークポイントがあって、今のところキッドがそのGWOジュニアを一人で背負っていることになる。よって、今回はやはりどうしても勝ち上がる必要があった。一方のMIKIHISAはまだデビューして日が浅く、どう考えても大抜擢という枠をこえていない。正直キッドが衰えるほど年月を重ねていないわけで、今だ第一線にいることを観客もよく承知していたのだろう。「万が一に期待はしてるけど、でもキッド勝つよね?」という空気は最後まで覆らなかった感じがした。ただ唯一得意のキックがかなりキッドを苦しめたのは事実だったと思う。正直TOSSHIのキックとはまた違う色合いの蹴りなんで、はじめてまともにくらうキッドも多少予想外なところがあったと思う。しかし歴戦のつわものを追い詰めるには至らず、ファイヤーバードでMIKIHISAは轟沈。試合後、キッドはMIKIHISAの健闘を称え「お前がその気ならGWOの練習生としていれてやるぞ」となんとまさかの勧誘。これに対して「ありがたい話ですが少し考える時間をください」とMIKIHISAは保留。果たしてこれはどうなるのだろうか?

▼Jr.トーナメントBブロック1回戦(30分1本勝負)
③○TA-KI vs ×ジェロニモ
(7分46秒)

さて、正規軍になってもよほど縁があるのか?またしても同門対決になったこの対決。まあ勝ち上がりたいという執念はどっちにもあったと思うけど、手の内を知り尽くしたうえに、この頻度であたってると同じ技を同時に繰り出そうとする場面が何回かあった。前回の久保戦同様、場外でエプロンサイドにたたきつけるジェロバスターを出したジェロニモだったけど、相手が久保希望だったらそれでもいいだろう。しかしトーナメントでいきなり序盤から必殺技を出してしまったのは誤算だったように思う。全体的に攻め急いでいる時のジェロニモは、相手にもアドバンテージを与えてしまうことが往々にしてあるけど今回もそんな感じだったと思う。

もしジェロバスターをどこかで出すなら、ノックアウトした上でリングアウト勝ちを狙うくらいでないと、たぶんTA-KI相手に勝利することは厳しかったと思う。前年度トーナメント準優勝者というこれ以上ないものを持ちながら、攻め急ぐ悪癖で相方の復活を許してしまったのは痛恨だったのではないだろうか?そもそも夏以来勝ってないわけだし、そろそろ結果が欲しかったところだろう。一方のTA-KIは序盤のジェロバスター以外危機らしい危機もなかったし、必殺技も温存していた。その差は結構でかかったような気がした。

▼正規軍 vs GWO 対抗戦‼ part1(30分1本勝負)
④×ジャンボ原 & 陽樹 vs 豪右衛門 & ○鉄生
(10分15秒)

前年のタイトル戦以来になる本戦での陽樹対鉄生。その因縁の口火を切ったのが、この門司赤煉瓦プレイスだということを考えると、やはり意識するなという方が無理というものだろう。序盤から場外、リング内を問わず激しくぶつかり合う両者。対抗戦という体というより完全に両者のシングルマッチ・・・になるかと思われたが、陽樹の首を狙うものがもう一人。それは昨年のGAM1決勝でその陽樹に惜敗した豪右衛門だった。この2人に付け狙われるんだから、いくら陽樹でもたまったもんではない。そのうえ、復帰間もないジャンボもいいようにいたぶられる。正規軍はもともと寄せ集めではあったのだが、そこが悪い形で露呈する羽目に。

鉄生は陽樹だけ見ているようで、しっかりチャンピオンとして試合を作るようになっていたし、戴冠してライバル陽樹にも一回防衛に成功したからか、どっかしら余裕を感じられた。だいたいチャンピオンが余裕ぶっこいていると、付け狙う側に分がある気がするんだが、鉄生に関しては今のところいい形で余裕を持って試合に臨んでいるので、昨年のような試合するだけでいっぱいっぱいな感じがなくなっている。だから、狙われていてもそのプレッシャーをエネルギーにかえられる。こうなると粗を探せない正規軍はますます不利になる。

最後は粘るジャンボを振り切るように鉄生自らが試合を決めたが、なんと試合後ジャンボにもGWO入りを勧告!一旦これに応じてTシャツに袖を通すジャンボ・・・会場が悲鳴に包まれる。これで軍団入りか?と思わせておいて、鉄生と豪右衛門を蹴散らすジャンボ。いったん着たTシャツを脱いでGWOに投げ返すと、正規軍として改めて宣戦布告。

そして七海健大が鉄生のベルトに挑戦表明!近々に防衛線が組まれることが決定。結果はともかくやっと正規軍がちょっと息を吹き返した場面だった。

▼Jr.トーナメントAブロック準決勝戦(30分1本勝負)
⑤×L.O.Cキッド(Aブロック1回戦勝者) vs ○トゥルエノ・ゲレーロ
(10分26秒)

さて、待望のトゥルエノ・ゲレーロの登場である。正直シードも完全抽選でなったことなんで、別に大型新人を売り出すためにシードにさせたわけではない。だがここらへんを特別にしてしまう運の強さというか引きの強さはもっている。そのうえ、ゲレーロはこの試合まで誰にもそのベールを脱いでみせてはいない。あとでわかったことだが、ゲレーロ自身トーナメントどころかシングルマッチが生涯初だったんだから、実は本人にもどうなるのか見当もつかなかったのではないか?となるといくらキッドでも先が読めるはずもない。ところが、のっけからゲレーロはメキシコ流ジャベの洗礼をキッドに浴びせていく。リストロックなどの基本技はもちろん、デスロックから入るパターンが非常に豊富で気がついたら固められているという感じで、序盤からスピード殺しに入っていくゲレーロの前に、キッドが自分の展開に持ち込めない。

ここぞという時には必ず出してきたラダーも、ここ最近は試合内では使っていないのだが、この試合では正直出せるところまでもっていけなかったのではないかと思う。ファイヤーバードにいくタイミングも早すぎたし、全体的に今回のキッドは自分の流れにもっていけないまま波にのまれた感じがした。要はそれくらいゲレーロが上手だったということなのだが、正直チャンピオンクラスの人間をこんな形で撃破するとは末恐ろしい新人である。やるんじゃないかなと思ってはいたけど、まさかこれほどとは!トゥルエノ・ゲレーロ、なんてやつなんだ!

▼Jr.トーナメントBブロック準決勝戦(30分1本勝負)
⑥×TA-KI(Bブロック1回戦勝者) vs ○TOSSHI
(6分44秒)

もう一人のシード選手であるTOSSHIは、ここで同門対決。まあGWOのジュニアがキッド一人だし、この時点でキッドが敗退している以上、ゲレーロを除けばまあ誰とあたっても同門にはなるのだが、チャンピオンとしてトーナメントに出てきた以上は負けは許されない。一方のTA-KIにしてみたら、難敵ジェロニモを退けての二回戦進出だったし、こっちもやはり負けられないところだろう。しいて難を言えばエプロンサイドのジェロバスターが響いてなければ・・・というあたりか。まあこの2人なんで内容は保証付きといっていい。

試合はやはりダメージを感じさせないとするTA-KIの粘りをTOSSHIが振りほどくような展開になった。いつも以上に蹴りや張り手に力がこもっていたように見えたし、グラウンドよりも打撃で活路を見出そうというチャンピオンなりの計算があったと思う。まあ次の試合のことを考えて勝てるほど、この先輩は甘くない。しかし見ているこっちが誤算だったのは、TA-KIが用意していた一斗缶を持ちながら結局それを使わなかったところだった。このあたりで決定的なダメージを負わせられなかったのが、結果的に敗北につながったように思う。

とはいえ、闘って良し、組んでよしの2人だけに今後もぜひ機会があればシングルマッチで闘って欲しい。たぶん今回とは違う内容になりそうな気がするからだ。

▼正規軍 vs GWO 対抗戦‼part2(30分1本勝負)
⑦佐々木貴 & ○七海健大 & 阿蘇山 vs ×林祥弘 & 藤田ミノル & ハチミツ二郎

当初予定のXが見つからないため、今回のマッチメイク担当のリングアナSHIGEKICHIを阿蘇山が呼び込み「責任とってお前が闘え」という流れになって一緒に入場してきたSHIGEKICHI。顔にとりあえずマスクをかぶせ、上着も下も全部脱がされてしまった。そして後で入ってきたGWOにほぼ強引に試合に引きずり込まれた。とそこへ、入場テーマが鳴った!まさかこれは・・・・赤煉瓦プレイスの最上段には青いタオルをもったシルエットがひとつ。それは昼間横浜でゼロワンに出場したばかりの佐々木貴だった!会場がどよめいたのはいうまでもない。なぜなら物理的に出場は不可能だと思っていたからだ。しかもFREEDAMSは翌日の6日12時から横浜で試合があるのだ。にも拘わらず来てくれた殿に目頭が熱くなってしまった。心強い味方ができた正規軍は殿が先発。GWOのハチミツ二郎に強烈な蹴りをみまうとそのままカバー!

(0分04秒)
※○佐々木貴 vs ×ハチミツ二郎

という形で決着がついてしまった。そこへ「あんた、プロのくせに芸人を本気で蹴るなよ!」とハチミツ二郎が再試合を要望。一旦帰りかけた正規軍は再びリングインして再試合開始。

再試合(20分17秒)○七海健大 - ×林祥弘

まあ、4秒負けというのはお約束なんで試合自体はここからが本番。特筆すべきは前大会からフィーチャーされた健大の頑張りだった。いつも通りお笑い要素を入れつつ、藤田の攻撃がやけに厳しい。藤田に限らずプロ全員が全体的につぶしにかかっていたので、自然林にとってもこれは試練の試合になった。もっともローンバトルを強いられたものの、あのKENSOの技をしのいで耐えた七海健大は本人が思う以上にレスラーとして成長していた。同期として意識はしてきたであろうものの、それほど真正面から闘うことがなかった林にしてみれば「こいつにおいしいところばっかりやるものか」という競争意識がむき出しになっていた。新人時代は難があった水平チョップも阿蘇山と互角に打ち合い、佐々木貴を前にしても一切妥協が見えなかった。やっぱ09年デビュー組は個人的に思い入れが強いので、こういう形で出世争いをしてくれるのは大いに歓迎したい。

そして今までだとプロに潰されて終わりだった健大が散々頑張って意地をみせた。宿敵林からスーパーノヴァを久しぶりに決めて3カウント。これに収まりのつかない林はなんと殿にもつっかかっていく。「リングに上がる以上、プロもアマも関係ねえ!お前がやりたいっていうんだったらいつでも受けて立つぞ!」と佐々木貴が吼えれば、「お前を倒してやる」と鋭い目でにらみつける林。これは面白くなってきた。対プロとして挑んでいくのに、佐々木貴ほど超え甲斐のある山はないだろう。しかしデビュー当時はまさか彼らがここまでいけるようになるとは思っていなかった。本当にデビュー戦からみているとやっぱ彼らの成長が、今のがむしゃらプロレスを支えているんだなと思わずにはいられなかった。

▼Jr.トーナメント決勝戦(60分1本勝負)
⑧×トゥルエノ・ゲレーロ(Aブロック覇者) vs ○TOSSHI(Bブロック覇者)
(16分57秒)

さてメインである。空中戦を主体にするイメージがある現チャンピオンだが、実はグラウンドも大得意で、必殺の足殺しのバリエーションで前ヘビー級王者スミスを大いに苦しめた実績もある。しかしそのグラウンドが得意なはずのTOSSHIが、ゲレーロのジャベの網に面白いようにはまっていく。

とにかくデスロックから他の足技に移行するそのスピードが速いのと、「こんな掛け方みたことがない」というくらいの意外性がゲレーロのジャベにはあって、たぶん「こうきたらこうかえせるよな」とかいうセオリー自体が通用しないのだ。ルチャの奥深さに改めて敬意を表すると同時に、その技術を余すところなく見せてくれたゲレーロには大いに感謝したい。それでいて飛ぶときは高い身長がさらに大きくみえるように飛ぶ。これは脅威だと思う。ジャベで相手の足なりなんなりを封じておいて、必要な時だけ飛ぶ。どっちかというと器械体操系のような動きが多い昨今のプロレスにあって、ジャベのものすごさをこれでもかというくらいみられたのだから、これは眼福以外の何物でもない。正直同じ先生に教わったわけではない上に、初顔合わせということもあって、試合中は常に緊張感が漂っていた。

とはいってもシングルが初というだけに課題も多かった。特にキックのガードが甘々でまともにノーガードでTOSSHIの厳しい蹴りをくらっていたが、あれでは正直ダメージがデカすぎよう。ただガードさえ覚えていけば蹴り足を掴んでのジャベとか攻撃にも広がりが出せると思うので、今後のゲレーロには期待したい。

チャンピオンも空中戦を挑んだり、関節勝負も仕掛けていたけど、最終的にキックでけりをつけようとしてからは、試合の主導権を離さなかった。このあたりはさすがだと思う。相手のもっていない技で仕留めるのは鉄則だし、最終的には蹴りという攻撃手段をもっていたことで勝てたのだから。逆にいうとゲレーロにはとんでもない伸びしろがあるともいえる。上背もあるので、ヘビー級でも通用する逸材だろう。今後経験を積んでいったらどれほどの選手になるのか、想像もつかない。試合後チャンピオンから「もう一度万全な状態でタイトルかけてやろう」と声がかかって、最低でも年末のビッグマッチまでにはタイトル戦が行われることが決定。

いや、今回はゲレーロという逸材の躍進といい、Xがまさかの佐々木貴だったり本当にびっくりする結果ばかりだったし、どの試合にもはずれがなかった。会場もフルハウス以上に人が入っていたし、熱気も半端なかった。やはりこの会場はがむしゃらの聖地なんだなあと思わずにはいられなかった。今年もいい思い出ができました。ありがたいことです。
[ 2015/05/08 20:58 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(-) | CM(-)

九州プロレスチャチャタウン大会(15.5.4月、チャチャタウン小倉)

九州プロレスチャチャタウン大会(15.5.4月、チャチャタウン小倉)

写真はこちら

この日は前日のレスリングどんたく終わりで帰宅後、睡眠4時間ののち、朝一で門司港コミュニティーの朝ゼミにでて、一旦帰宅後仮眠してからチャチャタウン入り。門司港からの帰り道、すでにトンネルが混みだしていたので、早めに家出たら思いのほかサクサク行けてしまい、30分前にリングサイド席確保。

しかし朝方まで雨模様だったのがウソのような陽気!さすが晴れ男めんたい☆キッド!おそるべき晴れ男ぶり!だが湿度までは吹き飛ばしてはくれなくて、さらに一部のプロレス教室の筑前先生がムダに暑苦しい授業してくれたせいで、不快指数がうなぎのぼり。用意してきたペットボトルはあっと言う間に空になった。

第一試合 3WAYマッチ
めんたい☆キッド対ばってん×ぶらぶら対桜島なおき

いつも本大会だとばってんとあまりもんの2人がやるイメージがある3WAYだが、イベント試合初の試みでは何とメインクラスのめんたいと桜島が絡む豪華?な顔合わせ。というか本大会では正規軍と玄武会なんで闘うことはあっても組むことはないに等しいわけで、しかも初登場以来共闘していないめんたいと桜島が、ばってん相手に協力し合う図はなかなか新鮮。最近迷走気味な本大会だが、イベント試合は本来の九州プロレスらしさが感じられて、なかなか見ごたえがあった。まあ、この絡みでばってんを正規軍にカウントしなかったのは大英断だと思う。イベントならではというか、ばってんのセコンドに現チャンピオンの玄海がいて、普通にセコンド業務していたのも面白かった。

試合は序盤こそばってんをのけもんにするいつものパターンから、チャチャタウンエルボーの反応がにぶいことに腹を立てたばってんが試合中にマイク使ってチャチャタウンエルボー決めたり、そのばってんの臀部をえぐい攻めでサディスティックにいじめる桜島とめんたい…いや○んたい☆キッド!といったレアシーン続出で、飽きずに楽しめることができた。

3WAYというとどうしてもゲーム性が強くなるため、タイトルマッチには向かないが、イベントには親和性が高いことは、お客さんの反応もよかったことで正面されたと思う。できるならメンバー変えて次回もやってもらいたい。本大会ではこの中に入りそうにない選手が入るとイベントならではのウリになりうる可能性はあるなと思う。いや、楽しかったです。久々に九州プロレスらしさが全開になっていた試合だった。

第二部

プロレス教室はなく、いきなりめんたい体操講座に。しかしいざめんたい体操がはじまると、最初に説明してない振り付けを加え始めるめんたい先生www
おまけにプロレスのルール説明で5歳の女の子をフォールするという鬼畜な絵を演出。さすが○んたい☆キッド!おそるべし!あれはしかし完全アウトでしょ!

第二試合
筑前りょう太、がばいじいちゃん対玄海、阿蘇山

まあ、例年怖い顔組がヒール役をやるわけだが、ステレオタイプの玄武会が見られるのもイベントならでは。まあ本隊の武闘派集団という設定はわかりにくいので、実はこのくらいシンプルな方が見ている側には届くと思う。だから乱入して好き放題する桜島や、じいちゃんをいたぶる阿蘇山や玄海が本当にイキイキしていた。阿蘇山で遊びやるのもいいけど、怖い悪役でありながら親しみもあるので本心から憎まれはしないけど。

で、その桜島があまりに過ぎる乱入を繰り返して、レフェリーのケニーさんが反則をとって、筑前組が勝利…しかし引き上げる玄海たちにおさまりがつかない筑前はマイクで「戻ってこい!」と再戦アピール。ここにめんたいを入れようとしたら、それにストップかけたのがばってんだった。「俺がいるじゃないですか!」と強引に割って入り、再戦が決定。

再戦
筑前、ばってん、じいちゃん対玄海、桜島、阿蘇山

で、再試合。ここで普段のお笑いをかなぐり捨ててローンバトルに耐えるばってんという図式が出来上がるパターンは最近イベントでは多い。ばってんがヒーローになる数少ないレアシーンではあるが、ベタな展開ながらプロレスの王道でもあるので、さっきまでブーイングしていたお客さんも大歓声でばってんを応援する。これもイベントならではの光景。しかしこれはわるくない。本大会でやるとキャラがぶれるけど、1話完結のイベントではこういう奇をてらわない試合展開は大いにアリだと思う。こういうシンプルなプロレスの魅力を伝えられるのが本来の九州プロレスなのだ。

ずっと本大会でモヤモヤしていた分スッキリして楽しめた。やはりプロレスはデコレーション盛り過ぎると魅力が半減してしまうからねえ。

試合は筑前が飛ぶバイで桜島からピンフォール勝ち。場外戦も含めて桜島はいい仕事をしていた。最後はこれまたイベント恒例のばってんによる「九州ば元気にするバイ!」で締め。

本来の九州プロレスのスキルはこういうシンプルな形態でより魅力を発揮すると思う。余計なことさえしなければ、今回のメンツに日田丸や旭、藤田やキシャーンなどが加わってつまらなくなる方がおかしいのだ。つまり今の本大会がいかに余計なことをしているかという事が図らずも証明されたのではないかと私は思う。
[ 2015/05/05 10:45 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(-) | CM(-)

天龍源一郎龍魂五番勝負(SWS時代)第5戦 1991.11.10 札幌中島体育センター 対○阿修羅原(阿修羅原復帰戦)

天龍源一郎龍魂五番勝負(SWS時代)第5戦 1991.11.10 札幌中島体育センター 対○阿修羅原(阿修羅原復帰戦)

写真はこちら

本当は生でみた試合以外は書かないことにしている観戦記だが、これはどうしても書いておきたい。1988年11月原の全日解雇→天龍SWS移籍→2年後の原復帰というざっとした流れがあって、阿修羅原の試合自体が二年ぶり。「もう三か月あればベストにもっていける」という原のコメントにもあった通り、確かにあと3か月は欲しかったかなという印象はある。想像でしかないが、たぶん肉弾相打つ闘いであった全日時代の死闘と比べると「こんなもんじゃないはずだ」という思いは強かったんだと思う。SWSの放送席は比較的甘めの評価をしていたが、正直当時この放送をみていたときの記憶からすると物足らなかったのを覚えている。

その理由はやはりリング内で激しくぶつかりあうのが信条だったはずの、原や天龍がコンディションに気を配ったのか?場外戦でお互いを痛めつけあう展開になっていたからだ。ファン心理としては今できることを精一杯やろうとしてくれた2人になんら含むところはない。もちろん場外でのダメージが試合の結末に影響したかといえばそうでもないので、場外戦を悪いとは思わない。でものちにWAR等で実際に龍原砲をみてきた中でいうと、この時の原がベストコンディションだとはとても思えないのだ。

しかしそれについての言い訳を試合内で2人は一切しなかった。むしろ不器用なりに彼らの最大限のプロレスをしていたように思う。2年のブランクというのはこのクラスの選手でもベストでしあげてくるのは難しんだろうなあと感じずにはいられなかったのは、当時も今も同じ思いだ。

この時のことがあってか、WARの引退後スパッとプロレス界からは足を洗って二度とリングには上がらなかった阿修羅原。その生きざまを考えると最後にナチュラルパワーズが乱入して、それを力で排除できなかった原のもどかしさや、最後にマイクを持たざるをえなかった心情なんかが今みるとみているこっちの心にグサグサ突き刺さる試合だった。当時は週プロのバッシングもあって、天龍やSWSに肩入れしてみていたけど(もちろん今でもそうだが)、時を経て冷静にみてみるとやっぱ復帰にかけた思いとそれを受け止めた思いとが交差するなんともいいようのない試合として見て取れた。こういう試合というのはもう二度とみられることはないんだろうなあ。

余談だが、「あ、しゅら~」で始まるテーマ曲「阿修羅」は原さん自身があまりお気に召されていなかったらしく、この復帰戦からはヴァンへイレンの「DREAMS」が入場テーマとして使われている。
[ 2015/04/28 19:27 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(0) | CM(-)

DRAGON GATE THE GATE OF PASSION 2015下関大会観戦記(2015.4.24金 山口・海峡メッセ下関)

DRAGON GATE THE GATE OF PASSION 2015下関大会観戦記(2015.4.24金 山口・海峡メッセ下関)

写真はこちらから

前回の下関大会が風邪で行かれなかったため下関でのドラゲー観戦は約一年ぶり。まあ間で博多なんかでみているせいもあってか、それほど間が空いた気はしない。しかしひとつ気になることがあって、今大会は今までのように街のいたる所でみかけていたポスターも今回は不思議と目にしなかったし、割引券も置いてあるところを探すのに苦労した。どこの団体もこれで当日が伸びたためしがないので心配はしていたんだが、案の定当日券が伸びてない。ひとり観戦の時に、連れがいないと決まって端っこの席をあてがわれることが多いドラゲーで、両隣前列ががらーんと空いた状態で、私はぽつーんと座っている状態になっていた。たぶん、この空いたことろが当日券であてがわれた席なんだろうなというのは容易に想像がついたけど、北口正面以外はやたら空席が目立ち、しかもそれは最後まで埋まらなかった。公式発表は400になっていたけど、あれは絶対よくて150というところだろう。旗揚げから欠かさず来ているドラゲーですらこの入りとは・・・・下関のプロレスシーンはいよいよ終わりを迎えようとしているのだろうか?

ちなみにもっちーが広島大会で腰を負傷。第一試合のKzyのパートナーは決まってないとのアナウンスが…
 
エキシビジョン5分 △山村武寛 対 △琴香

前回春の大会でも若手同士のエキシがあったけど、今回は純粋に練習生対先輩のシングルマッチ。こういう若手に先輩が胸を貸す機会を地方で与えているのはさすがだと思う。やっぱプロレスはお客さんの前で積んだ実戦経験がものをいうからねえ。DDTもDNAの選手たちに地方の前座を任せたりしているけど、こういう傾向はとてもいいことだと思う。できたら練習生同士のエキシもみたいところだが、まあそれは次回以降の楽しみにしておこう。琴香が普段のハイテンションキャラを封印して、ひたすら基本に忠実なレスリングをしていたのが印象的だった。

山村はまだ技に対する耐性が足りてないのか?体つきはまあまあだが、一発けりを受けると動きがとまってしまう。この辺はまだ課題がありそうだなあと思った。いい感じできているんだけど、もう何かひとつこれという売りがないと、上の先輩たちの濃いキャラに太刀打ちもできないだろうし、その前にプロレス自体が成立しない。やっぱいくらドラゲーでも受けてなんぼのところはあるんで、根性だけでない、自信みたいなものがみなぎってくるとまたかわってくるのかな?

琴香が最後に見せたボストンクラブはまさに若手いじめの技というか、これに耐えてこそのレスラーなんだってことを教えていたように見えた。山村がいつかメインに立つ日がきたら今日の試合をきっと思い出すんだろうなあと思いながら見ていた。

第1試合 タッグマッチ
Kzy&ヨースケ♥サンタマリアvs ジミー・ススム&斎藤“ジミー”了
×ヨースケ♥サンタマリア(13分28秒、横須賀カッターから体固め)ジミー・ススム○

で、もっちーが欠場でパートナーが決まらないKzyはセコンドのハルクやキッドにも懇願するが、2人はあとで試合があるためやんわり拒否。「誰でもいいから俺と組んでくれ!」と絶叫するKzyに応じて出てきたのは、ミレ二アルズのマリア!頭を抱えるKzyだったが、なかばやけ気味にタッグ結成を承諾。みてて思ったのは、前回博多でもユニットの違うハルクと鷹木がコンビを組み、またヒールサイドではベテラン軍を飲み込んだマッドブランキーが勢力を拡大している。まあ、ディアハーツはできたばっかだからあれだけど、いずれ他のグループは統廃合される流れができ始めてるのだろうか?今回のもっちー欠場はアクシデントだろうけど、ミレ二アルズとかだんだん色合いが薄れてきているし、どうなっちゃうのかな?そういえばエルリンダマンはこの日セコンド業務だけだったし、パワーファイターとして売り出し中のビッグR清水もきてなかった。ああいう新しい流れは地方で浸透させる意味でも試合に出した方がいいと思うのだが…

さて、これを黙って見逃すジミーズではない。なんとあれほど決まらないのがお約束になっていたサイリョーのサイクリングヤッホーがなんとこの試合で決まってしまった。そして決まったことに当の本人が一番びっくりしている!ある意味この日一番のハイライトだったかもしれない。試合はやはり付け焼刃のチームが熟練したベテランのはかなうはずもなくマリアがつかまって終わってしまった。正直次につながるかといえば・・・・???
な試合だった。

第2試合 シングルマッチ
鷹木信悟 vs ジミー・神田
〇鷹木信悟(10分23秒、スライディング式パンピングボンバーから片エビ固め)ジミー・神田×

顔合わせとしては悪くないけど、今このカードを見ても次につながらないといえばこの組み合わせ。確かに実力者同士の試合だし、外れはないだろうなと思っていたけど、今の鷹木に負ける要素が皆無な状態ではやはり興味は半減した。確かに神田のうまさも光ったし、鷹木の試合だからはずれでもなかったんだけど、ドラゲーの場合、連綿と続くストーリー展開が一つのうりになっているわけだし、そういう意味では物足りなさもあった。そもそもモンスターエキスプレスとジミーズの対立概念が薄らいでいる以上、いくらこの2人でもただのシングルマッチ以上のモノにはできなかったということだろう。ある程度おぜん立てがあってのシングルと、いきなり組まれたテーマ性0のシングルでは、正直これ以上の意味合いは見いだせなかった。

第3試合 タッグマッチ
T-Hawk&フラミータ vs 堀口元気H.A.Gee.Mee!!&ジミー・カゲトラ
〇フラミータ(12分00秒、450°から片エビ固め)堀口元気H.A.Gee.Mee!!×

構図としてはベテラン対若手軍ということでまだこっちの方がわかりやすい。お客のノリもあきらかに前の試合とは違っていて、「H.A.Gee.Mee」の間に「フラミータ」と合いの手を入れてみたり結構ノリノリだった。カゲトラはなぜかセコンドのマリアにちょっかい出すなどしてまともに組みあわなかったり、ジミーズの地味なインサイドワークが光った試合だった。もちろんミレ二アルズの2人をうまく生かしたうえで、ジミーズの売りもしっかり見せていくという点では安定していた。

最後のスピーディーな畳み掛けはなんだかんだいってもドラゲークオリティなんで安心してみていられたし、堀口の「神が宿る逆さ抑え込み」もあわやという場面を作ったが、やはり今が登り調子のミレ二アルズは力のT-HAWKとスピードのフラミータの、お互いの特性が噛み合っていたので、これを崩すのはさしものジミーズでも厳しかったのかもしれない。まあ、堀口はもう負けても価値の下がらない選手にはなってるんで、この勝利が即、何かに繋がるとは思えなかったけど。

セミファイナル タッグマッチ
土井成樹&サイバー・コング vs B×Bハルク&ドラゴン・キッド
〇サイバー・コング(14分24秒、ファイヤーサンダーから片エビ固め)ドラゴン・キッド×

休憩明けはディアハーツ対マッドブランキー。ハルクもキッドもいいんだけど、やっぱ地方でビッグR清水をお披露目してほしかったなあ。せめてセコンドでもいいからきていて欲しかった。

普段なら数にものを言わせるマッドブランキーだが、土井&サイバーはそれだけで強力な布陣なんで、さしものハルクとキッドもやや劣勢気味。特に再三再四ロープワークをサイバーに邪魔されたキッドは最後まで自分の試合リズムが作りきれていないように見えた。ハルクも孤軍奮闘してはいたけど、やっぱ難敵土井とサイバー2人を相手にすると厳しいかなあ。ここでもっちーがセコンドにいたらだいぶ様相も変わったんだろうけど、こうなるとマッドブランキーには負ける要素が見当たらない。やっぱ「え?」と思わせるような意外性のある結果がなかったというのは、今のドラゲーの体制がやや曲がり角にきているということかもしれないんだけど、この中でユニットを再編成してもそれほど魅力的なシャッフルになりそうもないところが、問題といえば問題かもしれない。ディアハーツが自分のチームカラーを出し切れないまま終わった試合だったように見えた。

メインイベント タッグマッチ
YAMATO&CIMA&×Gamma vs 吉野正人&戸澤陽&○しゃちほこBOY

公式HPの試合結果が間違っていたので、訂正。まあ意外性という点ではこの試合が一番意外性があった。まあでもしゃちほこはもともと実力はあるんで結果自体に驚くことはなかったんだけど。それよりCIMAとGammaが顔にロードウォリアーズばりのペイントを施し、完璧にモンスター化していたのがまずびっくり。笑いに走ったかと思えば、突然悪いことをする。好き放題やって試合のリズムまで壊そうとするベテラン2人の暴れっぷりを特に制御するでもなしに放し飼いにしているYAMATOという形になっていたけど、なんとなく先輩2人を持て余している感じもした。ともすればYAMATOが目立たなくなっているし。まあこのキャリアで新しいキャラをやれるCIMAとGammaがすごいとも言えるけれど。

そこは空気を読んだのか、サイバー以下セコンド陣が試合に積極介入。なんとかYAMATO
の面目は保ったものの、あのベテランの好き勝手ぶりは一見するとまとまっていそうなマッドブランキーの中にあって危険要素をはらんでいる感じはした。

一方モンスターエキスプレスはお互いの信頼関係を軸にしてこっちはぶれないチームワークで攻めていたけど、この差が明暗をわけたような気がする。だからしゃちほこにすべてを任せてカットに行っても、これで泣けそうな気がするとは思えなかった。実際結構厳しい攻めを受け続けていたしゃちほこも実はローンバトルにはならなかったし、抗争の中で目に見えないスキルアップしたところも、プラスに働いた感じがした。結果CIMAの粉爆弾も誤爆させ、しゃちほこ大逆転勝利に終わった。

試合後、CIMAが「全方位にケンカ売る」といって売店のジミーズを呼び出しておいて、堀口とサイリョーがリング下にくると「お前ら誰や?」と呼んでおいてやりたい放題。しかも「あとはお前らが締めろ」といってモンスターエキスプレスに丸投げして帰ってしまった。最後あのしゃちほこが結構頑張ってマイクでしめた。ここはややお得だったかな?

いやでもやはり入りが厳しいという点では今までで一番だったと思う。何か抜本的な対策を講じないと下関のプロレスシーンは衰退する一方だろうなあ。どこが来ても厳しいということはいえると思う。もはや下関単体では興業が成立しないんで、時期をあけて小倉と連携するとかツアースケジュールを見直すとかしもいいのかもしれない。そんなことを思った一日だった。

[ 2015/04/28 15:30 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(0) | CM(-)

DDT Road to Ryogoku 2015 in KOKURA~ドラマティック・ドリーム・鶏かしわ飯~(2015年4月11日土・北九州パレス)観戦記

DDT Road to Ryogoku 2015 in KOKURA~ドラマティック・ドリーム・鶏かしわ飯~(2015年4月11日土・北九州パレス)観戦記

写真はこちら

この前のゼロワンがたたられてるといったが、実をいうと北九州のプロレスシーン自体が危機に瀕している。長い間親しまれてきた会場である北九州パレスが本大会をもって、プロレス・格闘技には貸し出さない意向になったためで、このDDTがパレスラストの大会になってしまった。そういう意味ではしっかり括目していこうと思っていた。たぶんもう二度と来ることはないだろうし。

試合前かなり早く着いたので、ロビーでゼロワンの観戦記を書きながら時間をつぶしていた。居心地としては最高の会場だし、北九州では珍しい無料の駐車場完備というのも、私のような遠方の人間には大変ありがたかった。もちろんそれだけではなく様々な思い出も尽きない。色んな試合も見てきたし、書ききれないほど色んな記憶がよぎっては消えしていた。DDTは今後も継続参戦してくれるということだけど、そうなると手頃な会場探しがまた問題になるかなあ。意外とそういう箱がないというのも北九州の特徴だったりもするし。

第一試合:オープニングマッチ 30分一本勝負
○福田洋 vs 梅田公太●
6分52秒 エビ固め
※レッグドロップ

試合前、オープニングアクトをつとめたのが、前日の大分大会で負傷欠場した遠藤だったのだが、その代打としてユニオンの福田が参戦!全日レンタル移籍が流れ、もうこっちではあまり見ることがないだろうなと思っていたので遠藤には悪いけどこのカード変更は、正直メチャクチャうれしかった。でてくるなりいきなり、星条旗を振り回し、明らかにヒギンズのマネする福田。「ひとりアメリカンプロレス」全開!いや、噂には聞いていたが、いざみるとソックリ!だけど会場のほかのお客はあきらかに置いてけぼり。

そのあとも、フレアーチョップに4の字固めや、フィニッシュに使ったホーガンばりのレッグドロップといい、フォームもタイミングも完ぺき!いやあ、福田見たかったからなあ。私的には大満足!まさに福田ワールド。梅田もいい体験になったのではないだろうか?DNAの中で頭一つ抜けても上にはこんな先輩がいるんだから、気が抜けないよなあ。



第二試合* 30分一本勝負
男色ディーノ&○大石真翔&鉄生&ダイナマイト九州
vs
高木三四郎&藤田ミノル&パンチくん●&セクシーロージィ
11分43秒 横入り式エビ固め

ここ数年は大社長組とMIKAMI組にわかれて対戦することが多かったがむしゃら組。今回はこの枠に藤田ミノルに、大石まこりん、そして復帰後なぜか頭を丸めた男色先生が加わる形になった。

最初に男色チームは全員ホ○ユニットである、というお馴染みのマイクがあって、入場テーマが鳴るとなぜか鐘の音からの読経!「これはまさかイントロだけ人生バージョンか?」と思いきや、何と人生のテーマそのまま流して男色チーム入場!

「どっかで聞いたことあるぞ!」と元みちのくの藤田が叫ぶと、上半身「だけ」巡礼姿の男色先生を先頭に皆合掌しながら入場。しかし男色先生だけは一礼してから男性客を襲っていく。

リングインしてからの所作も完ぺきに人生モードなんで、対戦している藤田が「どうしちまったんだ?人生さん!」「俺の知ってる人生さんはこんなんじゃなかった!」と明らかに困惑。しかし、それをよそに男色人生は何と拝み渡りまで披露。何気にクオリティの高さを誇示。

だが大社長組も負けてはいない。試合前に「我々が勝ったら小倉を○イ巡礼札所にする」というまこりんに対して大社長が「我々が勝ったら(まこりんに想いをよせる)ロージーと大石が一夜を共にする」ことを逆提案。かくして混乱した試合は二転三転しながら展開。がむしゃら組も埋没することなく試合に入っていたが、やはり男色ワールドは強烈だった。

最後はどうしても一夜を共に過ごしたくないまこりんが強引に丸め込んで見事小倉はゲ○巡礼札所に!前に使ったネタでもちょっとネタを変えて新しい展開にしていくDDTらしい頭のよさが垣間見える試合だった。

第三試合:30分一本勝負
●アントーニオ本多&竹下幸之介 vs MIKAMI&松永智充○
8分49秒 サムソンクラッチ
※本多のいつでもどこでも挑戦権が松永に移動
ここまでサクサク進んであっと言う間に二つ試合が終わってしまった。ここはいつでもどこでも挑戦権をもつアントンを、虎視眈々と付けねらうMIKAMI&松永といういやらしいベテラン2人。ハッピーモーテル的には遠藤を欠いて若干苦しいのだが、若い竹下がここは頑張った。やはり彼の勢いはさしものベテランチームでもやすやすとは止められない。なればとアントンに狙いを定めた松永は一通り攻めたあとに「まつ・なが・ともみつ!」とどこかでみたようなポーズで挑発。このニセYTRポーズをなぜか羨ましがるアントン。何度かトライするものの、ベテランチームに阻止されてしまう。

逆に松ちゃんは本家より高確率で「まつ・なが・ともみつ!」を決めて精神的にも優位に立つ。それでいてMIKAMIとともにちょこちょこやらしいテクニックで竹下とアントンを翻弄。いや、松永&MIKAMIがこんないいチームだとは思いもしなかった。最後は松ちゃん自らアントンから3カウントとって、悠々と「まつ・なが・ともみつ!」と奪ったいつでもどこでも挑戦権を誇示。最近松ちゃんがなかなかいい感じなんでぜひチャンスをものにしてほしいのだが。

第四試合:30分一本勝負
飯伏幸太&●宮武俊 vs HARASHIMA○&ヤス・ウラノ
16分41秒 体固め
※蒼魔刀

ここはK-OD無差別現王者飯伏というより若い宮武がキーポイントかなと思って見ていた。いやあ、うっとおしいキャラだとは聞いていたが、ヤバい薬?も含めてこの濃いメンツの中で結構際立っていたのはすごかった。やっぱK-ODを巡ってのHARASHIMAと飯伏のやりとりが、メインになりそうなところで、しっかり自己アピールできていたのは大したものだと思う。

しかもゴールデン☆ストームライダーズというチームの色さえ宮武は変えてしまった。リアルキチ●イの飯伏が新日では見せない顔をのぞかせるようになっていたからだ。中盤ヤスのコスチュームの飾りをひきちぎって両手をロープに固定したまま対角線のロープに振ろうとしたり(当然くくられたヤスは動けない)、宮武と二人で散々ヤスをいたぶったり、もうそれはヒールのファイトスタイルのまんまだった。新日みたいに華麗に飛んだりするのが飯伏だと思っている層の人には、かなり斬新に映ったのではないだろうか?個人的には通常営業の飯伏だったんだけど。

こういうあくどい小技を使うのはヤスの方が多かったりするんだけど、耐えてHARASHIMAにつなぐという図はなかなか新鮮だった。小技という点ではリング内をHARASHIMAに任せて、リング外で飯伏封じにでたあたりがそうだったかもしれないけど、意外と宮武が粘ったので、これも分断されてからが結構長かった。だが宮武へのクスリの注入もむなしく、一度は返した蒼魔刀であえなく撃沈。試合後にらみ合うHARASHIMAと飯伏。まだベルトをめぐる戦いは続きそうではある。

第五試合:セミファイナル 30分一本勝負
△彰人 vs 佐々木大輔△
30分0秒 時間切れ引き分け

この日のベストマッチがこの試合。そもそもこのカードは、春日部大会で行われるK-ODエクストリーム級選手権の前哨戦ということだったが、ふつうそれだと地方ならまずタッグで対戦という形をとるのだけど、ノンタイトルとはいえ、同一カードのシングルを前哨戦にもってくるなんて聞いたことがない。そもそもDDTは地方大会でも絶対テクニック合戦に終始する試合をひとつ必ずいれてくるのだが、だいたい担当はまこりんだったり、この試合に出てる佐々木や彰人だったり、あるいは松ちゃんだったりする。まあ、そのいつも担当してる2人なんでいかようにも見せられる試合にはなるだろうと思っていた。しかしふたを開けてみたらこれがド本気のぶつかり合い。飛んだり跳ねたりという攻防がほとんどなく、ひたすら足殺しに終始する両者。しかもカウントが3数えられる前に次の技に移行するなど、明らかにお互いを消耗させる方向で試合を進めていくんだから驚きである。

この内容なら今日ベルトかけてもいいんではないだろうか?って本気で思ってしまった。ただ真っ向から勝負する彰人に対して、セコンドの宮武を上手に介入させる佐々木はやはり頭の点では一歩リードしていたように思う。状況もよくみえていたし、リング外でもう少しダメージをあたえられていたら、どうなっていたか?というくらい外では佐々木優位だった。しかしテクニシャンでもある佐々木をリング内できりきり舞いさせていたのは、彰人の方だった。もうそこには若手という影もない。本当にベルトに似合う王者として堂々と佐々木のすべてを受けて、これを跳ね返していった。


だから耐えるだけでなく、佐々木同様に彰人が二手三手先を読んで流れを自分に引き寄せようとしていた展開が続いたので、グラウンドが多い攻防でありながら一瞬たりとも退屈しなかった。全盛期のUWFでもここまでの攻防はなかっただろう。そのくらい卓説した職人芸の極みだった。一瞬たりとも間を生まず、ひたすら攻め合った2人は30分をまさしく完走してしまった。引き分けという結果にもかかわらず大きな拍手が沸き起こったのも当然だろう。
試合後、GMが入ってきて、彰人にマイクを向けるとなんと「30分じゃ足らないです。60分で」とアイアンマンマッチを要求。「王者がいいんならいいけど」と佐々木に意向を確認するとこれも異議なし。ということで決着戦は60分のアイアンマンマッチに。「60分で決着つかなければ何回でもやろう」と最後は健闘をたたえ合った。いや、すげえな。2人ともできる選手だということは知っていたけど、ここまでの試合を地方で見せてくれるとは・・・・これだからDDTは侮れない!

第六試合:メインイベント
KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
KUDO&坂口征夫&●マサ高梨〈18代王者組〉 vs 石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬○〈挑戦者組〉
14分9秒 エビ固め
※ジントニック。第18代王者組が初防衛に失敗、チームドリフが第19代王者組となる。

この2チームは変動の激しいDDT内にあっては息の長いチームになった。このタイトル自体もとったりとられたりを繰り返している。それだけに裏の読みあい、掛け合い、さらには一歩上回るための連携と、まあ攻撃パターンの多いこと!特に全日でも経験を積んでいるドリフは、いつの間にかベテランKUDOや高梨を翻弄するかのような仕事ぶりを発揮。やっぱここでのキーマンは高尾だと思っていたのだけど、営業頑張ったからチャンピオンになれるかというとそうではない。だが、この日の高尾は一味もふた味も違っていた。狡猾な高梨の策中にはまっても危機らしい危機を感じなかったし、ぎりぎりで入江や石井につなぐこともできていた。もちろんお互いに連携は出したし、各自がそれぞれ捕まったし、ピンチらしいピンチも両方にあった。

酒呑童子の誤算はやっぱり再三にわたり、高尾だけでなく石井も入江も孤立させたのにあと一歩が及ばなかったことだろう。逆にひとりになっても辛抱して味方につないだドリフが上手だったということ。最後はタカタニックまでくらって万事休すの高尾が起死回生のジントニックで、まさかの3カウント!いや正直この試合も大熱戦だった。はじめてみた人もこのセミとメインで十分満足がいったことと思う。

ラストは高尾が締めることになったけど、やっぱ慣れてないせいか締めのマイクはぐだぐだ。でも自分が切符売って歩いたお客さんの声援があってのタイトル奪取だったから感慨もひとしおだっただろう。

いや、終わってみれば満足のいく興業だった。本当これがパレスの最後になるのは惜しいとしかいいようがないけど、DDTがまた来年会場が変わってもきてくれることを祈りたい。ゼロワンイオンがああいう形になってしまったけど終わりよければすべてよし。DDTのおかげで最高の一日になった。ありがとう!


[ 2015/04/14 20:25 ] 観戦記.鑑賞記.見たもの記 | TB(0) | CM(-)




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。